素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

ウソつきの甘利 明

   


    甘利大臣の突然の辞任の余波は今後どう広がっていくのか?
    これで幕引きとはさせまいとする野党は証人喚問を要求するのか、文春はもう「撃ち方
   やめ」としてしまうのか、東京地検特捜部は動くのか動かないのか、まだまだ予断をゆる
   さない。
    文春他のメディアが「撃ち方やめ」をしなければ、甘利発言の矛盾、ウソが明らかになっ
   ていくだろう。なぜ、そう言えるかというと甘利 明という男はそもそもウソつきだからです。
    まずは彼の辞任の弁を引いてみよう。

     私はアベノミクスの司令塔として安倍総理より日本経済のかじ取りを任され、
     この3年間、国務に命懸けで取り組んでまいりました。デフレの脱却、経済
     再生と、財政健全化の二兎の追求。成長戦略の実行、実現、社会保障、
     税一体改革の推進、そしてTPPの推進など、不眠不休で取り組んでまいり
     ました。舌がんの病床においても、経済財政諮問会議の席上でも、あるいは
     TPP国際交渉の現場においても、この国の未来に思いをはせなかったり、
     国政に心を砕かなかったりした瞬間は一瞬たりともありません。国家国民の
     ために文字どおり全身全霊で取り組んでまいったという自負があります。

                               ~ THE PAGE ~


    これに続く彼の言説を捉えて「武士のようだ」、「男らしくて潔い」とかトンチンカンなこと言
   う輩がいるようだが、ちょっと事情通ならよく言うよと思うだろう。

    第一次安倍内閣時、経済産業大臣だった甘利氏は中越地震後の柏崎刈羽原発の危機
   対応について「3.11」後にテレビ東京のインタビューに答えた。
    甘利氏曰く、「“ 地震について備えよ ”ということは書いてある。ところが津波に備えよ」と
   いうことが書いてない」この時、津波による原発の電源喪失に関する共産党の質問主意
   書を見せられたら、甘利氏は一方的にインタビューを打ち切ってしまった。
    件の主意書は2006年に安倍内閣に出されたもので、
     「津波や地震で送電設備が倒壊すると、外部電源が得られなくなるのではないか。
     バッテリーも動かなくなったとき、原発の冷却機能は働かなくなる。」
    と書かれていた。
    まさしく、「3.11」の福島原発事故を予見するようなものだった。
    安倍内閣の答弁書には「お尋ねの評価は行っていない」としている。
    つまり、これは中越地震があったにも拘わらず、安倍内閣(甘利経産大臣)が津波に
   よる電源喪失について何ら対策を講じなかったということを示す決定的証拠だ。
    そんな決定的証拠を突きつけられて甘利大臣はパニクッてインタビューを勝手に打ち
   切ってしまったわけだ。こちらをご覧下さい。

   


    同じ自民党でも塩崎恭久氏は「そんな大きな津波(5.7m以上)が来るとは想定して
   いなかった。甘かったと言われてもしょうがない」とあっさり認めているのに甘利氏は
   担当大臣だったことから泡食ってしまった。

    それだけならまだしも、甘利氏はテレビ東京と担当記者3人を名誉棄損で告訴した。
    原告の甘利氏側は「悪意を持って報道された」、「嵌められたと思った」、「後半部分
    のやり取りはカットすると言ったのにしなかった」と主張したという。
    今回はご本人の発言ではないが、よく「嵌(は)められる」人ですね(笑い)。

    一方のテレビ東京側は「インタビューから逃げたのは事実です」。
    取材中に甘利氏が「あんな物が放送されたらたまらない、俺の政治家生命は終わ
    りだ!」 と記者に詰め寄った事や、「日本なんかどうなったっていい!と話しました」
    ほか、「視聴者に甘利氏の無責任な姿を伝えたかった」などと反論し、報道の正当
    性を裁判官に訴えたそうだ。

    甘利発言が事実だとするとパニくったとはいえ、とんでもないこと言ってますよ。

     日本なんかどうなったっていい!

    もう一度、甘利氏辞任の弁を引用してみましょう。

      この国の未来に思いをはせなかったり、 国政に心を
    砕かなかったりした瞬間は一瞬たりともありません。
    国家国民のために文字どおり全身全霊で取り組んで
    まいったという自負があります。


    ウソじゃないですか!!!!!

    そればかりではない。
    引用の部分は直接的にはTPPに関する発言ですが、これについては私この目でしか
   と観ました。安倍サマのNHKでTPPについて解説していた時、甘利氏は「厳しい交渉
   だった。」さも日本の国益を守って戦ったか如くでしたが、それは昨年、夏くらいまでの
   ことでそれ以降は、米国の茶坊主として米国側について交渉してきただけではないか。
   つまり、米国の補完勢力としてタフの交渉しただけでしょ。
    さらに決定的なのは、甘利氏は「これで日本のルールでTPP締結国内で経済活動で
   きる」と述べたのだ。
    私はあまりの大ウソぶりに画面にものぶつけたくなった。

    甘利氏は武田二十四将の「甘利氏」の末裔だといわれる。
    そう言うと聞こえがいいが、大河ドラマ「真田丸」の第1回は武田の重臣、小山田信茂
   が主君、武田勝頼を裏切って寝返る様が描かれていました。
    黒沢 明監督「隠し砦の三悪人」では田所兵衛(藤田 進)が「裏切り御免!」と言って
   秋月家に寝返る様が描かれている。あれは全くのフィクションではなく、戦国時代、よくあ
   ることだそうです。
    でもね、戦国大名と日本国一国では事情が違い過ぎでしょ。

    もっとも甘利氏のご先祖様がどうは知りませんが。

    









スポンサーサイト
政治 | コメント:0 |
| ホーム |次のページ>>