素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

イギリス紀行 ロンドン後編

    



    「Good Vibrations」は、単にホップなヒット曲のように思われるかもしれないが、ブライア
   ンはこの曲に途方もない時間をかけて多重録音している。 
    いわゆる「Beach Boys」全盛の頃より、「Pet Sounds」以降のブライアンの方が重要な
   のであって、村上春樹氏は「陽光、大波、金髪美女、スポーツカー」にシンボライズされる
   「Beach Boys」が南カルフォニアの神話的アイコンとして輝いたのは数年にすぎないとして
   うえでこんな一文をよせている。

     「ペットサウンズ」以降のビーチ・ボーイは、より普遍的なものごとにアプローチした、
     「アメリカン・ホームメイド・ブログレッシブ・ロック」とでもいうべき独特の音楽スタイ
     ルを追求してきた。しかしそのようなブライアンの作業は、その音楽的コンセプトは、
     明らかに時代に先行したものだった。「罪のないサーフイン・ミュージック・バンド」と
     いう烙印は、彼らに終生つきまとうこととなった。そして人々に無理解は、ブライアン
     の心を深く傷つけ、現実逃避を目的としたドラッグの乱用へと向かわせ、彼の人間
     性の多くの良き部分を損なっていった。
     ブライアンは孤独だった。彼の頭の中には、表出するべき音楽のアイディアとサウ
     ンドが常に満ちていた。それは彼の存在の中枢から自然にあふれ出てきた。
     そういう意味ではブライアンはシューベルトのような、ナチュラルなタイプの音楽家
     だった。本質的に美しいものを追い求め、思惟よりは、直観を重視する音楽家だった。
     そしてシューベルトと同じように、自らの才能を実務的に制御することの不得意な  
     タイプの音楽家だった。傷つきやすく、無防備だった。そのおかげで、彼は自信と
     失望のあいだを、前進と自己破壊のあいだを、秩序と混沌のあいだを、不安定に
     行き来することを余儀なくされた。
 
      ~ 村上春樹 著 「意味がなければスイングしない」
           ブライアン・ウイルソン 南カルフォニアの神話の喪失と再生 ~
 

   
    確かに途方もない多重録音をコンピューター打ちこみのない時代、一人スタジオで繰り
   返す様は「ホームメイド」であり、多彩で多重構造の音響は「プログレシッブロック」とも言
   えるだろう。
    「Pet Sounds」はよくビートルズの「サージャント・ペパーズ・ロンリーハーツクラブバンド」と
   比較される。     
    ブライアン・ウイルソンとレノン/マッカトニーはお互い意識していたのであり影響しあっ
   ていた。ポール・マッカトニーはこのコンサートのパンプにこんな一文を残している。
  
      Pet Sounds was one of the greatest albums of the 20th century
      and Braian Wilson’s compositions and haramonies along with The
      Beach Boys created a work of sheer magic.
   
    先日、ロンウッドがホストしている音楽番組でポール・マッカトニーはこう語っていた。
    「ブライアンと一緒に「God only Knows」を歌う機会があったのだが、感動し過ぎて
     (キー)外してしまった」と。

     ブライアンウィルソン パンフ

       Eric Clapton、Elvis Costello、Art Garfunkel、Linda Lonstadt、
       Billy Idol、Daryl Hall、Carole King、Elton John、Alice Cooper、
       George Martin、Eric Carmen、Billy Joel、Lindsey Buckingham等々
       がコメントを寄せている。


    私はブリアン・ウィルソン再評価後から「Pet Souds」を聞いたのだが、初期「Beach boys」
   からリアルタイムでずっと聞いていた村上氏は「悪くない。ぜんぜん悪くはない。でもあの
   ハッピーで、スムーズで、スインギーな、僕のビーチ・ボーイズはいったいどこへ行ってし
   まったんだ?」と思ったという。
    有名すぎることだが、ビーチボーイズのメンバーにすら理解されず、「犬にでも聞かせる
   のか?」と言われた。私は最初聞いた時から何の違和感もなくすんなり入ってきた。
    試しに後輩に「Pet Souds」の謂われを語りつつ聞かせたが、これまた特に違和感がな
   いという。つまり、我々は「Pet Souds」の“ 子供 ”か“ 孫 ”をどこかで聞いているのだ。
    バルトークの弦楽四重奏をリアルタイムで始めて聞いた人は「何じゃこりゃ?」と思った
   に違いない。この楽曲も私は何の違和感もないし、楽曲の音楽的アイデイァが豊富で聞き
   飽きない。これまた、我々はどこかで既にバルトークの“ 子供 ”か“ 孫 ”を既に聞いている
   のだ。試しに映画「サイコ」でジャネット・リーが会社の金を横領して車で逃げるシーンにバ
   ルトークの弦楽四重奏をかぶせてみればいい。何の違和感なくピタリとはまるから。
    この映画の音楽担当、バーバード・ハーマンはバルトークの“ 子供 ”か“ 孫 ”だろう。
    天才の仕事とはそういうものだ。
    ブライアンを天才という人は多い。彼の仕事は「時代」を超えているのだ。 

    
    さて、帰国後私は「やはり『 Pet Souds 』 とは縁があるな」と思っていたが、それが何だっ
   たのか村上春樹氏の著作を再読して鮮明になった。    
    私には彼以上の文章書けないので引用する。

     「アメリカには第二章というものは存在しない」と、かつてスコット・フィッツジェラルド 
     は書いた。しかしブライアン・ウィルソンの人生には、第二章が紛れもなく存在した
     のだ。

            (中略)

     長く続いた荒廃した生活は、彼の中の何かを確実に破壊してしまったように見える。
     そしてその声には、若いころのあのスィートな張りはない。多くの貴重なものが失わ
     れてしまったのだ。しかしそれでも、ブライアンの歌は確実に、聞くものの心を打つ。
     そこには人生の「第二章」だけが持つ、深い説得力がある。

                             ~ 引用 同上 ~ 
              

    最初にこの本を読んだ時はさらりとやり過ごした一節だが、今読み返してみると「ズシリ」
   と胸に響く。「Pet Souds」を最初に聞いた時、私は「第二章」の扉に手がかかるか届かない
   かという時だった。
    今回、イギリス旅行でブライアン・ウイルソンの「Pet Souds」に再会して「第二章」の扉は
   完全に開き、もう歩み出していることがわかった。
    誰でもその気になって探せば「第二章」は必ずある。
    
    今回、旅日記という極私的なことでさぞかし退屈しただろうが、「第二章」を向かえた時、
   海外旅行すると私同様、きっと何か見つかるはずだという言葉をもってこの旅日記の結び
   とします。

                                                  (了)





スポンサーサイト
観光・レジャー | コメント:0 |

イギリス紀行 ロンドン中編

  



   【日本が目指すべきはイギリス!?】

    こちらへ来て一番思ったことは、彼らはよく飲み、食べ、エネルギーに満ちているとい
    うことだ。おばさん、おばあさんすら食べる量が半端ない。
    彼らイギリス人にとって日本の「草食男子」とは理解不能な存在だろう。
    「草食男子」とは女性、車、ファションに興味ない、関心が薄い、酒飲まないだけでは
    なくて、そもそも食べる量が少ないのです。このあたりの事情はいきつけの居酒屋の
    店主から聞いた。
    伊達男といえば、イタリア人あたりが連想されるが、イギリスだって正統派お洒落、
    伊達男がたくさんいる。「飲んで食べて歌って、踊って、女性がいればハッピー」みた
    いな価値観はラテンの専売特許のように思いがちだが、イギリス人も似たようなところ
    があるように思えてきた。 
     
    バーミンガムのホテルで中流の下か労働階級、ステーキハウスでアッパーミドル、
    Ritzで上流階級とすれ違った。これら階級があまりに固定化すると社会の活力がなく
    なると70年代のイギリスでは言われたが、私は階級があった方が国としてダイナミズ
    ムが生まれるのではないかと思えてきた。日本は「一億総中流」が崩れて久しいが、
    ぼや~とした中流のなかの下剋上を新自由主義もどきが後押ししている。
    日本では上流(貴族)階級がない、若しくは明確でないが故に誰もが「消費」、「欲望」
    「競争」とその反射の「不平不満」で「満員電車」状態だと考える。
    実に規範なき醜い世の中だといえよう。
    イギリスの場合、どんなにがんばっても中流階級はまず、上流階級にはなれない。
    だいいちアッパーミドルで十分だもの。上流階級はそれはそれで窮屈で煩わしいと
    ころもあるのだから。こういう見切り方があるなら日本のようにアッパーミドルが妙な
    幻想抱かない。何たって上には上流(貴族)階級が控えているのだら。
    かつての日本の高度・安定経済成長は中流の中から下がアッパーミドルを夢見て
    努力して成長したから存在したと思う。これに呼応するかのように商品開発され、
    文化が生まれていった。今やシュリンクする中流階級の消費が商品開発のメインタ
    ―ゲットだと思う。ひらたく言うとこれがデフレだ。

    日本政府は「成長戦略」とか言うが、65歳以上の人口に占める割合が昨年で26.7
    %、2030年(14年後)には約40%になると言う予想もあるうえに、若者が「草食」で
    「成長」などできるのか!?だから高齢者をターゲットにした「介護」、「医療」が・・・・と
    いいたいのだろうが、果たしてうまくいくとは思えない。
    そもそも「成長」などする必要があるのか?かと言って五木寛之氏の「下山の思想」は
    どうも好きではないのだが。「成長」といった時、モダン(明治~昭和)の時代の「成長」
    しか為政者がイメージできないことに根本的間違いがあると思えてならない。

    20世紀、イギリスは前世紀までの遺産で100年喰ったと言われる。
    何のかんのいって世界有数の個人資産があり、早晩、ジジババ国家になるなら日本も
    イギリス同様、モダン(明治~昭和)の遺産で今後、喰っていくことを視野に入れてもい
    いいのではないかと思う。そうはいっても日本にはイギリスの「シティー」のような世界
    金融のHUBとなるものは存在しない。それにイギリスのように社会構造が安定的で
    なく、2重の意味で崩壊過程にある。一つはジジババ国家となり労働人口がシュリンク
    すること、もう一つはアメリカの後を追うように中流階級がますます崩れていくことだ。
    何とも困難な状況が広がっているが、何はともあれ人々に活気がないといけない。
    私は30年ぶり、N女史は27年ぶりのロンドンだが、2人して意見が一致したのは
    昔より今の方がロンドンの人々が活気があるということだ。
    それをまざまざと見せつけてくれた事柄に遭遇したのです。


    ロンドン パブ
     Regent Street裏のパブ。街路に人が溢れている。

    
    さて、時系列は遡るが、N女史がドイツへ旅立つ親友 I を見送っている頃、私は一人、
   Regent Streetから入ったGreat Marlborough Street あたりでレコードを物色していた。
    そろそろめしでも食うか、とあたりをウロウロしてたらこの看板が目に飛び込んできた。

 
    ブライアンウイルソン AD
     やっぱり、「Pet Sounds」とは縁がある。その「縁」については後ほど・・・。

    「何!ブライン・ウイルソン!でも、今日じゃないか!チケットないような」と思いつつ
   会場のロンドン・パラディウムのチケットカウンターへ。
    F16、すなわち1階6列目のほぼ真ん中のチケットをGetする。

    ロンドンパラディウム1 ロンドンパラディウム2

    聴衆の約70%は、私より年上だったと思う。
    Beach Boysとリアルタイム世代でしょう。
    彼らはコンサートが始まる前からガンガン飲んでいて、ブライアン・ウイルソンが入場
   した時から既にハイテンションで3分の1くらいがスタンディング。
    「Hello London!」とブライアンが言ってコンサートは始まった。

    ブライアンウィルソン


    2部構成になっていて前半はBeach Boysナンバー、後半は「Pet Sounds」ナンバー。
    まあ~、パラパラ始終雨がふっているロンドンで「サーフンUSA」をやってもピンとこ
   ない。私の隣のもみあげまでつながった赤毛のヒゲ面で、一見ごつそうだが、おそらく
   Haruki Murakami が好きであろうナイーブそうな青年もどうも今一つのってない。
    後半、「Pet Sounds」ナンバーが始まると、彼は足踏みを始めた。私も「Pet sounds」
   ナンバーがお目当てだったことから序々にのってきた。
    CDと寸分変わらぬ演奏で、実に練れたバンドと思っているうちにアンコールに。
    アンコールと言っても4曲もやってくれて、ブライアン・ウイルソンは実にサービス精神
   の旺盛な人でした。
    アンコール2曲目の「Good Vibrations 」で1~3階全員総立ちになり、ディスコとなっ
   てしまいました。(クラブじゃなくてディスコね)
    おじいちゃん、おあばさん世代は踊りになっていない人もいるのだが、とにかくあちっ
   ちのこっちも踊りまくっている(笑い)。


    ロンドンパラディム3
             コンサートが終わっても興奮冷めやらぬ聴衆



                                        (つづく)








観光・レジャー | コメント:0 |

イギリス紀行 ロンドン前編

    



    ロンドンでは買い物とエンタメを中心にして、「おのぼりさん」的観光は以前来た際回っ
   たことからしなくてもいいやと決めておりました。
    SOHOあたりでレコード(こちらではVinyl)を物色したのですが、捗々しくなくホテルに
   帰ると疲れが出たのかぐったりとしていました。
    「そうだ!今夜あたり夜の街に繰り出そう」と思っていたら、親友 I から電話でJAPAN
   Foudationで講演やるから来て欲しいとのこと。
    今イチ気乗りしなかったのですが、タクシー飛ばして駆けつける。

    俊 JF1
                                            撮影 N女史

    何で気乗りしなかったというと展示は見ればわかるが、彼が英語で話しているのを聞い
   てもどうせわからなくてつまらないと思ったからです。
    予想に反して親友 I は通訳通して日本語で話していました。
    「ナルホド、そういうことだったのね」と私の知らないエピソードも披露していて思ったより
   興味深かったです。興が乗ってきたのか、途中から通訳を介さず英語で話し始め、講話は
   熱は帯びてきた。

    俊 JF2
            熱心な聴衆にていねいに応える親友 I         撮影 N女史


    JF中庭1
                      中   庭


    講演がはねてから親友 I と会場に駆けつけた彼の旧友・N女史と共に食事し、なりゆき
   上、私が泊まっていたRitzに行くことになりました。
    ディナーにドレスコードがることを二人に話しつつ、そうは言ってもここを歩くくらいいいだ
   ろうとRitzのホールをダイニングルームの手前まで歩いた。
    (以下の写真はチェックアウトの朝、ドサクサ紛れに撮ったものです。結構、勇気がいり
     ます。何たって「お客さまお止め下さい」かもしれませんから。)
  
    Ritzホール6

      
    Ritzホール5

    Ritzホール4 Ritzホール3 

 
    Ritzホール2
 


   
    ダイニングルームではパーティーやっていました。
    何人かは貴族の正装とおぼしき人達がいました。
    イギリスでは「ヒゲ男爵」のようなコスプレは許されないでしょうから、何人かは本物の
   貴族がいたのでしょう。
     「君たち下々の者は入ってはいけません」の世界が広がっていたのです。
    
    それではとさっさと部屋へ退散しました。
    バーミンガムの展示はまだ続くものの、一段落ついたことから三人で祝杯を上げる。
    翌日、親友 I は仕事でドイツへ旅立ち、私はなりゆきからレコード探しにつき合ってくれ
   ることになったN女史とロンドンの街を歩きました。
    海外レコードが安かったのは少し前のことで、今や日本と変わらないのかもしれません。
    ネット上でかなりのものは探せますが、いかんせん値段が吊りあがっていますからね。
    期待と不安が入り混じったままイギリスへやってきたわけです。
    
    翌日、目ぼしいショップリストを携えてN女史が帯同してくれました。
    ノッティングヒルにいい店があると二人して出掛ける。
    結局、持参したリスト200枚のうち1枚しかお目当てのものは買えませんでした、折角
   来たのだからと10数枚購入。
    彼女が通訳してくれたおかげでスムーズにことが運びました。
    N女史に感謝!
   
    リストアップされたものは不発に終わりましたが、もう一つのお目当て、DECCAの
   ジャケ買いの方はある程度、目的を達成しました。

    DECCA ジャケ買い


    N女史と別れてから、次の日、またノッティングヒルの件の店に出かけ、いきつけのバー
   店主から頼まれていたリストを探す。
    Steve Reich「Music for 18 Musicians」に対して、3階のコーナー担当者は
    「これは世界中でみんな探している。Very Oishii(おいしい)」(なぜかここだけ日本語)
   と告げました。その他、リストのものも見つからず、とぼとぼと駅の方へ歩き出しましたが、
   「いいや、このままじゃ日本に帰れないぞ」ときびすを返し、まだ見ていない1階でボウイ
   10枚、プリンス3枚を買う。
   プリンスはリクエストVinylズバリではないが、これで許してちょうだい(笑い)。

                                              (つづく)
                                   







観光・レジャー | コメント:0 |

イギリス紀行 ホテル編

    



    今までホテルについてはふれてきませんでした。
    旅行においてどこへ行ったかも重要ですが、どこに泊まったかも大事な要素です。
    その昔、ロンドンへ行った時も予約なしで行き当たりばったりで何とかなったのですから
   インターネット予約の時代、きっとどうにかなるでしょうという気楽な気持ちでした。
    ただ最初の1泊目は何としても喫煙可の部屋にしようと出国前に結構探しました。
    十何時間も禁煙させられ、いきなり禁煙の部屋ではたまらんと思ったからです。
    イギリスは日本よりも全然、吸えないと思っていたことから最初、喫煙可の部屋で序々
   に馴らしていこうと考えたからです。


  〔 Britannia Hotel 〕 

 
    ブリタニア外観
     バーミンガム1泊目。古めかしい、もっと言うとややボロい外観。
     日本でもホテルはほぼ禁煙なので喫煙可の部屋を探すとこうなる。
     結構、イギリス全土にフランチャイズのあるホテルらしい。 

    ブリタニアエントランス
      外観とはうらはらにエントランスは綺麗で名前の通り、コテコテの
      ブリティシュという印象です。

    ブリタニア廊下 ブリタニアホール
    壁は塗り替えたばかり床もきれいです。ホールも悪くないのですが・・・。
    部屋は隣の声が聞こえてきますし、バスローブがない。
    どこにあると探したらタオルがまるめて突っ込んでありました。
    喫煙可の部屋ですからしょうがないか。



  〔Hyatt Regency Birmingham〕

    ハイヤット外観
    中央の鏡面の建物です。バーミンガムホールとは渡り廊下でつながり、
    LOB(Library of Birmingham )と親友 I の展示会場のすぐそばにあります。

    ハイヤット部屋
     こちらのホテルは世界中どこでもハイヤット標準の様式なのでしょう。
     落ち着けるくつろげる部屋です。12時くらいにユーロからポンドに
     チェンジに行ったのですが、そもままチュックインしていいとか。
     融通が効くのかいい加減なのか。

     接客のスタイルはここが一番好きかな。
     驚いたのはエレベーターが開いたら、バスローブスタイルの白人女性が大挙した現れ
     たこと。そんな恰好でホテルの中歩いてもいいのかよ。SPAがあるのでそのままSPA
     いくようです。
     ホールあたりにも刺青(TATOO)している人が散見される。


     【刺青(TATOO)は当たり前】   
      イギリスではTATOOしている人をよく見かける。
      腕はもちろん、首の後ろとか結構目立つところにしている。
      日本のように刺青 ⇒ 島帰り(罪人)、ヤクザという刷り込みがないからか。
      こうも多いと日本のように「刺青のある人お断り」とかいっていたら商売が成り立た
      ない。
      それにファッションで入れている人ばかりではないようだ。
      Britannia Hotel のエレベーターで年は私くらいか屈強な男二人と乗り合わせた。
      腕など丸太のように太いのだが、半袖からTATOOが覗く。
      カッターシャツの胸には「1982 Falklands War・・・」と書かれていた。
      彼らは退役軍人だね。フォークランド紛争で戦ったんでしょう。
      中産階級の下の方か、労働階級で普段はしがない清掃婦、ゴミ屋、ドカチンか
      もしれないが、「俺たちはフォークランドで闘った勇者なんだ」という誇りを体に
      刻むためTATOO入れているかもしれない。こういう人を「TATOOのある人、お
      断り」と拒否したら、怒るだろうよ。
      フォークランドも島、同じ島帰りでも日本とは真逆というわけだ。



   〔Macdonald Randolph Hotel〕

    ランドルフ外観2

    ランドルフ外観1 ランドルフ外観3
     1886年にオープンしたゴシック調の歴史あるエレガントなホテル。
     オックスフォードにて1泊。四ツ星ホテルで廊下には宿泊した著名人の写真が
     多数飾ってある。そうなんですが、例の魚料理がまずいホテルとはここのこと。
     まあ~、肉料理はうまいのかもしれませんが。     

    ランドルフ部屋1

    ランドルフ部屋2
       部屋の内装はここが一番かな。




   〔Hotel Russell〕 

    ラッセル外観
     1898年創業、テラコッタタイルの装飾が特徴的なヴィクトリア様式のホテル。
     設計はタイタニック号のダイニングルームをデザインした建築家チャールズ
     フィッツロイドールが手がけた。ということは帰ってきてから知った(苦笑い)。
     確かに大理石とシャンデリアが「大英帝国」を思わせる。
     ラッセル・スクエアに面し、付近を大英博物館やロンドン大学に囲まれた
     エリアの存する。

    ラッセル内部1 
   



      
   〔The Ritz London〕 

    Ritz外観1

    Ritz外観2
    ロンドン二つ目のホテルはRitzにした。次いつ来れるかわからないことから
    「え~い、行っちまえ!」という感じです。あまりに有名なので説明の必要は
    ないだろう。

    ディナーにジャケット、タイ、ジーンズ不可というドレスコードがあるのはしょうが 
    ないとしてもアフターヌーン・ティーまで同様だった。 
    ブレックファストのホール係まで私のことを知っていてチャックアウトの日、
    「今日出発だね、Goodbye」とさりげなく言うさまはさすが。

    Ritz内装1

    Ritz内装2
    内装は新古典主義様式だそうだが、私にはアグネス御殿に思えた。



   〔The Montcalm Marble Arch〕

    モントカーム
     ロンドン最後のホテルはここにした。日航と資本関係にあるようだ。
     内部は撮らなかったがハイヤットをさらにモダンにした感じかな。
     コンシェルジェはここが一番、よくしてくれた。

                                   (つづく)






観光・レジャー | コメント:0 |

イギリス紀行 オックスフォード編

    



    オックスフォードのホテルにチェックインしてしばし街を散策する。
    この街はオックスフォード大学があり留学生が多いためか、結構、エスニックというか多
   国籍だ。アジア系は中国人が多いように思うが、タイ料理屋や台湾茶房があったりする。
    黒人は当然、アメリカ人ではなくアフリカ系だろうし、イスラム教徒も少なくない。
    そうこうしているうちに日が暮れてきました。

    オックスフォード 夕方 

   
    オックスフォード テーブル
     これでももう夜8時30くらいになる。完全に暗くなるのは10時過ぎ。
     緯度が上がればもっと白夜に近づく。その代わり冬は悲惨で10時まで
     日が出なくて夕方4時には真っ暗とか。


     【イギリス禁煙事情】

      もうイギリスでは全然吸えないと思っていましたが、千代田区・中央区並みかそれ以
      上に煙草吸えます。(渋谷区、港区ほどは吸えませんが)
      日本からまとめて持っていこうと買いだめしたのですがもっていくのを忘れ、バーミン
      ガム着くなり持参の煙草はなくなり煙草求めて夜のバーミンガムを徘徊。
      日本のように煙草売っている24時間営業のコンビニなどあるはずもなく、ホテルの前
      で吸っていたポーランドから来たおあばちゃんにおもらい君する(苦笑い)。
      スーパーで売っていることはわかったのだが、煙草売り場はロールスクリーンのよう
      な幕で覆われて「Marlboro」とか銘柄指定しないとオープンにしてくれない。
      20本入りの「Marlboro Gold」が600円だ900円だと言っていたの昔で今や9ポンド
      以上する。1ポンド=150円で、1350円か。
      あまりに高いので10本入りも売っている。
      そんな具合だからバーミンガムでもロンドンでも「1本分けてくれ~」とせがんでくる
      人がいたのであげた。
      表示ではニコチン6mmだが、1本吸うと中学生が始めて吸ったように頭が「クラ~」と
      してくる。20mmくらいあるんじゃないか、いや毒持ってあるんじゃないかと思いたくな
      るほどだ。こんなのしかないなら煙草やめたくなるわさ。

      禁煙を考えるうえでイギリスほどいい国はないのではないか?
      かの国はシャーロック・ホームズがパイプ咥えていたようにフィルターつきタバコのみ  
      ならず葉巻、パイプの文化的伝統があるからだ。「タバコやめろ!禁煙しろ~!」と
      圧力かけたり態度で表すことは簡単だが、これらの対象はフィルターつきタバコの
      喫煙者に限ったことだ。葉巻吸う人はみんなひとかどの人物だ。何せ高いからね。
      イギリスでいえば貴族とかアッパーミドルだろう。そんな彼らに「葉巻やめろ~!」
      といえるだろうか?それとも葉巻愛煙者は激減したのかな。
 
      禁煙を推進するWHOの規制対象はタバコだけではないようだ。
      次はアルコール、砂糖をターゲットにしているそうな。
      これらへの規制が推進されるようになってようやく何か変だと気づく人が増えるの
      だろう。愛煙家は肩身が狭い?いいえ、我々、理論武装派愛煙家の勝利の日は
      近いと私は考えています。 


    オックスフォード 水パイプ  マルボロ
    アラブ人向け?水パイプの店。    それにしてもストレートなパッケージ。

    オックスフォード WASABI オックスフォード 台湾
     和食レストラン「WASABI」の募集広告          台湾バブルティーの店
     ここはなかなかイケルんだそうな。             下の方に日本語が書
                                        いてある。



    オックスフォードというとオックスフォード大学が有名だが、マートン・カレッジ、モードリ
   ン・カレッジ等、13世紀設立のさまざまなカレッジが林立する。
    さらに「不思議の国のアリス」の著者、ルイス・キャロルはオックスフォード大学のクラ
   イスト・チャーチ・カレッジで教鞭をとり、「指輪物語」のJ・R・R・トールキンはマートン・カ
   レッジ、「ナルニア国ものがたり」のC・S・ルイスはモードリン・カレッジで教壇に立って
   いる。
    さらに最近ではあの有名な小説・映画のロケ地として知られている。
    オックスフォードは実は不思議の街なのです。
    まずはクライスト・チャーチ・カレッジから歩いてみよう。
    

    クライストチャーチ 外観

    オックスフォード 庭5

   
    オックスフォード 庭1

    オックスフォード 庭2 オックスフォード 庭4
    イギリスは結構、藤の花が多いですね。
    
    クライストチャーチ 中庭1 クライストチャーチ 中庭2
     中庭を抜けて迷路のような建物内部を歩くとありました・・・・。 


    クライストチャーチ パリポタ
    映画「ハリーポッター」のホグワーツ魔法学校のロケ地 グレートホールの食堂 
   
    オックスフォード クライストチャーチ内部

    オックスフォード ステンドグラス3

    オックスフォード ステンドグラス2 オックスフォード ステンドグラス1
     ステンドグラス撮るのに夢中になっていたのですが、「グレート・ホール」の
     ステンドグラスに描かれている「不思議の国のアリス」のアリスを撮り忘れ
     てしまいました。ま、いっか。


    クライストチャーチ 庭
    この中庭もそうですが、観光客に開放的なようで建物内部も非公開のところ
    があり、どうもクライスト・チャーチ・カレッジは謎めいています。
    日本のお寺でも御本尊御開帳とかいってもお前立ちが開帳で御本尊は秘仏
    ですから同じことか。


    オックスフォード モードリン
        C・S・ルイスが教鞭をとったモードリン・カレッジ。


    オックスフォード 学生
      何やら学生が盛装しています。入学式でも卒業式でもない。何でしょう?


    オックスフォード アリス オックスフォード パブ
    アリスファンの聖地「Alices Shop」      パブ「The Eagle snd Child」 


    パブ「The Eagle snd Child」はトールキンとC・S・ルイスが創作について熱く語りあった
    パブ。ここで1パイントとも思ったが、ロンドンへ結構列車に揺られることから諦めた。
    それにこっちきてから昼間から飲み過ぎだった。
    次、イギリスへ来るときは有名パブ、バー巡りと行きますか。

                                       (つづく)
                                       







観光・レジャー | コメント:0 |
| ホーム |次のページ>>