素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

TPPはリトマス試験紙 VOL.5




  
   私の思いとは隔絶したおそろしく低次元で現実の政治は行われている。
   要するにアメリカに気に入られて政権維持したいだけ、TPPに尽力して次期総理になりた
  いだけ、政府・民主党の首脳部の頭の中はこんなところだ。

    TPP賛成 45%

    TPP反対 32%


   あの日経の世論調査でさえ、今や13%差まで反対派が肉薄してきた。
   もっと早くまともな報道していれば、最低、拮抗、いや逆転したはずだ。
   やはり9%を50%にするには時間が足りない。
   
   素人でもこれだから、政界では約70%がTPP参加反対だとか。
   そりゃそうだろう、当たり前だ。
   とりあえず農業ということになるのだが、「VOL.3」でも述べたようにTPPと地域主権は
  必ず関連してくる。地方議員だって無関心というわけにはいかないハズだ。
   私の地元千葉県議会では70%超がTPP参加反対のようだ。

   もっとも推進派もだまっていない。
   環太平洋といいながらも実質、日米の二国間関係であること、日本は関税が十分に低くく
  貿易問題ではないこと、米国への工業製品輸出は増えないこと等、中野剛志氏ら反対派
  の主張は認めたうえで反撃している。
   その根拠の一つは「参加してから交渉すればいい」という相変わらず脆弱なものだが、
  もう一つは「FTAAPを見据えてアメリカは中国もこの貿易交渉に参加せるつもりだから
  日本も参加すべし」であり、相応に説得力がありそうだ。
   中国を相手すれば日本の経済的利益も倍増するという。そうだろうか?これも実におめで  
  たい思考と言わざるを得ない。
   米国は交渉次第でどうにかなると言うが、過去20数年、日本は対米交渉で優位にたった
  ことが1度でもあるだろうか?せいぜい米国の対日要求を押し留める程度のものでは
  ないか。そもそも米国というよりオバマを喜ばせるだけの理由でTPPに参加するような間抜
  けな国は足元みられる。
  そんな調子ではFTAAPで中国参加せることに成功しても中国も日本をむしりに
   くる。いや、へたをすると米中タッグで日本を草刈り場にするかもしれない。


   TPPは内容が危険であることは言うまでもなく、米韓のFTAよりはるかに破壊力
  の大きいTPPをロクに議論することもなく、「放射能、こわい、こわい病」に侵され
  るが如く「アメリカ、こわい、こわい病」で拙速にポチする政府首脳の政治スタンス
  が対外的に与えるマイナス作用は小さくない。
 

   尖閣問題で前原“口先”番長が威勢のいいこと言ったはいいが、中国の矢継ぎ早かつ強
  硬な態度に慌てふためく様を横目で見て、メドベージェフ・ロシア大統領が北方領土に来
  たように、拙速極まりない政治調整・判断でTPPに参加すれば、中国をはじめ他国との
  交渉においても煮え湯を飲まされるだろう。

   TPPは何重の意味においてもリトマス試験紙だ。
 
    ① 愛国者か「愛国者」の仮面をかぶった売国奴か。

    ② 新自由主義 ~ 超帝国に至る資本主義の将来像がわかっているか。

    ③ もはや「20世紀的」な枠組みの「保守」は意味がないのだが、
      その点がわかっているか。


   単独の政策で政界再編するのは、いかかがなものかと言う見解もあるが、TPPの
  インパクトはあまりにも大きいことから、TPPを軸に政界再編すればいい。

   それもままならないのなら、TPP批准するか否かで総選挙すべし。
   そのためにはメディアがまともでないといけない。
   今回でメディアの酷さに目覚めた人もいるだろう。
   
   やはり、どうしても「マスゴミ交代」ということに辿りつくと私は考える。

                             (了)
  
  





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