素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

そろそろ日本人がトランプを介して教えてあげる時じゃないのか、「真珠湾の真実」を。

    



    今年を振り返る頃となりました。
    本稿では本格的にふれないが、私(わたし)的にも世の中的にも一つ大きく終わった、同
   時にこれから大きく始まる一年でありました。

    そんな具合だから年末に安倍首相が日本の首相として初めて真珠湾を訪れると言って
   も「そういえばまだ首相だったんだね」というくらいでどうでもいいやとやり過ごしていた。
    そんなことより、12月8日は、75年前、日本が真珠湾攻撃した日でありました。
    真珠湾に参加した旧日本軍の老人は、日本人的心性「水に流す」で「もう75年も経った
   のだからお互い仲良くした方がいい」と未来志向だ。一方、真珠湾に駐在していた米国退
   役軍人は「恨みのような感情は拭えない」と心情を吐露する。
    ベタに言えば「やった方は忘れちゃうが、やられた方は忘れない」ということになろうが、
   「Remember Pearl Harbor 」と徹底的に刷り込まれた世代だから簡単には水に流せない
   のだろう。
    米国退役軍人は「安倍首相に謝罪して欲しい」といい、日本では右派のみならず多くの
   人が「謝罪などとんでもない」と言うだろう。こういう応酬が続く限り「戦争の真実」には近づ
   けない。

    太平洋戦争のみならず第2次世界大戦全体で見れば、アメリカにヨーロッパ戦線に参戦
   してもらわなければならなかったし、ヒトラー率いるナチスドイツの版図が最大になったあ
   の瞬間、日本が真珠湾攻撃して参戦に消極的だった米国民の愛国心と戦意を高揚して
   米国に宣戦布告してもらわないといけない。
    「ハル・ノート」を突きつけられて日本は開戦せざるを得なかったというのは、太平洋から
   見た「世界史」であり「本当の世界史」は太平洋と共に大西洋も見据えないといけない。
    すべては用意周到に計画されたことなのだ。
    日米間に限っても、真珠湾攻撃は山本五十六とF・ルーズベルトの暗黙で無意識の共同
   謀議としか思えない。確かに山本五十六は日米開戦に反対していたが、何度も述べるよ
   うに戦争始めたのになぜ徹底的に真珠湾攻撃しないのだ。波状攻撃することなく、一度の
   攻撃で止めてしまったのか?
    一方、ルーズベルトらホワイトハウスの人々は、「そろそろジャップが攻めてきますよ、
   みんなで聞きましょう」と言って傍受した日本軍の無線を聞きながらご婦人らと優雅に
   ティーパーティーをやっていたのだ。
    どう考えても日米開戦(米国のナチスへの宣戦布告)のきっかけづくりという一点で山本
   五十六とF・ルーズベルトは暗黙の共同謀議を謀っていたとしか思えない。
    これらを裏付ける証拠はすでに出てきているのに開戦75年の今日では、「正史」として
   扱われず「陰謀論」の文脈に片ずけられる。
    それにF・ルーズベルトと言ったら歴代アメリカ大統領の中で今でも米国民に敬愛される
   ランキング上位に入る人物だ。F・ルーズベルトがそんな悪人のはずがない、米国民の多
   くが信じないだろう。

    それでは今後も「卑怯な日本人」、「Remember Pearl Harbor 」が固定化されるかと言っ
   たらそうでもないと考える。
    前代未聞の大統領トランプが誕生するからだ。
    トランプは「9.11の真相」追究を公言している。
    彼が公言どおり「9.11の真相」を追究し真実が明らかになれば、少し学のあるアメリカ
   人なら気づくはずだ。
    「9.11」も「真珠湾」も類似の構造ではないかと。
    さらに米西戦争、ルシタニア号、ベトナム戦争(トンキン湾事件)と何度も繰り返されてい
   ることを。

    その時、日本人がアメリカ人に教えてあげればいいのだ。
    大日本帝国海軍も実に怪しいことを。
    そうすればよりくっきりと戦争の本質がわかるだろう。
    それともトランプは口先だけでそうなるにはまた75年くらいかかるだろうか?
    
    本当に平和な世界の実現を図るなら自国と敵国以外のところに「戦犯」がいることに気
   づくことが第一歩だと思う。  



アメリカ1%
何が何でも「陰謀論」で片づけたい人々が
いる限り、こういう著作は出版され続けな
ければならない。








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シェイクスピアはペンネーム!? 後編

  


 
    さて、熊本大地震でこんな呑気な記事書いている場合じゃないだろとお叱りの言葉を頂
   戴しそうだが、それは次回ということでまずはこれを終わらせよう。

    「歴史」は文献等の分析・検証だけでは足らず、想像力を必要とするものであります。
    例えその時代がどんなに理不尽で残酷で奇妙奇天烈でも「現在」の常識で考えてはい
   けないのでありまして当時の世界・空気を想像できなくては「歴史」を歪曲しかねない。
    民主主義の価値観で絶対王政の時代、すなわちエリザベスⅠ世の御代のテューダー朝
   を理解したつもりになってはいけないのです。
    絶対王政の時代、民主主義の時代と違い言論の自由などあろうはずがないのです。
    民主主義の時代でも「ペンネーム(覆面作家)」としなければならない場合は存在するわ
   けですから絶対王政の時代、むしろ「ペンネーム(覆面作家)」が普通ではないかというの
   が前回の結論でした。
     
    そうすると「シェイクスピア」がペンネームだったとする第一の根拠は至って簡単です。
    エリザベスⅠの父、「ヘンリー8世」はずばりそうですし、その他の作品の登場人物も多
   くは実在の王侯貴族がモデルのものが少なくないそうです。
    彼ら登場人物は権力欲、金銭欲、裏切りと悪徳の限り尽くします。
    梅原 猛氏の言葉を借りましょう。

     権力欲からいろいろな陰謀を巡らして自らの犯罪を巧みに隠し、自分を深く信頼
     するダンカン王を殺し王位に就くマクベス、貸した金を返せない相手を裁判に訴
     え、契約通り借り主の人肉を要求するユダヤ商人のシャイロック、主君オセロに
     嘘八百を吹き込み、嫉妬の対象である同輩のキャシオーばかりかオセロをも破
     滅に追い込むイアーゴなど、そこにはみごとな悪人がいる。

                             ~ 京都新聞 4月3日 ~



    これら悪徳を描くにはあまりになまなましくて絶対王政下では「ペンネーム(覆面作家)」
   しかないだろうという結論に到達します。
    フィクションとはいえ、これらの作品はかなりの部分で事実と重なるのではないか?
    この根拠は誰もが納得のいくところだろう。

    第二の根拠は、シェイクスピアの劇作の登場人物のおぞましい悪徳とは「人間とはこの
   ような悪をもなし得る存在だ」という普遍性もさることながら、現在も世界を支配する金融
   寡頭勢力(オリガルキー)の冷酷、もっと言うなら悪魔性そのものだからではないか?
    「ベニスの商人」あたりにもっとも端的に現れているのだろう。
    巷間喧伝される「(偽)イルミナティー」とはこのオリガルキー及びこれに付随する人々の
   ことであって、「イルミナティー」と言うことによってリアルな「イルミナティー」を世間から隔
   離して封じることに成功している。
    フランシス・ベーコン率いるフリーメイソンはこれらこれらオリガルキーと戦っていた人々
   ではないのか?そう解しないと「ウイリアム・シェイクスピア」をフランシス・ベーコンとする
   にせよ、クリストファー・マーロウにするにせよ整合性がとれないのだ。

    誰が真の作者であったにせよ、「ウイリアム・シェイクスピア」が紡ぎだす言葉の数々、
   登場人物は悪人であっても誰も彼もあまりに魅力的だったのだ。
    やがて「ウイリアム・シェイクスピア」はブランドとして一人歩きするようになる。
    そこで当代英国(ブリテン)の文化的精華たる劇作家、文学者、詩人はみんな「ウイリ
   アム・シェイクスピア」にしちまえ!というのが英国の世界戦略だったのではないだろう
   か?私が「シェイクスピア・ペンネーム(別人説)」の候補者の主だった者はすべて当ては
   まると考える最大の根拠はここにあります。
    ありえない?   
    でも、アガサ・クリスティーの「オリエント急行殺人事件」は全員が犯人だったじゃありま
   せんか?英国人は平気でそいういうことすると思うのです。
    イギリスの植民地支配は分断統治です。「シェイクスピア・ペンネーム(別人説)」の候
   補者をどんどん増やせば有力な候補者は次々と細分化され、結局、誰が真の作者か結
   論が出ずじまいとなります。かくして「ホラみろ!そんなものはインチキだ」と“ 正統 ” 英
   米文学者が言い始めます。彼らはそれを横目で見て「しめしめ、してやったり」としたり顔
   でほくそ笑んでいるでしょう。

    「シェイクスピア・ペンネーム(別人説)」の最後の根拠はこの「シェイクスピア=ブランド
   説」の発展形です。ご存知のようにシェイクスピアは、

      Love is not the affair to have,but the one to fall in.

    等々数々の名セリフを紡ぎだしています。
    あの時代の英語そのものを作った人と言っても過言ではないでしょう。
    そんな「シェイクスピア・ブランド」は英語を世界に広めるために大いに貢献しています。
    シェイクスピアの活躍したエリザベスⅠ世の御代の英国はまだまだ新興国です。
    アルマダの海戦でイギリス・オランド連合軍がスペイン無敵艦隊を破ってから英国は世
   界覇権国家への第一歩を歩み出します。
    その頃、ヨーロッパの外交文書はラテン語で、17世紀になるとフランス語が外交文書で
   使われ始めました。英語が外交文書に使われたのは20世紀パリ講和条約あたりからだ
   と言われます。当時、英語なぞヨーロッパの片田舎の方言みたいなものでした。
    今日はどうでしょう。英語は世界の公用語であるのみならず、ますます英語一人勝ちの
   趨勢です。特にITの分野で顕著です。少しデータが古いですが、これより英語が増えるこ
   とはあっても減ることはないでしょう。

    英語IT

        ~ 出典 津田幸男・浜名恵美 共編 「アメリカナイゼーション」 ~



    梅原 猛氏は語ります。「道徳的ニヒリズムのシェイクスピア劇を自国の誇る演劇として
   英国は、シェイクスピア精神で世界を支配したように思われる」と。
    かの国の文化的世界戦略の礎である英語を普及させ公用語とさせたFirst Stepにして
   Giant Stepは「ウイリアム・シェイクスピア」だったのでしょう。

    それは考え過ぎ?いやいや、日本には世界戦略がありませんが、彼らは国家100年
   どころか国家200~300年の計ですから。
  
                               (了) 




  
     

   
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シェイクスピアはペンネーム!? 中編

    



    次に有力な候補はクリストファー・マーロウだが、この人はさっさと酒場のケンカで殺され
   てしまい、「シェイクスピア」になれないではないか、という反論があります。 
    これについて太田 龍氏はこう解説している。

     マーロウは、1593年、29歳で「酒場のケンカ」で殺された、とされてしまうが、
     実は殺されたのは別人で、ひそかに大陸へ送られ、その他(フランス、スペイン
     イタリアなど)で、シェークスピアのペンネームで、続々と作品を発表する手筈が
     ととのえられた。1600年には、一時極秘のうちにイングランドに帰国し、フラン
     シス・ベーコンを長とする秘密結社フリーメイソンの保護下でしばらく滞在し、また
     大陸は戻った、と伝えられる。(A・D・ライト)。そして、マーロウ自身も、このベー
     コンの主催するフリーメイソン結社の重要なメンバーであり続けた、とライト女史は
     言う。

                       ~ 太田 龍 著 「長州の天皇征伐」 ~
     

    さらに太田 龍氏はこう断じる。

     エリザベス女王私生児フランシス・ベーコンはイングランド秘密結社
     フリーメイソンの首領
  

    仮にそうだとするとマーロウはフランシス・ベーコンを介してエリザベス女王と一体化し
   いるといえるのではないか?
    そして「ウイリアム・シェイクスピア」の肖像画は間違いなくクリストファー・マーロウを
   基にしていると思う。
    西郷隆盛の肖像画を弟・西郷従道と従弟・大山 巌をモンタージュして捏造したよりも
   ずっとストレートだと思う。


          シェイクスピア クルストファーマウロウ
          ウィリアム・シェイクスピア像   クリストファー・マーロウ像
           (かなり違う肖像もある)


    もっともクルストファー・マーロウの殺害については別の見方もある。
    彼は無神論者的言説を展開していたことから単なる酒場のケンカによる死亡ではなく
   何者かに謀殺されたという説が有力となっている。
  
    さらにそもそもクリストファー・マーロウは実に怪しい人物であります。
     
      ○ フランス、ランスにあったカトリック教徒の秘密結社に加入し、
        女王打倒の陰謀に加わった。

      ○ 大学休学中に女王の諜報機関の活動に関与、二重スパイの可能性

    
      ○ 大学卒業後に無頼な生活を送る。

      ○  友人が起こした殺人事件に巻き込まれて入獄する。


    さあ~、わからなくなってきたぞ。
    いずれにせよ太田 龍氏はウィリアム・シェイクスピア=クリストファー・マーロウ説を
   とり彼をこう位置づけている。

    【クリストファー・マーロウは本物の思想家】

     ◯ ブリテンは、十六世紀(ヘンリー八世)以来、イルミナティが世界権力の中核、
       総司令部たるべく入念に育成して来た国である。

     ◯ しかし、だからこそ、ブリテンからは、イルミナティに反逆する特A級の、
       本物の思想家が生まれて来る必然性がある。

     ◯ 以下にその実例を挙げる。

      (1) トーマス・モア(『ユートピア』の著者、ヘンリー八世の英国大法官、
                   ヘンリー八世の命により死刑)

       (2) クリストファー・マーロウ

      (3) スイフト(『ガリバー旅行記』)

      (4) ウイリアム・ジョイス(ホーホー卿、『英国の黄昏』の著者)

      (5) サヴィトリ・デヴィ

      (6) ジョン・コールマン博士

      (7) デーヴィット・アイク

      (8) アンドリュー・ヒッチコック

                            ~ 週刊日本新聞 ~
         
     
    太田氏はこうも述べている。

     「大英帝国」実は、「イルミナティー世界帝国」「ユダヤ世界帝国」

      それは「イルミナティー」が、英国に取り憑き、その「イルミナティー」が英国の姿を
      借りて、「世界帝国」を構築したのだ、と言う。つまり、表面は「大英帝国」であるが、
      その正体「イルミナティー世界帝国」であったと言う。もちろん、アイクのこの説は正
      しい。

                       ~ 太田 龍 著 「長州の天皇征伐」 ~


     でも、どうもこのあたり太田氏は混乱しているような気がする。
     ここで言う「イルミナティー」は巷間喧伝されるものですが、同時にこれは偽イルミナティ
    ーであります。今日、右翼にニセ右翼が多いことと類似する。本来のイルミナティーは哲
    学者、科学者の集団だ。  
     少し整理しよう、英国を支配する「彼ら」について太田氏はこうも述べているではない
    か。

     「彼ら」とはまさしく、「ヴィネチアの黒い貴族」+ユダヤ金融資本 ⇒ アムステル
     ダム銀行 ⇒ 「ザ・シティー・オブ・ロンドン」と、「ニューヨーク・ウォール街」を
     包括する、国際金融寡頭権力(オリガルキー) の体制を意味する。

                             ~ 引用 同上 ~
       

     このオリガルキー ≒ (偽)イルミナティーと解すれば見通しがよくなるだろう。
     それでも、どうもすっきりしない人は原点に戻ろう。

     諸説あるが、200年以上も「ウィリアム・シェイクスピア=ペンネーム(別人説)」は唱え
    られてきたことからほぼ間違いないのだろう。
     そう仮定するなら、そもそも人はなぜペンネームを使うのか、覆面作家たらんとするの
    かという疑問が持ち上がる。
     答えは簡単だ。
     どうしても伝えたいこと、知らせたいことがあるのだが、著者の正体を明らかにすると、
    仕事がなくなる、果ては身の危険があるからだ。
     古くは杉江 博愛氏が「徳大寺有恒」というペンネームで「間違いだらけのクルマ選び」
    (1976年)を出した時がそうだろう。当初、彼は謎の覆面作家だった。
     アマゾンレビューでとんちんかんだろうと、露骨な妨害工作だろうと許される昨今とは
    違い、あの時代、トヨタ車を始めとする国産車のメッタ斬りなど許されないことだったの
    だ。自動車評論の主流は提灯記事だったといえよう。
     どうもピンとこないというなら、「続・間違いだらけのクルマ選び」(1977年)のまえがき
    を引用しよう。

      正編を出したとき、草思社はラジオ、テレビのスポット広告を計画したが、
      相当数のテレビ局と一部ラジオ局から放送を拒否された。
      また、前日まで熱心だった大手広告代理店が理由を明確にしないまま
      急に辞退するという一幕もあって、広告計画に大きな狂いが出た。
      誰かが計画的に指揮したことか、あるいは局の自主規制によるものか
      明らかでないが、いずれにせよ不愉快な出来事であった。

              ~ 徳大寺 有恒 著 「続・間違いだらけのクルマ選び」 ~ 
    

     その後、風向きが変わり徳大寺氏はメディアにも登場するようになった。
     そうそうやたらには表に出てこれない覆面作家というものも存在する。
     最近では現役経産省官僚が書いたと言われる「原発ホワイトアウト」がこれだ。
     どうしても国民に原発の実態について知ってもらいたいが、正体を明かすと職を
    失い、身の危険もあるから「若杉 冽」というペンネームにしたのだ。
    
     民主主義の時代でもペンネームが必要に迫られる。
     絶対王政の時代、むしろペンネーム(覆面作家)の方が普通ではないか?


                                   (つづく)




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「 京都新聞 」から (シェイクスピアはペンネーム!? 前編)

     



     京都旅行の際、ホテルの新聞は「 京都新聞 」をオーダーした。
     全国紙はほとんど読まない私ですが、地方紙は面白いのではないかと思ったから
    です。

     1面に哲学者・梅原 猛氏が寄稿していてシュイクスピアについて自説を展開してい
    た。同氏は「ヤマトタケル」、「オグリ」と歌舞伎の劇作をものしているのだが、劇作の
    勉強のため齢(よわい)90を過ぎて今、はじめて真剣にシェークスピアを読んでいると
    いう。実に正直な方だ。まともに読んでいなくてもこれくらいの大家になれば誤魔化せ
    ばいいのにあっさり告白している。
     かく言う私も「マクベス」、「リア王」、「ハムレット」、「オセロ」、「から騒ぎ」くらいは映
    画、演劇で観ているが、まともに原作は読んだことがない。今からでも遅くはないとい
    うことだ。軽く勇気づけられる。
     
     年を重ねないとわからないことも少なくないのだが、同時にいろいろ知ってしまったが
    故にどうもストレートにフィクションに入っていけないという側面がついてまわる。
     私の場合、或る意味「フィクションの死」という事態に立ち向かわざるを得ないというと
    ころまで行ってしまったのかもしれない。
     さて、「 ウィリアム・シェークスピア 」 という固有名詞が 「 人物 」 を指すものではなく、
    「 ペンネーム 」 だったという説をご存知だろうか?
     ご存知の方はいまさらかもしれないが、これはかれこれ200年以上喧々諤々、議論
    されていることなのだが、“ 正統 ” 英米文学者はこれを完全に無視する。
     そんなことでシェークスピアの文学的、演劇的価値が変わるわけではなく、それより重
    要なことはシェークスピアのテクストそのものだということだろうか?

     有名だから実像が定まったものとするのは如何なものだろうか?
     本邦でも東洲斎写楽とは何者だったかを巡ってさんざん推理されてきた。
     
     初代歌川豊国、歌舞妓堂艶鏡、葛飾北斎、喜多川歌麿、司馬江漢、谷文晁、
     円山応挙、歌舞伎役者の中村此蔵、洋画家の土井有隣、戯作者でもあった
     山東京伝、十返舎一九、俳人の谷素外等々。

     現在、写楽の正体は、阿波徳島藩主蜂須賀家お抱えの能役者、斎藤十郎兵衛で決
    まりといっていいだろう。
   
  
     もう一人、有名なるが故に疑念を挟む余地がないと思われているのが西郷隆盛だ。
     彼については「歪められた歴史」と 「大河ドラマ 『 八重の桜 』 の隠された新傾向 」
    述べたことから繰り返さないが、もう一度写真を見比べてみよう。

      西郷隆盛 キヨソーネ西郷菊次郎
            偽・西郷隆盛             息子・西郷菊次郎    


       永山弥一郎吉川 西郷
        影武者・永山弥一郎           西郷役の吉川晃司さん


     本物の西郷隆盛は息子・西郷菊次郎、影武者・永山弥一郎のようなベース型のエラ
    の張った輪郭の人物だったのだ。
     ずばり、フルベッキ写真の人物としている人もいるが、私はそこまで断定しない。
     
     有名だからといっても、少し調べればその相貌はにじんで怪しいものとなってくる。
  

     本論に戻ると、「シェイクスピア=ペンネーム説(別人説)」はWIKIでも確認できるこ
    とで、「ウィリアム・シェイクスピア」とは別項目となっているほどだ。
     別人説の代表的なものとしてこんな人物が挙げられる。

      ① フランシス・ベーコン

      ② クルストファー・マーロウ

      ③ サー・ヘンリーネヴィル他多数

    結論からいうと、私はこれらのすべてだと考えます。
    中に怪しい別人候補のいますが、これは「シェイクスピア」の正体がばれては困る人達
   の撹乱作戦でしょう。
    シェイクスピア別人説の根拠はいろいろあり、それぞれ反論もあり答えが出ない。
    それより私はチャップリンのこの言説を支持する。

     「天才の作品のうちにも、どこかしら に卑賤の出自が顔を出すものだ。
      しかし、シェイクスピアの作品にはそうした兆候が まったく見出せない。
      シェイクスピア作品を書いたのは、それが誰であれ貴族的な人物だ 」

    つまり、「ウィリアム・シェイクスピア」という名前で知られる人物は王侯・貴族の出では
   ないかという仮説が成り立つ。巷間喧伝される、「ウィリアム・シェイクスピア」という人物
   は裕福とはいえ中産階級の出であって王侯・貴族ではない。
    チャップリン曰くのように「生まれ育ち」は長い間、膨大な著作をものしていれば、いくら
   言葉を選んで王侯貴族のことをお勉強しても覆い隠せるものではなく必ず文章の端々に
   出てしまうものだ。
    チャップリンの視点に立てば、貴族の出のフランシス・ベーコンは「ウィリアム・シェイクス
   ピア」の有力な候補となります。

    フランシス・ベーコンは誰がどう見ても当時随一の知識人であることから「ウィリアム・シ
   ェイクスピア」たり得るでしょう。
    (フランシス・ベーコン説のより具体的な根拠については資料をあたって下さい。
     本稿では省略します。)

                                    (つづく)






      
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「 ヒトラー南米に逃亡 」 も確定!(みんな戦っている)

   


    ヒトラーが南米に逃げて90歳まで生きたとの噂があるね。
    これも事実であるとFBI公開文書で確定した。

    高橋五郎氏の著作では枢軸国の3重スパイ、ベラスコを経由して総統秘書長、副総統、
   ナチ党官房長として絶大な権力をふるったマルチン・ボルマンの証言が取り上げられて
   いた。
    ボルマン曰く「総統閣下をUボートでアルゼンチンに逃がした。艦内でスペイン語の猛
   特訓をした。」
    この人が高橋氏の著作をまとめている。

    
                天皇のスパイ


    因みにヒトラーの遺骨はヒトラーのものとされてから近年、ロシアのFSBによってヒトラ
   ーの遺伝子と一致しないとされたが、またヒトラーのものだとされた。
   メルケルさんとしてはそうしないと都合が悪いのでは(苦笑い)。

    噂されることのすべてではないが、結構、事実が多いね。
    火のないところに煙はたたないということでしょうな。
    高橋は、歴史上の隠れた真実もあと15年もすれば表に出てくると語った。あれから5年
   くらい経過したことから今後もポロポロといろいろ出てくるでしょう。

    キューブリックはこのことを知っていたのだ。
    少なくてもヒトラーが南米に逃げたことは。「博士の異常な愛情」でカリカチュアしながら
   軽くそのことを盛り込んだ。Dr.Strangeloveが「総統!まだ歩けます!」と車椅子から立
   ちがるシーンにそれは凝縮されている。
    この映画発表した時からキューブリックはもうイルミナ亭の虎の尾を踏んでしまったの
   だ。
    「2001年 宇宙の旅」の後、NASAの捏造映像撮らされいよいよ闇の世界に踏み込
   んでしまったキューブリックは次回作に「時計仕掛けのオレンジ」を選んだ。
    このNWOへ至るデイストピアSF映画は、元に戻ったアレックスに「Iam happy again」
   と「雨に歌えば」のフレーズをかぶせて強烈なねじれを利かせたアイロニカルなNWO
   (管理社会)への批判になっている。
    映画批評的にはそうなるだろが、同時に「私、キューブリックは別にあなた方の企みを
   暴こうなんて気はありませんよ」と彼らにメッセージ送っているようにも映る。
    何たってエンタメ化しちゃったのだから。
    いわゆる映画表現としてダブルミーニングを超えた最高度のダブルミーニングだ。

    一方、本来エンタメになるはずのローリング・ストーンズのバックステージ風のドキュメ
   タリー映画「ワンプラスワン」はもっとストレートに彼の企み、この場合は「社会工学」
   (Social engineering )を暗号のように暴露している。
   (まさしく暗号なのであってリアルタイムはもちろん、現在でも何のことかさっぱりわか
   らないようにしている。)
    
    ゴダールはキューブリックよりもこの点承知していた。
    ストーンズがどういう存在でどうやってスターダムにのし上がったか知っていたゴダー
   ルとしてはもう、ちゃんちゃらおかしかったと思うよ。
    それに音楽的にも嫌いだったと思う。「アメリカのロックは黒人音楽をかっぱらったも
   のだ」なんてセリフがあるのだから。もうストーンズにケンカ売っているとしか思えない。
    そんなら映画的に遊んじゃえというのあの映画だ。

    キューブリック、ゴダールにかかわらずジョン・レノン、マイケル・ジャクソン、一流の
   アーティストはみんな彼らと戦っている。マイケルは途中から気づき、ジョン・レノンは
   最初から知っていた。ジョンは10代でもう彼らの存在に気づいたと証言している。
    一見、刷り込み映画撮らされているような「バットマン ダークナイトライジング」の
   クリストファー・ノーランだって「インセプション」で数秘学を潜ませてギリギリで抵抗し
   ている。
    この矛盾・軋轢、ギリギリの抵抗としての表現が最近の日本映画にはないのよ。
    だからつまらない。

    思わぬところに着地したが、表現は制約と戦いがないと面白くないと思うのだが
   いかがだろう。




時計仕掛けのオレンジ
完全に片目ではないが、なぜ片目だけつけ
睫毛しているのか?初見の頃はわからなか
った。今や皆さん、おわかりでしょう。
特にこのジャケットの場合、三角形(ピラミッド)
にひとつ目ですから。



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