素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

朝生「まだまだ原発」(中編)





  ◎ やはり人災か!

   前回、我々日本人とアレバ社の原発事故収束に対する“温度差”について述べた。
   重大事故なのだから全員が誠意を持って全力で事にあたっていると考えていたが、現実
  はそうでもないということだ。
   そもそも「3.11」の当日からしていただけない。
   飯田氏は語る。
 
    「3月11日、10時35分時点で10分前(10時20分)にメルトダウンし
     ているだろう。1時間後、圧力容器を破損するだろう。このように報告が上
     がっているにもかかわらず、官邸、原子力専門家も保安院もSPEEDIも出
     さない、避難勧告も何もしない」

   しかも奈良林氏によると、IAEAに対しては東電が200ページにのぼる膨大な事故
  調査報告書を提出していたのに政府には報告されいたいうことだ。
   
   危機管理ができていないという以前に前代未聞の事態に際して、誰も責任を取らない、
  取りたくないというところがホントのところではないか。
   そのくせ、「権威」(=IAEA)に対しては実に従順で誠実。
   官僚だけでなく民間企業にも普く浸透する官僚体質。

   この度の原発事故はあちらこちらで日本のウミが噴き出している。
   単に事故収束させるだけでなく、このウミを出しきって日本は変われるのかが問われて
  いる。繰り返すが科学技術の問題だけではないのであります。



 ◎ 放射線量の関する情報

   視聴者が一番知りたがっていたことが「放射線量」に関してのことらしいが、
  「明確な基準はない」が結論だ。
   大量被ばくの場合は確定しているようだが微量被ばくの場合は確立論でしかないそうだ。 
   はっきりしていることは、

    1シーベルト(1000ミリシーベルト)と被ばくすると、10,000人の
    うち500人、すなわち5%発ガン率が上がったこと(1990年 I CRP報告)

   くらいであって、
 
    150ミリシーベルト被ばくで一時不妊、
    250ミリシーベルト被ばくで奇形児の可能がある
   は根拠が乏しいようだ。
   

   この分野の専門家・高田氏は語る。

    環境線量と個人線量は全く違う。

   もう少し具体的に言うと、飯館村でに環境線量が表示されても、屋外にいる時間、
  木造家屋、RC家屋にいる場合では、個人線量は大きく異なるということだ。
   (政府は屋外滞在時間8時間を想定しているが、この状況では屋外滞在時間は
    せいぜい1時間程度しかいない場合が多いそうだ)
   
   
   千葉県でも柏氏あたりのホットスポットが喧伝されているが、私、個人としては
  少なくても大人はたいして問題ないと思う。
   何となれば、今と同じかそれ以上の放射線量だった60年代、子供だった我々世代が
  今日に至るまで何ら問題ないからであります。

   ガイガーカンター買って、あちらこちらで線量計測している方もおられるようだが、
  一番間違いないのは、原発作業員のように個人線量計をつけることだという。 

   昨今の懸案は、汚染牛肉、汚染米になろうが、
   
    巷間喧伝される汚染牛肉100gを365日食べ続けても累計線量は1ミリ
    シーベルトで健康上問題なく大丈夫だそうだ。


   やはり、これはTPP(特に農水産物)なし崩し導入のためのショックドクトリンに
  基づくプロパガンダだと思う。
   子供時代、放射能汚染野菜、同汚染ブタ肉をしこたま食し、すでに体内被ばくしている
  であろう私はしみじみそう思うのであります。
   (もっとも、プルトニム以外最も半減期の長いストロンチウムにしても40~50年
    だそうだから、もう半減していると思う)
     
   この秋はセシウム米による「米騒動」が起こりそうだが、踊らされちゃいけない。
   それじゃ、やつらの思うツボだ。

                    (つづく)


 


 

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