素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

Reboot 「デヴィッド・ボウイ」 VOL.8

   



   〔運命だった「戦メリ」への出演〕

    デヴィッド・ボウイはロックスターであるのと同時に映画俳優でもある。
    「地球へ落ちててきた男」、「ハンガー」、「ジャストジゴロ」等あるが、代表作は「地球に落
   ちてきた男」と「戦場のメリークリスマス」だと思う。
    (「地球に落ちてきた男」のラストシーンは邦画洋画問わず、私にとってオールタイムベス
     ト5に入ります。) 
    この世のものとも思えないボウイの美しさを体現した映画が「地球に落ちてきた男」だと
   するなら、今からすると肉付きの面となった「デヴィッド・ボウイ」というペルソナから垣間見
   える「デヴィッド・ロバート・ジョーンズ」(本名)をも含めた映画、すなわち運命の映画が「戦
   場のメリークリスマス」(以下、「戦メリ」と省略)だろう。
    なぜ、「戦メリ」がデヴィット・ボウイにとって運命の映画なのか、幾つかの要素に分けて
   述べていこう。

     【幼少の頃からの日本への関心】

      いくら「戦メリ」の題材、ストーリーがボウイの琴線にふれたとしてもそもそも日本や日
     本人に興味がない、若しくは毛嫌いしていては「戦メリ」出演はない。
      「戦メリ」は日本軍の捕虜となった英国軍人のストーリーだが、「猿の惑星」も原作者
     ピエール・ブールの日本軍への捕虜体験に基づいてものです。ブールにとって日本人
     はイエローモンキーだったから猿(日本人)に支配される人(白人)という「猿の惑星」が
     生まれた。ボウイが日本人に対して同様だったらこの映画出演はそもそもない。
      彼の日本への関心は少年の頃からのものだった。

       まず、日本と東洋に彼は興味を抱いていた。
       「デヴィッドは武術や東洋のものにたいへん魅かれていた。」
       とダドリーはいう。デヴィッドは目を輝かせて日本の話をしていた。

        ~ ピーター&レニ・ギルマン 著 野間けいこ 訳
           「デヴィッド・ボウイ 神話の裏側」 p52 ~


      日本のみならず、もちろん大島 渚の「愛のコリーダ」を彼が気にっていたことは言う
     までもない。


     【ボウイと義兄・テリーの関係と将校セリアーズと弟の関係との相似形】

      デヴィッド・ボウイのファンなら彼の義兄・テリーが精神病院に入ってたことは承知し
     ている。ボウイが義兄・テリーと疎遠になってしまったことは既に述べたが、そればか
     りかボウイはテリーの葬式にも出ていない。(テリーが死んだのは「戦メリ」の後だ。)
      二人は初めから仲が悪かったかというとそうではなく事実は真逆なのだ。

       当時、家のなかでもっともいい関係を保っていたのは、デヴィッドと
       テリーだった、パットはいう。二人は1階の寝室を共有し、寒い朝な
       どデヴィッドがテリーの布団にもぐり込むこともあった。
       「彼はテリーを崇拝していました。そしてテリーは彼を溺愛していま
       した」とパットはいう。
                            ~ 引用 同上 p41 ~


      一方、ボウイが演じた「戦メリ」のセリアーズと弟はどういう関係だったろう。
      下校の道すがら弟が悪ガキどもにいじめられそうになるとセリアーズは自らの身を挺
     して弟を守った。それにも拘わらず弟がパブリックスクールで新入生のイニシエーショ
     ンとしてのイジメにあっている時、見て見ぬふりをした。美しいボーイソプラノだった弟
     はそれ以後、二度と歌わなくなってしまった。
      「罪の意識」と「悔恨の情」にかられるセリアーズは軍隊を志願する。
      仲のよかった兄弟が疎遠になる、現実世界では少なからずあり得る。
      経緯は違うが、ボウイと義兄・テリー、セリアーズと弟、「罪の意識」と「悔恨の情」とい
     う点では通じるものがある。しかもボウイは少年時代、合唱隊に入っていたのだから。
      どうも私の単なる思いすごしではないようだ。カンヌ映画祭でボウイはインタビューに
     答えている。
 
        ぼくはセリアーズのなかに、ぼく自身にもある罪の意識と欠点を見
        つけたんだ。家族とはかなり離れてしまったことにとても罪悪感が
        ある。母にはめったに会わないし、もうまったく顔を会わせない義兄
        がいる。こんなに離れ離れになってしまったのはぼくのせいで、心が
        凄く痛むよ―― それでももうもどる道はないんだよ。 
        
                            ~ 引用 同上 p457 ~

   

     【受勲した職業軍人、ジェイムズ・エドワーズ・バーンズの血脈】

       映画というものは「神話作用」を伴うものです。
       リアルタイムでは、話題になった程度、若しくは全くの不人気でも「神話作用」はつ
      いてまわる。話題になって人気作はそのまま一時のブームとして忘れさられるか、
      さもなければ「名作」として語り継がれる。全くの不人気でも「カルト」して甦る場合も
      あります。これらはどちらも「神話作用」に他ならない。
       今でこそ「戦メリ」のジャック・セリアーズ少尉役=デヴィッド・ボウイで何ら違和感な
      く、むしろこの配役しかないが如くだ。
       リアルタイムで「戦メリ」観た私としては、当時、「あのやさ男のデヴィッド・ボウイが
      軍人役やるの?ボウイが軍人なぞ興味あるのかしらん。よく引きうけたな、やっぱ監
      督が大島 渚だからな」程度のものでした。多くの人同様、そんなことは忘れてしま
      い、やはりジャック・セリアーズ= デヴィッド・ボウイで定着していました。
       この評伝を読んで確信したのですが、ボウイはむしろ職業軍人の役だったからこ
      そこの役を引きうけたのです。いくら子供の頃から日本に関心が高くても、監督が大
      島 渚であっても、罪の意識の映画であっても職業軍人の役でなければ引き受けな
      かったかもしれないと思えてならない。
 
       彼の祖父、ジェイムズ・エドワーズ・バーンズは真偽の程は怪しいのですが、受勲し
      た名誉ある職業軍人でした。「このストーリーは、何代にもわたって、彼の家系で語り
      継がれ60年以上たった今でも話題にのぼっている」程であって、ファミリーヒストリー
      の中で核心中の核心の物語であります。

        ジミー(ジェイムズ)・バーンズの英雄的行為は、バーンズ家の神話で
        強力な位置を占め、困難に出合った時の頼みの綱としての役割を果た
        していた。マーガレット・バーンズにとっては、辛い運命に直面した時に、
        家族を守る武器ともなったのだ。

                        ~ 引用 同上 p18  ( )内加筆 ~
        

       ボウイもこの「英雄譚」を信じていたのでしょう。
       だからこそ「罪の意識」を「栄誉」で塗り替えようとしたジャック・セリアーズ役にボウ
      イは魅かれたのだと思います。そしてジャック・セリアーズという役を演じることによっ
      て「デヴィッド・ボウイ」というペルソナは図らずも肉づきの面となったのです。

       因みに、セリアーズの役はロバート・レッドフォードやニコラス・ケイジが断ったから
      こそデヴィット・ボウイにお鉢が回ってきたのです。これもボウイの運命が引き寄せ
      たものでしょう。

      ここまでジャック・セリアーズ=デヴィッド・ボウイだとまるで大島 渚はボウイのバ
     イオグラフィーを調査してキャスティングしたが如くです。
      もちろん、そんなことはなく大島 渚の炯眼と運命のいたずらによるものです。
      でも、「地球へ落ちてきた男」の脚本家・ポール・メイヤースバーグをスタッフに加え
     たことは大島 渚の手腕です。
      デヴィッド・ボウイのみならず義兄・テリーのことも少し知っていたメイヤースバーグ
     にはボウイに合わせて脚本を書いていたことが伺える。

       「戦場のメリークリスマス」の台本は、デヴィッドが役をを引き受けた時点
       では完成しておらず、ポール・メイヤースバーグはデヴィッドの個性に合う
       ように作り上げることができた。
       「たしかに彼を頭に描いて書いた。デヴィッドが口にしそうな台詞を書いた
       し、半ば意識的に彼に合うように変えたところもある」とメイヤースバーグ
       はいっている。
       メイヤースバーグは、デヴィッドが嬉々として演じるだろうとわかっていた
       ので、ヴァン・デル・ポストの小説にないマイムの場面を加えた。
       デヴィッドが喜ぶような「イギリス臭さ」も多くしたし、デヴィッドが好むだろ
       う意味合いを持つある台詞を書いた。セリアーズがその経歴を尋問された
       時に、捕えた側の人間たちにいう言葉、「私の過去は人には関係ない」が
       それだった。

                             ~ 引用 同上 p457 ~


     「戦メリ」との出会いもジョン・レノンとの出会い同様、デヴィッド・ボウイにとって☆だっ
    たろう。長々と述べてきたが、この評伝を読んでも結局、
    「デヴィッド・ボウイ ~ ★から☆になった男 ~」で述べた結論は変わらないし、むしろ
    補完された。ただ、「黒い太陽」は錬金術で「物質の腐敗・混沌状態、死と闇の状態」で
    あると同時に「復活と光の母胎でもある」そうだ。子供の頃から仏教に興味があり輪廻
    転生を信じていたボウイにとって死を目前とした来世における転生の前段階のシンボル
    としての「黒い太陽」だともとれる。
     ボウイの変遷、「★」のPVの動画を見ると、悪魔崇拝のシンボルとしての「黒い太陽」
    とも解せるのだ。ボウイはジョージ・オーエルの作品(1984年)をモチーフにしてアルバ
    ム(ダイヤモンド・ドックス)を作った人ですから、当然、ダブルミーニングでしょう。

     音楽そのものついて少しも述べてきませんでしたが、わたし的には「世界を売った男」
    や「アラジン・セイン」あたりが好きかな。あの時代、あんまり整音されていない録音で
    実にいい。

     最後に親友 I が送ってくれた「戦メリ」公開後、来日したデヴィッド・ボウイの動画を貼っ
    ておこう。彼曰く、「こんな豊かな時代があったんだね」だが、その通り。




     「他者」への非寛容と排除の時代の今こそ 「戦メリ」は見直さるべきだと思う。

                                            (了)







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Reboot 「デヴィッド・ボウイ」 VOL.7

   



   〔みそがれたスターとスターもどき〕

    さて、少し趣向を変えて別角度からデヴィッド・ボウイに迫ろう。
    少し前、親友 I と爆音ライブに出かけて際、時間があったので街をぶらぶらしながらデヴ
   ィット・ボウイについて語りあった。当時はベッキーとゲスのきわみ乙女の川谷絵音の不倫
   が世間を賑わせていた。

    私   「日本じゃ、たかが不倫程度で大騒ぎだけど向うのロックミュージシャンはそんな
         もんじゃない。ストーンズの『アンジー』ってどういういきさつで出来た曲か知っ
         てるかい?

    親友 I 「何それ?知らない」
 
    私   「あの曲はね、ボウイとミックがスワッピングした時の曲んだよ。
         ボウイの奥さん、アンジーとミックの奥さん、ビアンカ・ジャガーをね。」

    親友 I 「え~!そうなの」

    私   「不倫がどうのこうのとは次元の違う話しだよ」

    こんな具合で昔のロック・ミュージシャンははちゃめちゃ、それでも記者会見して謝罪な
   んかしない。翻って日本はどういうことでしょうか?
    もっと凄いのがストーンズのドラックの関連だ。
    年表ができるくらいで少し列挙してみよう。
   
     〈67年〉

      ○ ミックとキースは麻薬の件でウェスト・サセックス地方裁判所に呼ばれる。

      ○ ブライアン・ジョーンズ麻薬所持のため逮捕

      ○ ミックとキースは裁判にかけられミックは100ポンドの罰金と半年の拘留
        キースは500ポンドの罰金と1年の刑。(ミックは執行猶予)

      ○ ブライアンは刑務所に送られるが、なぜか翌日、釈放。


     〈68年〉  
        
      ○  ブライアン、カンピナス所持で逮捕、有罪。


     〈69年)

      ○  ミックとマリアンヌ・フェイスフルがハシシ所持で逮捕
         ミック、カンナピス・レジン所持のため200ポンドの罰金刑。

     〈70年〉

      ○ ミック、ローマでカメラマン殴り、1200ポンドの罰金刑。


     〈72年〉

     ○ フランス警察、南仏のキース邸の家宅捜査。大量のヘロイン、コカイン
        ハシシを発見。

    〈73年〉
    
     ○ 日本総領事は、ミックの日本入国を拒否。

     ○ ロンドのキースとアニタ宅で銃器、ヘロイン、マドラックス発見。
       キースは205ポンドの罰金。

    〈76年〉

     ○ キース、イギリスで自動車事故、その際、麻薬のようなもの発見される。
   
     ○ キース、コカイン所持のため罰金750ポンド。

     ○ キース、トロントで麻薬持ち込みのため逮捕。
        アニタはヘシシとヘロイン所持で逮捕。

     ○ 裁判所はキースに6ヶ月以内に目の悪い人のための慈善コンサートを開き、
       ニューヨークでヘロイン中毒を直す治療を受けるよう命じる。

    〈80年〉

     ○ ロン・ウッドのガールフレンド宅で260gのコカイン発見される。
        ロン・ウッド、5日拘留後釈放。
               
             ~ 出典 海野 弘 著 「街角でコヨーテを聞いた」 ~


    ほんとに懲りない人達だと呆れる(笑い)。
    (ミックは70年くらいまででそれ以後はキースが中心だが)
    それにこんなにぶっ込んでいてよく、演奏やコンサートができるもんだと思う。
    我々が若い頃、キースは定期的に全身の血を入れ替えているんだと囁きあっていた
   が、それくらいのことでは追いつかないだろう。
    もっと不思議に思うのは、これだけ逮捕・有罪となっても何年も刑務所送りにならない
   のはどうしたことだ。よっぽど有能な弁護士をつけているからか?
    それが「ローリング・ストーンズなんだよ」じゃイカンのです。
    
    日本じゃ清原氏や芸能人が覚醒剤で捕まって業界追放、若しくは干されてしまうのに
   ストーンズはかすり傷程度で済むのはどうしたことだ。
    当時はスルーしていたが、今、冷静に考えると不思議でしょうがない。
    これまた当時はスルーしていたが、海野 弘氏はそのあたりに疑念を抱きつつこう述
   べている。

      彼らを法的制裁から救い出し、社会に対して防衛する、巨大な闇の組織
      といったものがあるのではないかとさえ想像される。

                               ~ 引用 同上 ~ 


     そう考えざるを得ないと思う。
     ストーンズにはあくまでBad Boyでいてもらいたい人達がいるのだと思う。
     似たような存在は少し前ではマドンナ、現在、レディー・ガガあたりだろう。
     彼らは皆、禊(みそ)がれたスターなのであって、日本の場合、スターと言ってもそこ
    まで特権的立ち位置はなくスターもどきなのだと思う。
     
     デヴィッド・ボウイもヘロイン、コカイン等のドラック使用歴があるが、何ら影響が
    ない。彼も禊(みそ)がれたスターであろう。

      デイリー・ミラー紙は「ziggy Stardust」が100万枚売ったと書いた。
      これはまったくの誇張だった。1973年初め、「ziggy Stardust」は
      イギリスできっかり95,968枚売り、アメリカでも似たような数字
      だった。これ以外のアルバムは、この合計の半分にも満たない。

          ~ ピーター&レニ・ギルマン 著 野間けい子 訳
             「デヴィッド・ボウイ 神話の裏側」 ~


     
     売れるまで数字を盛ることはShow Bizでは常套手段だ。
     でも、それだけではあるまい。「ダイヤモンド・ドックス・ツアー」でロック史上、最大の豪
    華なセットが組まれたのはなぜか?
     みんながボウイの才能に入れ込んだから。
     ボウイファンならそう答えるだろう。
     当時、ボウイの所属レコード会社はあのRCAだ。
     どうもストーンズ(ミック・ジャガー)はおじけづいていい子ちゃんになっちゃいそうだから
    次なるBadBoyはボウイにしようということではなかったのか?
     アメリカに呼んで「ハリウッド・バビロン」の世界のボウイを招き入れれば・・・・。
     これは偶然だと思うが、兄テリーの件やデフリーズとの離別もあり、ハリウッドの高級
    住宅街、マルホランドドライブに居を構えたあたりから次第にボウイの精神状態は荒れ
    ていく。御注文どおりボウイはオカルトにのめり込んでいったのだが・・・・・。

     ボウイはアメリカを去りスイス、ドイツと移り住み「ベルリン3部作」を経て再生していく。

     そして運命の映画というべき「戦場のメリークリスマス」に出演することになるのだ。

                                        (つづく)
       





 
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Reboot 「デヴィッド・ボウイ」 VOL.6

   
    【ジョン・レノンの導き】

      さて、ここからジョン・レノンを介して「デヴィット・ボウイ」に回帰します。
      ここまでのおさらいをすると、カメレオンマンにしてセルフプロデュース力に富んだボ
     ウイであるが、辣腕マネージャー、トニー・デフリーズの存在は無視できまい。
      デフリーズがお手本としたエルヴィス・プレスリーのマネージャー、パーカー大佐とは
     どんな人物か、その背景を探っていくうちにデヴィッド・ボウイ、ジョン・レノンがデビュー
     する前からポピュラーミュージックには戦前の戦意高揚目的のミュージック・カルト・コ
     ントロールというべきものの残滓が認められた。
      これを遂行したのは米国海軍との戦時軍産複合体としての国策会社RCA(Radio
     Corporation of America)であった。(WE=Western Electricも同様に国策会社だった
     ことは言うまでもない)
      毎度おなじみ、これらの背後にはロックフェラー財団の陰がちらつくのだが、彼らは戦
     意高揚とか言うレベルではなく、経済において通貨発行権を握ったように国際標準音
     を440Hzにすべく暗躍していた。多くの音楽家の反対を押し切ってナチスの宣伝相
     ゲッペルスの後押しでA=440Hzは1939年、国際標準音となった。ジャンルを問わ
     ず、現在も平均律はA=440Hzを標準としており、「人々を身体的疾患にかかりやす
     くさせたり、非常に攻撃的にしたり」する周波数であるとホロウィツツ氏は述べている。
      A=440Hzによるソーシャルエンジニアリング(社会工学)は現在も進行していてロッ
     クのみならず、テクノ、ハウス、ヒップホップ等すべてのジャンルに及ぶと容易に推察で
     きる。
      
       音楽は生体エネルギー的に、生体化学反応、精神神経免疫学、そして健康に
       影響を及ぼす。あなたの身体は、愛やポジティブな感情と不協和音をなす周波
       数を組織的に強制され、音楽的/音声的に、そして意識下でも振動させられて
       いる。
       ロックフェラー財団のアーカイブを調べてみれば、平均律A=440Hzに投資した
       面々は、地球上でもっとも信用ならない団体だということは明らかだ。そうした者
       らが、支配下のネットワークと連動する「隠密作戦」に、米国海軍を関与させたの
       だ。
       これらの事実から1930年代、心理社会的病、群衆行動、精神的苦痛や集団的
       ヒステリーを誘発するため軍が進めた音響周波数研究と技術開発は成功し、今や
       われわれ人民に対して実践されていると考えられる。

            ~ レオナルド・G・ホロウィッツ 著 渡辺 亜矢 訳 
               「ジョン・レノンを殺した凶気の調律A=440Hz」 ~


      
      1975年12月、「ダイヤモンド・ドックス・ツアー」終了後、ボウイがジョン・レノンに初
     めて会った際、既にこれらはすべて音楽界に存在したのだ。 
      ジョン・レノンが当時、これらについてすべて知悉していたとは思えないが、こんな証
     言があります。

        多くのミュージシャンが、レノンのピアノは「平均律」より低く調律されていた
        と言っている。特にビートルズの「ホワイト・アルバム」〔通称。正式名称は
        『ザ・ビートルズ』〕で顕著だという。


       ピアノだけでなくドラムやベースのそのようです。
   
        ネット上のブログやチャットでは、リンゴ・スターがジョン・レノンに素晴らしい
        ドラマーだと認められたのは、彼のドラムが平均律より低かったからだと言
        われている。


        ポール・マッカトニーも、ビートルズのレコーディングの際、ベースのチューニ
        ングを下げていたことがあると噂されている。


      噂だけでなくジョンとポールは528Hzについてかなり自覚的であったようです。

        実際に、レノンとマッカトニーが528を使って有名な曲をレコーディングして
        いたこどが、クリストファー・ルイスの調査からわかっている。ソルフェジオ
        周波数の熱心な研究者であり、才能あるレコーディング・アーティストでも
        あるルイス氏は、ユーチューブ(You Tube)に528と「イアジン」、「ヘイ・
        ジュード」、「レット・イット・ビー」、そして「バンド・オン・ザ・ラン」(ポール・
        マッカトニー&ウィングスのアルバム)の一部といった、レノン/マッカトニ
        ーの名作との比較を投稿した。ルイスは、「マッカトニーは少なくても199
        9年以降、自身のバンドのチューニングに528を使っている」と結論して
        いる。
            
                            ~ 以上 引用 同上 ~  



       ここで「VOL.3」の命題に戻ろう。
       「Fame」で共作したデヴィッド・ボウイとジョン・レノンが「一晩中話しつづけたほど
      熱中した話題」が「Fame」(名声)の副作用だけだったのだろうか?
       世間的にはジョン・レノンがロックミュージック界の商業主義批判めいたことを繰り
      広げただろうと解されるが、それだけではないことは容易に推察できるだろう。

       ジョン・レノンは1980年、マイケル・チャップマンに銃殺された。
       チャップマンは催眠状態でCIA/FBIの対敵諜報活動プログラムによって「影なき
      狙撃者」(洗脳により、殺人者に仕立て上げられた男が登場する映画)のように使わ
      れたと言われる。ジョン・レノンは反戦活動家であり税制を批判し、反政府主義者だ
      ったから暗殺されたと一般的には説明される。
       ホロウッッツ氏はこれと共にジャーナリスト、シェリー・ケイン氏の調査を引用して
      528(反440Hz)との関連も暗殺の理由としている。
       
        シェリー・ケインは自身とプレスラーの調査結果から、これら悪魔と、CIA/F
        BI組織であり、やはりレノンをターゲットとして暗殺しようとしていた「悪魔教会」
        (悪魔を信仰する宗教団体)とのつながりを徹底的に暴露した。

                   (中略)

        悪魔教会はアレイスター・クロウリーの著作に基づき、ラヴェイによって創設
        された。

                              ~ 引用 同上 ~
 
   
       エンターテイメント界に浸透する悪魔教会関連者は、528Hzを排し444Hzを押し
      進めようとする。それ故528Hzを自分たち悪魔の側に結び付け葬り去ろうとする。
       それにしてもまたも登場しました、アレイスター・クローリー。
       「サージャント・ペパーズ・ロンリーハーツクラブバンド」のジャケットに登場するくら
      いだからジョン・レノンも承知していただろう。

       レノンとボウイが悪魔教会についてどれほど認識していたか定かではないが、日
      本人が考えるロック音楽界にはびこる商業主義云々よりはるかに邪悪な存在がは
      びこっていると認識していたことは間違いあるまい。
       これらは結局、イルミナティーと通じるのです。
       どうもまだ納得がいかないという人は、ジョン・レノン自身に語ってもらいましょう。

    
    
       実際の楽曲にどう反映されているかはこちらです。

    

       
       ジョン・レノンはここで語られる奴らについてデヴィッド・ボウイに告げたのではない
      かと私は考えます。
       もっともデヴィッド・ボウイがオカルトにはまるのはこの後ですから1975~76年、
      デヴィッド・ボウイは☆と★の間を彷徨っていたといえるだろう。

                                           (つづく)



   
ジョン・レノン 440

ジョン・レノンについては全12章のうち1章だけです。
528は周波数だけことではありません。数秘学、幾何
学、物理学、天文学、分子生物学(DNA)と広がり、
宇宙の本質に迫る深遠な世界です。
興味ある方は一読をオススメします。 





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Reboot 「デヴィッド・ボウイ」 VOL.5

 
   
     【A=440hz と A=444hz(C=528Hz)】  

      だいぶ脱線気味で書いている本人も" 迷宮の森 " をさまよっているが如くなので
     (苦笑い)、もう一度整理しよう。
      エルヴィス・プレスリーは稀代まれにみるスターの資質を持っていたが、それはマネ
     ージャー、パーカー大佐の手腕によるものも少なくない。彼の手腕はセールス、興行
     にだけ発揮されたわけでなく、パーカー大佐(RCA)はエルヴィスのスター性を利用し
     てある実験(集団ヒステリー)を試みたのではないか?思いきっり簡略にするとこうな
     る。 (デヴィッド・ボウイが出てこない?次回出てきますからお待ちください)

      一体どういう風に「集団ヒステリー」を誘発させたのかは詳らかにされていない。
      「528Hzと741Hzは不協和音でその振動は本質的に調和せず、同時に鳴らすと
      『デビルズ・トーン』 という不協和音になる」と記されていた。

      不協和音がいけないなら、ロックだけの問題ではないではないか?

       西欧諸国で演奏される音楽は、楽器や声に、ジャンルにかかわらずアン
       グロサクソン平均律が適用されている。この平均律は、「集団ヒステリー」
       を誘発する戦意振興研究と同時期に同じ機関が制定したものなのだが、
       そのことを知る人はほとんどいない。

             (中略)

       また、イルミナティーが741Hz(A=440Hz音階のF#のピッチ)を含む
       平均律だけを選択し、自然の「マスター・マトリックス」に存在する528Hz
       の重要性を隠したことも再考すべきである。なぜ、イルミナティーは音楽か
       ら528を葬り去ったのだろうか?       

           ~ レオナルド・G・ホロウィッツ 著  渡辺亜矢 訳
              「ジョン・レノンを殺した凶気の調律A=440Hz」 ~



      どうやら平均律の調律が根本的な問題なのであってロックやエルヴィスの音楽は触
     媒程度の問題でしかないようだ。今日、ジャンルを問わずA=440Hzでチューニングされ
     た平均律で世界の音楽は演奏されている。A=440をレオナルド・ホロウィッツはどう捉
     えているのか?

       A=440Hzの周波数の音楽は、人間のエネルギーやチャクラ・バランス
       を阻害する。心臓から尾骨までのチャクラは、A=440Hzのチューニング
       によりほぼショック状態になる。一方、心臓から上のチャクラは刺激を受け
       る。
       ウォルトンは、平均律A=440Hzでは、ソルフェジオ周波数741HzはF#
       にあたると発見した。この振動は脳の松果体、エゴ、左脳機能、心で感じる
       直観、クリエイティブなインスピレーションを刺激する。
        
                                ~ 引用 同上 ~



      つまり、ホロウィッツは現代の平均律A=440Hzでは人々を身体的疾患にかかりやす
     くさせたり、非常に攻撃的にしたりして社会的動揺をもたらすものだとしている。
      それではなぜ、平均律A=440Hzが採用されることとなったのだろか?

      1930年代は、戦意高揚のため周波数の研究が急ピッチで進められたのだが、この
     時代に平均律=440Hzは国際標準となったと考えるのが妥当だろう。
      事実、A=440Hzは、1939年に国際標準となっているのだが、そもそもの発端は第
     一次世界大戦前まで遡る。

       1910年、アメリカ音楽家連盟は、ロックフェラー財団からの資金提供を受け
       平均律A=440Hzを制定したが、これは米国内のみに留まり、欧州にはほ
       とんど影響が及ばなかった。音楽界がA=440Hzを受け入れるには、さらな
       るプロモーションが必要だった。このA=440Hzは、後に述べるその他の周
       波数と比べると精彩に欠け、退屈なものであったからだ。
       皮肉かつ意外なことに、英米独カルテル、欧州の音楽家と英国規格協会(B
       SI)は、ナチスの国民啓蒙・宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッペルスに後押しされてこの
       チューニングを受け入れたのだった。当時ゲッペルスは、英国メディア最大の
       敵となりつつあった。「第三帝国」のゲッペルスは、ロックフェラー/ロスチャイ
       ルドの銀行家から資金提供を受けていた。

                                 ~ 引用 同上 ~



      つまり、欧州のA=440Hzの採用はナチスの後押しによって達成されたのだ。
      すんなりと決まったわけではなく、世界中にA=440Hzに反対する音楽家が広がっ
     ていったにもかかわらず、A=440Hzは1939年6月、国際標準音となった。
      この3ケ月後、1939年9月、ナチスはポーランドを侵攻している。

      音楽(周波数)のことであることから実際、実験しないと説得力に乏しいし、A=440Hz
     ではなくA=444Hz(C=528Hz)は、畢竟、古代ソルフェジオ音階につながることなので
     割愛するが、まともな音楽家はA=444Hzを支持するという。
      440Hzへの懐疑と批判は今日、じわじわ広がっているようだ。
      A=432Hzの支持者で音楽家のブライアン・T・コリンズは述べている。

       「今日のA=440Hzに基づいたチューニングは、宇宙の動きやリズム、
        自然のバイブレーションとはまったく調和しない。モーツァルトとヴェル
        ディーは、ともに自然のバイブレーションに基づいた作曲を行った。
        A=432Hzは『ヴェルディー・ピッチ』と呼ばれている。ポピュラーな
        ニューエイジニュージックを含め、ほとんどの西洋音楽はいまだに不自
        然なA=440Hzに設定されている。
        A=440HzとA=432Hzの差は、1秒間にわずか8振動だが、人間が
        認識できる違いがある。」

                          ~ 引用 同上 ~


      
      444Hzと432Hzがどう違うのか、私には判然としないが、いずれにせよ、440Hz
     より少し高いか低い音でチューニングした方が好ましいようだ。
      これを自然と実践した有名ミュージシャンがいるのです。
      誰あろう、ジョン・レノンであります。

                               (つづく)










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Reboot 「 デヴィッド・ボウイ 」 VOL.4

  



    【戦前から実在した音楽(周波数)兵器】

      これから述べることの前提として少しばかり遠回りする。
      21世紀の今日、オーディオはハイレゾ時代に突入し、さらに進化するが如くでありま
     す。実際は、CDの16bitを超えハイレゾ化すればするほどアナログ(レコード)に接近
     していくことになるのです。既にアナログに回帰している人にとって当たり前のことだ
     が、物心ついいた時からウォークマン、MD、i Podしか知らない世代にとって現状は音
     響的に進化しているように見えるだろう。
      もちろん、スピーカーひとつとっても、音像、音場、正確な位相、高解像、ハイスピード
     等々、時代を経るに従い、スペック上は優れているのも事実だ。
      でも、そこに「音楽」があるのかと問われた時、今一度立ち止まらざるを得ない。
      世の中にはハイエンドオーディオとか言っても、結局、Western Electric(WE)とその
     他のオーディオしか存在しないと言い切る人がいる。
      WEのアンプ、スピーカーで聞くと独特というだけでは済まないのだ。現代のスピー
     カーにはない実在感、説得力を持っている。「WEとその他しか存在しない」というのも
     頷ける。
      趣味の問題?いや、そうではないのだ。戦前、1930年代、映画のトーキーが始まっ
     た頃、優れた音響装置(スピーカー)を製作することはアメリカの国策だったのだ。
      なぜかというと国民を映画やラジオで洗脳するためです。当時なら戦意高揚へと世
     論を導くためです。(我々は、ややハードボイルドなラブロマンスの典型としかみない
     映画「カサブランカ」も明確なな反ナチス戦意高揚映画として製作されたのです。)
     
      50~60年代、優れたコンピューターを作ることが国策であったように戦前、特に30
     年代、音響(周波数)の研究が国策であったという事実も今なお、多くのファンを引き
     つけて止まないWEのスピーカーを知っているとぐっとリアリティーが上がるのです。

    WE22
      WE22のレプリカモデルに参集する人々。
                          ~ 2015年 真空菅オーデイオフェア ~


      音響(周波数)研究が国策だったことはここにも明記されている。

       ふたつの大戦のはざまにあった1930年代には、戦意高揚に適した音楽
       の周波数の研究が急ピッチで行われた。資金を提供したのは、ロックフェ
       ラー財団の代表されるロスチャイルド・ロックフェラー同盟と米国海軍である。

            ~ レオナルド・G・ホロウィッツ 著 渡辺亜矢 訳
               「ジョン・レノンを殺した凶気の調律A=440Hz」 ~
             


      ここまでは比較的腑に落ちるだろう。
      ロックフェラー財団の助成金を受け、米国海軍と国防会議と協力して音響(周波数)
     の研究をしていたエンジニアにハロルド・プリスメイヤーという人物がいる。

       プリスメイヤーは、「一連の研究から、効果的な群衆管理を行うのに十分
       な数の人間の感情を、音によってコントロールすることは可能である」と
       確信するにいたった。結局、音楽の芸術的・文化的価値への理解など
       どうでもよいことだった。

                            ~ 引用 同上 ~

     
     戦争に向かう過程、戦争中ならこのようなことが考えられていても不思議ではない。
     もちろん研究されていたのは音響だけでない。

       米国海軍は、公衆衛生局を管理統制する他、常に戦争研究の最先端
       にあった。その研究は生物兵器、ウィルス学・遺伝子学、エレクトロジェ
       ネティクス、DNA組み換え、電子工学やコミュニケーション・信号伝達に
       おける技術開発、周波数(中でも集団ヒステリーを引き起こすもの)に関
       する軍事諜報など、多岐にわたった。

                            ~ 引用 同上 ~


      さらに周波数研究の主任研究員というべきプリスメイヤーは明言している。

       1942年1月、プリスメイヤーはジョン・マーシャルに宛てた手紙に、軍で
       の彼の音響研究は戦後、娯楽産業に流用されるだろうという自分の考え
       を記している。
 
                            ~ 引用 同上 ~


      いただき物の偽名とはいえ、エルヴィス・プレスリーのマネージャーが「パーカー大
     佐」だったこともこれで得心できるだろう。

      周波数兵器について具体的に触れておこう。
      極めて高性能な光学顕微教を研究するうちに周波数が病気の治癒に有用なことに
     気づいた人物がいる。彼の名をロイヤル・レイモンド・ライフという。
     (因みにこの高性能な光学顕微鏡は電子顕微鏡を開発したRCAによって潰された。)
   
       ライフはそれぞれの物質に害を及ぼす周波数を探していく。そうこうして
       さまざまな周波数を送る実験を繰り返して、小児麻痺やインフルエンザ
       などを治癒する方法を見つけた。連日の徹夜の末、最終的にはガン細
       胞を殺す周波数があることも知る。

               ~ ベンジャミン・フルフォード 著
                  「闇の支配者に握り潰された世界を救う技術」~


      これは周波数兵器ではなく画期的なガン治療法だ。
      この技術が潰されなければ放射線治療ではなく周波数治療が普及していたはずだ。
      何たってガン細胞だけを殺す周波数治療なのだから。
      これを逆利用したら・・・・・察しの良い方はおわかりだろう。
      殺人周波数兵器となる。当時はうまくいかなかったようだが、現代どうなっているかは
     わからない。それより殺人周波数兵器の項にあるこの一節に注目しよう。

       ナチス時代のドイツでは、アドルフ・ヒトラーが演説するとき、人には聞こ
       えない周波数をスピーカーから発信していたと言われる。それは人の怒
       りをかき立てる効果があったそうだ。

                            ~ 引用 同上 ~
 

      本稿で注目する周波数兵器はこのような兵器です。   
 


     【戦時軍産複合体としてのRCAの誕生】

      第二次世界大戦中、言論、報道、文化・芸術が統制されていたのは日本、ドイツ、
     イタリアの枢軸国に限ったことと認識していないだろうか?
      (日本の場合、戦意高揚映画が作られたばかりか、検閲され何かと「英米的」と
       かいってボツにされたり、修正を余儀なくされた。黒澤 明のデヴュー作「姿三四
       郎」で神社で男女が逢引するのが「英米的」とか言ってクレームがついた際、映
       画界から検閲に参加させられていた小津安二郎が「100点満点で120点だ」と
       言って絶賛し軍部の検閲を却下させたエピソードは有名です。)

      英米はそんな検閲や統制など存在せず、自由な表現がかなり担保されたと考えて
     いないだろう?枢軸国よりずっと自由だったことは間違いないだろうが、ここで「我に
     通貨発行権を与えよ。さすれば誰が法律を決めても構わない」と述べたロス茶の開
     祖、マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドの言葉を噛みしめたい。
      政治、経済がどうあろうと経済の心臓部、中央銀行の通貨発行権させ握っていれ
     ば、あとはどうでもいいということだ。彼らはそんなファンダメンタル中のファンダメン
     タルしか興味がない。経済における通貨発行権に照応するものとは音楽において何
     なのか?
      その答えはひとまず置くとして、プレスリーが所属したRCAとはどんな会社なのだ
     ろうか?

       第一次大戦中、米国海軍は米国内のラジオ製造に関わる主要企業が所有
       していた特許を隠していた。これらの技術は、英国の戦争努力を後押しする
       ものだった。当時製造されたすべてのラジオ機器は軍に割り当てられていた。
       海軍は、ロックフェラーが掌握する軍事政権によって、無線の進歩いちじるしい
       ラジオ業界の独占状態を維持したいと考えていたのだ。

               (中略)

       1919年4月8日、国営ラジオ局を設立するため、米海軍当局はゼネラル・エレ
       クトリック(GE)の役員と会った。そうすれば、「堂々と」軍がひきつづき経営し、
       商用ラジオ放送を独占支配することができるからだ。結果、GEがアメリカ・マル
       コーニ社(無線通信会社)を買収することになり、かくしてアメリカンラジオ会社
       (RCA)が誕生した。
       RCA、GE、ユナイテッド・フルーツ(プランテーション栽培のバナナなどを販売)
       ウエスティングハウス・エレクトリック 、AT&Tにより、排他的軍事/商業カル
       テルが形成された。この企業連合は、ファシストによる支配の基礎固めを行った。
 
             ~ レオナルド・G・ホロウィッツ 著 渡辺亜矢 訳
                「ジョン・レノンを殺した凶気の調律A=440Hz」 ~
 


      軍産複合体とは主に軍事産業のことを言うが、ラジオしか存在しない(TVの実験放
     送は存在したが)戦前では、ラジオ会社/レコード会社も含まれたようだ。
      その背後には当然のようにロックフェラーの陰が存在した。
      アメリカにはファシストはいなかった?
      いやいや、大企業の寡占や独占こそファシズムの基礎です。
      それにロックフェラーもプレスコット・ブッシュもナチスドイツに投資している。

      脱線したが、RCA(Radio Corporation of America)がどういう経緯で誕生したか理解
     できたかと思う。明らかに国策企業といえよう。この場合の国策とは何かと言うと、音
     響(周波数)をソーシャル・エンジニアリングの道具にして大衆を管理することだ。

      パーカー大佐がいかに辣腕だったとしても彼一人の力量などたかが知れている。
      RCAという会社ぐるみの行動計画(アジェンダ)だったのです。

      では、経済における通貨発行権は音楽においては何なのだろうか?
      もちろん、周波数なのだが、より具体的にはどういうことなのか?

                                           (つづく) 








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