素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

黒田日銀総裁の覚悟と苦悩、そして乾坤一擲の逆転劇 後編

    



    先日、「報道ステーション」で緊急事態条項の第二弾として岸内閣時代の憲法調査会で
   の激論の内容が伝えられていた。
    写真と音声のみによる再現映像からスタジオに戻ってMCの古舘氏が「自民党版憲法
   改正草案」を示して、「いわゆる 『 霞が関文学 』 というか、官僚の文章でして・・・」などと
   語り始めた。この瞬間、私はハタと閃いてしまった。
    自民党の代議士が草案を作ったとしても、結局、彼ら代議士に同調する法務官僚がい
   たはずだ。副島氏曰くの「顔ナシ君たち」が彼ら法務官僚に関与していたかわからない
   が、世論はどうあろうとこれら緊急事態条項はBISの高僧たちのお墨付きを得たもの、
   いや、この緊急事態事項を憲法に盛り込むことによって、世界官僚同盟の一員の存在
   証明になるのではないか? 
    自民党の代議士は日本版FEMAの創設のため憲法改正草案に「緊急事態事項」を盛り
   込んだだろう。法務官僚たちは、単純に自民党版憲法改正草案を容認して政府のご機嫌
   伺いしたわけではないのではないか?
    「BIS 隠された歴史」の中には「ナチスドイツの侵攻に加担したBIS」と言う一節があ
   ります。
    BISの連中が純粋経済人だと仮定すると、戦争や平和の区別はあまり彼らには関係な
   く、倫理すら二の次かもしれない。人工頭脳がナチスを肯定したというが、BISの連中は
   人工頭脳より賢いと思っているだろうから同じような結論に到達してしまうということか。
    少し前、FEMAをはじめとする世界レベルでのファシズムの流れが想定され、純粋経済
   人たるBISの高僧がその流れの中で最適化された政治体制への移行として「緊急事態条
   項」を妥当と考えていたら・・・・。自民党版憲法改正草案に同調した法務官僚はそのあた
   りを見据えていたと思えてならない。
    元ヤクザで作家の安部譲二氏の言説、「(いろいろ黒幕はいるが)日本最強の黒幕、そ
   れは官僚だよ」はまんざらでもないように思える。

     
    さて、例によって脱線したが、そんな「世界官僚同盟」の一員である黒田氏は、日本国債
   を守ることによって日本の官僚としての本分は果たせるが、どうやって「世界官僚同盟」か
   ら後指さされることなく事態を着地させるつもりだろうか?
    異次元の金融緩和 ⇒ マイナス金利というヘンタイな金融政策がいつまでも続くはずもな
   く、2~3年はデフレでもその後、激しいインフレ、物価2~3倍当たり前のインフレ、いや
   ハイパーインフレかもしれません。
    当然、結局は国債暴落という事態の寸前までいって国家統制経済に移行する。
    ハイパーインフレ収束するため新通貨発行でデノミしてしまう。
    そうすれば国の借金も思いっきり圧縮されます。
    見方を変えると新通貨発行するから「タンス預金吐きだせ」ということになると思います。
    2020年というと東京オリンピックばかり目がいってしまいますが、プライマリーバランス
    (財政)黒字化は2020年までの国際公約です。
    財政黒字化するのはこの手しかないと考えます。
     (もっともベンさん曰くの日本銀行国有化が実現すれば、この他にも
      方法がありますが。どうでしょう実現可能性は低いような気がします。)

 
    BISの高僧からは白い目で見られ続けながらも、国際公約である2020年プライマリー
   バランス(財政)黒字化をハイパーインフレに導くことによって達成させる端緒をつけた人
   物、黒田東彦と後世の歴史家は彼のことを評することになるだろうと黒田氏本人は自覚
   しているのではないか?
    副島氏は黒田日銀総裁を山本五十六になぞらえ、最後に自決(自殺)するのではない
   かと物騒なことを以前から言っている。
    そうなるかどうかは関知しないが、黒田氏はマスコミ、エコノミストが「狂気のマイナス金
   利」と叩きまくっても、「死後、俺の名前は歴史に残る」という見立てと覚悟とで腹を据えて
   いる。
    これはアベノミクスではなくレーガノミクスの時代、レーガン大統領が対ソ連軍拡競争に
   あけくれ、マスコミやリベラル派から「軍産複合体主導でけしからん」と叩きまくっても、チ
   キンレースの末、軍拡競争にソ連経済が悲鳴をあげ、結果的にソ連崩壊へと追い込んだ
   偉大な大統領として「レーガン」の名前は空母の名前になっていることを想起させるのだ。

    不可能と言われていた国際公約としての2020年プライマリーバランス(財政)黒字化を
   達成すればBISの高僧も黒田氏に一目置かざるを得ないだろう。
    「世界官僚同盟」の一員としての立場と日本の官僚としての本分という矛盾することを同
   時に遂行しつつ止揚するにはこれしかない。

    これが黒田東彦日銀総裁の乾坤一擲の逆転劇だと私は思う。

                                           (了)







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