素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

ドラッカーの言葉 ♯6

    


    

   先日、仕事仲間と酒席を囲んだ際、「FACE BOOKを始めたのでお前もやらないか」とお誘
  いを受けたが、その気がないので言葉を濁した。
   日本では韓国ほどSNSは普及していないようだが、「FACE BOOK」が起爆剤になるだろ
  か?韓国でのSNSの弊害も漏れ聞いているし、過去、何度かメーリングリストやってみた
  が、うまくいったためしがないので、私はSNSをやる気がしない。

   ツイッターも有名人じゃあるまいし、24時間語るべきことはないし、それに鬱陶しい
  ことこのうえない。確かに速報性と拡散性ではツイッターにかなわないが、私にはブログ
  が一番しっくりする。
   実は、これって「選択」であります。
 
   人によってはツイッターが主でブログが従という「選択」もあるでしょう。
   情報時代のキーワードは「同時性」、「多様性」、「選択性」etcでありますが、「選択」
  はあまりクローズアップされない。
   ブログ、ツイッター、SNS、どれを選ぶかも「選択」ですし、スニーカーをネット
  ショッピングするとしてヤフーがいいのか楽天か、これも「選択」であります。
   さらに、どこのスニーカーがいいのかも「選択」ですし、スニーカーが決まったところで
  今度は価格が気になり、「価格.COM」で比較して、結局、どこで買うか「選択」する。
   今日、以前よりも多くの「選択」をしており、「選択」するには「比較」が前段階となり
  ますが、さらにその前に「優先順位」をつけているのです。
   限られた予算で靴を買うにあたって、革靴は2足くたびれているが1足まだ新しいこと
  から、今日はスニーカーを買う――――これは立派に「優先順位」でしょう。

   IT&モバイル時代、仕事の効率がよくなったようで、ますます忙しくなっているような
  昨今、仕事のプライオリティー(優先順位)について、ドラッカー先生が何と言っているか
  耳を傾けてみましょう。


    【重要なのは分析ではなく勇気】

      優先順位の分析については、多くのことが言える。しかし、優先順位の決定
      について最も重要なことは、分析ではなく勇気である。
           
                   ~ 「経営者の条件」 ~


   ほ~、軽く意表をつきますね、分析でなく勇気ですか?
   でも、もう少し具体的にスキルを教えてください。


     【優先順位決定のための四つの原則】

      優先順位の決定には、いくつか重要な原則がある。すべて分析ではなく勇気に
      かかわるものである。第一に、過去ではなく未来を選ぶ。第二、に問題ではな
      く機会に焦点を合わせる。第三に、横並びではなく独自性をもつ。
      第四に、無難で容易なものではなく、変革をもたらすものを選ぶ。
                 
                   ~ 「経営者の条件」 ~


   「横並びではなく独自性」、「無難でなく変革をもたらすもの」・・・。
   簡単に言いますが、このあたりが難しいところじゃありませんか!
   そんなこと委細構わず、ドラッカー先生はさらにハードルを上げます。


     【挑戦の大きな仕事を選ぶ】

      挑戦の大きなものでなく、容易に成功しそうなものを選ぶようでは、大きな
      成果はあげられない。膨大な注釈の集まりは生み出すだろうが、自らの名を冠
      した物理の法則や、新たしいコンセプトは生み出せない。成果をあげる者は、
      機会を中心に優先順位を決め、他の要素は決定要因ではなく制約要因にすぎな
      いとする。           
                   ~ 「経営者の条件」 ~



   例によって、「そんなこと言っても・・・」であります。
   実際はこんなところじゃないですか?


    【過去への奉仕を減らす】

      前任者や自分が昨日行った意思決定の後始末のために、今日、時間とエネルギー
      と頭を使わなければならない。この種の仕事が時間の半分以上を占める。
      それらのうち、成果を期待できなくなったものを捨てることによって、過去への
      奉仕を減らしていかなければならない。
           
                   ~ 「経営者の条件」 ~


   さらに現実に即すると・・。


    【仕事からの圧力が優先するもの】

      仕事からの圧力は、未来よりも過去に起こったものを、機会よりも危険を、
      外部に実在するものよりも内部の直接目に見えるものを、さらには、重大
      なものよりも切迫したものを優先する。
           
                   ~ 「経営者の条件」 ~


   ところが先生はそれじゃアカンと言います。


    【自らが決定せよ】

      どの仕事が重要であり、どの仕事が重要でないのか決定が必要である。
      唯一の問題は、何がその決定をするかである。自ら決定するか、仕事からの
      圧力が決定するかである。
                 
                   ~ 「経営者の条件」 ~

   
   「仕事からの圧力よりも自ら決定せよ」――― これが出来る人は限られている。
   これが出来るなら何でもできそうであります。
   ナルホド、ドラッカー先生が「分析」ではなく「勇気」と言ったのはこれを指して
  いるのですね。
   先生は、もっと「勇気」を持ってバッサリやれとハッパかけます。


    【昨日の成功を捨てる】

      完全な失敗を捨てることは難しくない。自然に消滅する。
      ところが昨日の成功は、非生産的となったあとも生き続ける。もう一つ、
      それよりはるかに危険なものがある。本来うまくいくべきでありながら、なぜか 
      成果があがらないまま続けている仕事である。
           
                   ~ 「経営者の条件」 ~


   「成功体験が邪魔をする」――― 変革期の今日、多くの経営者がこの壁にぶつかって
   いるような気がする。
    ドラッカー先生は、仕事がうまくいかないのはこのせいと言わんばかりに「捨てる」
   ことを推奨します。


    【廃棄が新しい仕事を進める】

      古いものの計画的な廃棄こそ、新しいものを強力に進める唯一の方法である。
      アイディアが不足している組織はない。想像力が問題なのではない。
      せっかくの良いアイディアを実現すべく仕事をしている組織が少ないことが
      問題なのである。みなが昨日の仕事に忙しい。
           
                   ~ 「経営者の条件」 ~


   さらに「優先順位」をつけられなきゃ「戦略は立てられない」と言い切ります。


    【優先順位が戦略と行動を規定する】

      優先順位の決定によって、よき意図が成果をあげるコミットメントへ、
      洞察が行動へと具現化する。優先順位の決定がマネジメントの視点と
      真摯さを物語る。基本的な戦略と行動を規定する。
           
                   ~ 「経営者の条件」 ~


   うまく回転しだした上級者は、こんなふうに行動するだろう、と締めくくります。


    【集中するほど多くの仕事ができる】

      時間と労力と資源を集中するほど、実際にやれる仕事の数と種類が多くなる。
      これこそ、困難な仕事をいくつも行う人の秘訣である。一時に一つの仕事を
      する。その結果、他の人よりも少ない時間しか必要としない。成果をあげられ
      ない人の方が多く働いている。
           
                   ~ 「経営者の条件」 ~


   確かに、昔、伝説の営業マンは営業職にも拘わらず、5時にタイムレコーダー押して
  さっさと帰っていきました。


 




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