素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

朝生「脱原発と日本」(後編)

  



 〔脱原発から自然エネルギーへ!?〕

  【地域独占の廃止と発送電の分離】

    浜岡原発を止めてもトヨタやスズキは、自前の発電所を持っていることから、ただちに経
   済活動が停滞するわけではない。それは裏を返せば地域独占だから、すなわち中部電力
   が担当地域に供給することだけを考えればいいから可能なことであろうと田原氏は突っ込
   みを入れる。
    片山女史は完全自由化はすぐはできないと発言する。
    どうも具体的に議論が深まらないのだが、どうやら送電会社は太くする、つまり合併して
   「東日本電力」のようになって方がよいという意見に収れんされるようだ。
    田原氏はそれでは戦前と同じじゃないかと指摘する。
    青山氏は、福島原発事故以降、電力自由化おにらんで中国をはじめとする外国
   勢が日本の電力会社買収を視野に入れていると苦言を呈する。
    それなら大口供給は国有化すべしという主張だ。



  【自然エネルギーは万能か?】

    自民党・片山女史も社民党・福島女史も飯田氏も、青山氏の発言、
    
     「もう原発推進か反原発かという議論は終わった」
    に首肯する。
    なぜなら、2030年までに14基原発を新設するという計画は事実上、不可能なことは
   もちろん、耐用年数の尽きた原子炉の更新すら厳しいのが現状だからだ。
    日本では原発はじわじわと消えゆく運命でしかない。
    青山氏は断言する、「どうしても脱原発にならざるを得ない」と。

    さ~て、河野太郎氏以外の自民党の代議士はどうするのかな?
    「知らぬ顔の半兵衛」をきめこみ、「もちろん、脱原発以外の選択肢はあり得ない」なん
   て宗旨替えするのだろうか?それともあくまで原発推進をゴリ押しする気かな・・・それは
   無理でしょう。
    「科学の子」なんてフレーズを繰り返してきたが、やはりある時代、ある世代の
   終わりを感じざるを得ない。

    そうは言っても最も脱原発急進派の福島女史のプランでも2020年で原発全廃、9年
   近くあるわけだが、それまでどうするのだろうか?自然エネルギーを目標値20%にすると
   いうけれど、結局、火力発電に頼らざるを得ない。
    この点、沢氏はエネルギー自給率70%以上の外国ならいざ知らず、日本では厳しいの
   ではないかと注文をつけた。
    議論が別の方向に進展してから、青山氏が「メタンハイドレードがありじゃないか」と
   化石燃料がなくても案ずることない反論する。
    私としては「即答せず」に「メタンハイドレード」と青山氏が発言するあたりに「20
   世紀」を感じます。尖閣諸島の海底には約1000億バレルの油田が眠っているではない
   か。「日本は資源がない国」というという刷り込みから出られないわけでもないだろうに、
   どうにも青山氏は腰が引けている。「資源小国」という前提でエネルギー、電力について
   語っても袋小路に入るだけだ。もちろん、尖閣海底油田開発のハードルが高いことは重々
   承知している。でも、尖閣の資源問題を領土問題に矮小化し固定すれば、早晩、日中戦
   争を誘導され、漁夫の利のごとく仲裁役を引き受ける米国に尖閣油田をもっていかれる
   だろう。何度も言うが米国は少しも隠さない。その旨、アジェンダとして公表している。
    こんなこと言うと右派は怒るかもしれないが、どうせ開発できずに海底に眠ったままな
   ら、海底油田も日中で共同開発したらいいじゃないか。その代わり、中国東北地方のレア
   アース開発に日本もかませろ、共同開発したんだから領土問題は一切なしだと決めたら
   いい。

    
  【私のスタンス】 

    例によって脱線したが、自然エネルギーに戻ります。
    太陽光、風力、地熱、バイオマス等自然エネルギーの推進が礼賛されているが、
   私はあまり期待していない。
休耕田に太陽パネルを並べるプランも如何かなものかと
   考える。やがてあっちもこっちも太陽光パネルだらけ、観光資源を損ねる。
    それよりも休耕田には“石油を生む藻 ― オーランチオキトリウム”を繁茂させて
   石油をつくる。
いきなり、尖閣海底油田は無理でもオーランチオキトリウムで日本は
   「産油国」を目指したらいい。これも従米路線から脱しきれない政治家、官僚は二の足を
   踏むだろう。彼らは、自前の石油調達を志向した田中角栄の末路を目の当たりにして
   ビビッている。
    日本を「産油国」にする覚悟が政治家にあるのか問いたい。

    それにしても、この番組もネット以外のほとんどのメディアも見事に無視している
   新エネルギーがあります。もちろん、それは常温核融合だ。

    どうしてかな?原発マフィアは、自然エネルギー恐れるに足らずと思っているだろうが、
   常温核融合はヤバイと思っているのではないか。
    自然エネルギーなら世界の趨勢で進めやすい?
    脱原発は昔から政治信条と分かつ難く結びついている。
    だから、河野太郎氏が脱原発らしき素ぶりを見せただけで、「お前は共産党か!」と
   言われたりする。私場合は政治信条とは関係ない。右派も左派も関係ない。
    原発をめぐり右派だ左派だと考えるのは、インチキである「冷戦構造」の上にのった
   思考だ。
    
    私がエネルギーの転換を望むのは、言うまでもなくこれが「100年に1度の世界
   の大転換」とリンクするからです。

    国際通貨の大転換は今年、もしくは来年のうちに行われるだろうが、エネルギーの
   転換は時間がかかるだろう。

    是非ともこの目でエネルギーの大転換を見届けたいものです。

                               (了)

   〔補足〕

    オーランチオキトリウム・・・葉緑体を持たない従属栄養生物であり、周囲の有機物を
                     吸収して生育する。炭化水素を高効率で生成・蓄積す
                     る株が発見され、「石油を作る藻類」として注目されている。 

                      くわしくは、「康夫ちゃんチャンネル」 

                    





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