素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

朝鮮半島についてのお勉強 参 日朝国交正常化すべきか? 後編

 ◎ 果たして日朝国交正常化すべきか?

   菅沼氏は言い切る。

    従って、日本側の主張する拉致問題の解決はもう不可能になった。

   曰く、

    かつて大東亜戦争のさなか、ルーズベルト大統領が死んだ時、鈴木貫太郎首相は
    弔意を示し、弔電を送りさせしたのだ。金 正日の死を悼み、その功績を讃えると
    共に「金 正日と解決したかった拉致問題をこれから力をあわせて解決していこ
    う」くらいのメッセージを送るべきだった。


   拉致問題解決には弔問外交を生かすべだったのに日本は千載一隅のチャンスを逃した。
   世界でも稀な礼節を重んじる国、日本の不作法は逆に大きな意味を持つ。
   明言していないが代替わりすれば、拉致問題解決の糸口が見えてくるだろうというのは
  甘い期待であり、仮にそう望むならまず弔問外交がその第一歩となるのではないかという
  主張のようだ。
   これに対しては「金 正日に弔意を示すなんてとんでもない」と猛然と反発する世論
  が予想される。日朝関係はそもそもボタンの掛け違いだというのが同氏の自説だ。
   この点は「菅沼光弘!北朝鮮を語る!」でもふれたように日本は拉致問題を入口
  にしている限り外交折衝が進展することはなく、拉致問題を出口しなければなら
  ない。

   いま一度菅沼氏の言葉に耳を傾けよう。

    すなわち、まず交渉を始め、日朝平和条約を結んで戦後処理を行い、
    その中で拉致問題についても交渉を進めるという方法だ。
    これ以外に現実的打開策はなかった。
 

   これに対して、拉致被害者の会及び国会議員を中心に青いバッチをつけた人々が猛然
  と怒り出し口を尖らせるだろう。
   まあまあ冷静になって下さい。
   ここでもう一度、もっと大きな国際力学を思い出そう。
   そもそも北朝鮮はパパブッシュ一派の手のひらの上にあり、日朝国交正常化寸前まで
  何度も行きかけてその都度邪魔をしてきたのは誰あろう、パパブッシュ一派だと言われ
  ている。
   そんなパパブッシュとズブズブの小泉が拉致問題解決のため訪朝し、少ないながらも
  拉致被害者を帰国させ当時、低迷していた小泉の支持率は跳ね上がった。

   拉致問題解決こそ日朝国交正常化のための一里塚とするなら、おかしいと思わ
  ないといけない。何で散々、日朝国交正常化を邪魔してきたパパブッシュ一派が
  そんなことを許すのかと。
 
   小泉に点数稼がせるため?確かにそれも一理あるでしょうが、部分的に拉致被害者を
  帰国させるとどうなるでしょう。当然に拉致被害者を全員帰国させろと世論は盛り上が
  るでしょう。「日朝国交正常化?全員帰国させるまでもっての他だ!」となるわけだ。

   ところが、北朝鮮は幕引きしたがる、いや、もっと言うと拉致被害者でも帰国できな
  い事情があったりするわけだ。
   少し脱線するが、横田めぐみさんが金 正恩の母親だとする本が版を重ねている。
   この点について前回のベンさんの講演でも質(ただ)されたのだが、金 正恩がスイ
  スに留学した際付き添っていたのがめぐみさんだからそうとも言われているが、その
  一方、彼女はもやは北の工作員いう説もあるとベンさんは答えた。
   真偽のほどはわからない。例えめぐみさんがそうでなくても拉致被害者のうち既に
  北朝鮮の工作員となり日本に帰れない人はいるそうだ。

   さて、本論に戻るとこのような状況にも拘わらず、拉致被害者全員帰国させるまで
  「対話と圧力、いやもっと圧力」だと言い続ければ日朝国交正常化など夢のまた夢で
  あります。菅沼氏曰くの拉致問題を入口とした外交折衝しているとはこのことだ。
   いつまでも日朝国交正常化しないことを喜んでいるのは誰か?
   もちろん散々邪魔してきたパパブッシュ一派(米国)だろう。
   ところが・・・・・。
   もう一人、日朝国交正常化不成立に拍手する者がいると同氏は説く。

     だが、日朝国交正常化を極端に嫌がる国家がある。韓国だ。韓国は
    日朝接近を妨害するため、さまざまな手段を講じている。実際、内閣
    官房や拉致被害者の会にも韓国の意向を受けた人間が多数入り
    込んでいるし、その中には韓国国情院からカネを受け取っている人間    
    もいるだろう。

  
   このように日本と朝鮮半島は何重にもねじれた関係なのだ。
   インテリジェンス能力ゼロで単純直角な心情論だけで青いバッチをつけている政治家
  では朝鮮半島外交はつとまらない。

   現状は、米国、韓国にとって「してやったり」というものであろう。
   私も含めた日本人の朝鮮半島に関する知識不足を菅沼氏は厳しく指摘しながら、
  こういってインタビューを締めくくる。

    だが、朝鮮半島こそわが日本の生命線であることは昔も今も変わらない。
    朝鮮半島に対するわが国の影響力が皆無になれば、わが国は亡びざる
    を得ない。それが地政学的結論だ。
    わが国存亡の危機は目前に迫っているのだ。



   フムフムそういうことか、ここまでならやっぱり日朝国交正常化を実現しないとイカン
  でしょ、という結論に至るのだが、オセロゲームのように私の思いはまたもや反転する
  のだ。なぜかというと、ベン曰くの「日韓併合論」が密かに進められているとするとし
  たら、本当に日朝国交正常化していいものかと考えざるを得ない。
 
   正直な話、今、現在、私はわからないのだ。
   どちらが正解か。

   みなさんも考えてみてください。
   日朝国交正常化すべきか否を。

                  (了)
  
  
 





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