素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

もう一度、大麻について考えてみた。 後編

    



    戦前、日本は大麻(ヘンプ)がそこいらに自生している大麻だらけの国でした。
    以前も述べましたが、戦前生まれの親にも確認しました。
    「昔は麻つくって兵隊さんの衣服にするのに献上していた」と語っていた。
    この麻=大麻(ヘンプ)だということは知りませんでしたが。
    日本を代表する花が桜だとすると、戦前まで日本を象徴する草は大麻草だったと言って
   も差し支えないでしょう。戦前どころか、古来より日本は大麻だらけでしたし、大麻は神道
   と結びつきの強い植物でしたから。
    これらの事実は、戦前に物心がついた人でないとなかなか理解されない。
    そんな大麻だらけの日本だったのですが・・・・・・。

     そして1930年に万国アヘン会議条約に従って、麻薬取締規制を制定し、ケシ、
     コカ、およびその製品であるアヘン、コカインに加えて、インド大麻についても規制
     を加えました。
     この「インド大麻」というのが重要なところです。日本ではこのとき、インドから輸入
     した大麻を医療品として使っていました。これに対して、国内で栽培していた大麻
     は、衣料用素材や下駄の鼻緒、畳の縦糸として、あるいは神社の注連縄や御幣
     として使用していたものだったのです。

           (中略)

     1930年の麻薬取締規制によって、一応はインド大麻を規制対象とした日本です。
     ところが、国内の大麻は栽培や流通を減らすどころか、国家によって奨励されてい
     ました。通気性がよくて丈夫な麻繊維は、軍服やロープなどの軍需品に欠かせな
     い素材であり、富国強兵を進めていた日本にとっては重要な物資だったのです。
     そんな事態が一変したのは戦後でした。

             ~ 船井幸雄 著 「悪法!! 『 大麻取締法 』 の真実 」 ~ 



     ここで留保していた「大麻取締法」で大麻を使用(吸引)しても罰せられないことについ
    てふれておこう。大麻を加工する過程で薬理成分が自然に蒸発することで「大麻酔い」
    になってしまうそうです。戦後だって大麻栽培が全面禁止されたわけではなく、許可制
    でほんの一部ですが栽培している農家もあるのです。戦前同様、作業中に農家が「大
    麻酔い」になったからといって取り締まるわけにはいきません。それ故、所持(吸引)に
    ついては罰則規定がないのです。

     先日も許可制で大麻栽培して関連商品を販売していた鳥取県智頭町の人が大麻取
    締法違反容疑で逮捕された。許可された産業用大麻とは別物を所持したということだ。
     この容疑者・上野俊彦氏は、アッキーこと安倍首相夫人・昭恵女史が「大麻で町おこ
    ししようとする上野さんの情熱に関心した」とイチオシで持ち上げていた人物だ。
     昭恵夫人は語る。

     「現在の大麻はほとんど輸入物ですが、日本では戦前までお米に次ぐ商品作物
      でもあったんです。2008年に北海道北見市で産業用大麻特区が認定され、
      鳥取県智頭町など大麻で地域おこしを行う自治体も現れるなど、少しずつ国内
      での栽培が広まろうとしてきています。

      国産大麻はまだ高いのですが、質は外国産よりずっと高い。今後、栽培をする
      農家が増えていけば、少しずつ安くなるはずです」

                                  ~ SPA ~



     この逮捕に際、産業用大麻は毒性が低い旨、報道されたことは思わぬ副産物だった。

     さて、1930年、アヘン会議でインド大麻が禁止されても日本は大麻栽培を奨励して
    いた。では、なぜ戦後、日本は大麻を規制し栽培を許可制にしたのでしょうか?
     それは1948年(昭和23年)に「大麻取締法」が制定されたからです。
     あっさり結論言ってしまうと、「大麻取締法」は日本国憲法がそうであったようにGHQに
    押しつけられたものだったのです。
     「大麻取締法」の先立つ1945年(昭和20年)10月12日の「日本に於ける麻薬製品
    および記録の管理に関する件」というメモランダムにアヘン、コカイン、モルヒネ、ヘロイ
    ンと共に大麻を「麻薬」とすると書かれています。


      GHQの指令に、行政機関は大いにとまどいました。
      前述のとおり、日本では大麻は繊維の原料であり、麻薬のような危険な代物で
      はありませんでした。ほとんどの日本人はそんな利用法があることさえ知らず、
      吸ってきた人の中でさえ、健康や精神への被害、あるいは暴力事件などの問題
      があったわけではありません。
      何の問題も起こしてない植物の栽培、所持を禁止することに、当時の官僚が違和
      感を覚えたのも当然です。あまつさえ本当に禁止してしまえば、農家の貴重な収
      入源を断つことにもつながります。
      そこで、当時の官僚はGHQの指令に抵抗を試みました。

                                    ~ 引用 同上 ~


   
     「官僚は抵抗を試みました」―― 前回の荒井広幸氏の国会質問に官僚は何とか抵抗
    してますが、全くベクトルが真逆ですね。今は大麻規制、昔は反大麻規制。
     それにしても今の厚労省の官僚及び警察当局の大麻に対する頑なさは何なのでしょ
    うか?その昔、謀殺事件を追っている警察が「それ以上はAがダメだといっている。もう
    幕引きだ」と言われれば仕方なく捜査を止めたと言われます。ここでAとは警察の符牒
    でアメリカ(正確にはアメリカ大使館)のことを言っています。
     TPPだって官僚たちの中にはわかっている人はいくらでもいるでしょう。
     これもAがやりたいといっているのだからしょうがないと思っているのか。
     いや、今や官僚そのものがグローバリストになっているからTPP推進派の方が多いか
    もしれません。
     少し脱線しましたが、厚労省の官僚らがかくも「大麻取締法」に頑ななのは「Aが決め
    た法律だから変えたらイカン」と考えているのではないかと勘繰りたくなります。
     「大麻取締法」が制定された頃、GHQはなぜかくも大麻を目の仇としたのでしょう。
     GHQは日本の神道の力を弱めたかったからとか言いますが、大麻が繊維他いろいろ
    な素材となったり、万能薬であったため石油由来の繊維他の製品、同じく石油由来の
    薬にとって不都合だったからでしょう。石油由来の製品、さらに石油そのものというと
    デュポンとかロックフェラーを思い出します。フリッツスプリングマイヤーによればデュポ
    ンもロックフェラーも共にイルミナティーです。(この定義が正しいかどうかやや疑義があ
    りますが)いずれにせよ彼らの会社はアメリカを代表するグローバル企業です。厚労省
    の局長以上は「大麻取締法」を変えて大麻解禁にすることはこれら企業に逆らうことだ
    と理解しているように思えてならないのです。穿ち過ぎでしょうか?
     
     以前、海外で「レッドトップ」吸ったことのあるサーファー氏と会話した際、「もう石油の時
    代は終わるのだから石油由来の薬も終わりで天然由来の大麻がこれにとって変わるの
    は当然だよ」と述べたら、彼はニコニコ笑いながら「そうですね」と言っていた。
     さらに言うと石油の時代が終わるとはドル石油本位制の通貨体制が終わるということ
    です。まだ定かではありませんが、金(きん)とかレアメタル、穀物等に裏打ちされた通貨
    となるでしょう。(石油も入るかもしれませんが一部だと思います。)
     「化学合成された薬があるのだからいいじゃないか」とか言うバカテレビコメンテーター
    がいますが、例えばビタミンCでも化学合成されたものと天然ものは違うのです。
     薬も同様であることと大麻解禁を巡るこれら時代の転換点たる現在の時代背景を知ら
    ないからテレビでバカコメントしているのです。
     これらについてはさらに現代の医療がベンさん曰くの「人殺し医療」であるかまで踏み
    込まなくてはなりません。厚労省が医療大麻を頑として認めないは、薬を始めとして「人
    殺し医療」をどうしても認めたくないから、若しくは守りたいからと私には思えます。
     医療にかかわることなのでブログ程度で書ききれることではありませんが、もう間もな
    く「世界の書き割り」が変わることが明らかになるでしょう。
     何のことかというと、もちろん、米国大統領戦のことです。
     ヒラリーが勝とうがトランプが勝とうが「世界の書き割り」を変えるための戦いが始まり
    ます。その時になれば大麻自体からではなく、むしろ現代医療の弊害の方から天然由
    来の薬としても医療大麻が注目されるようになるでしょう。
     以前も述べましたが、大麻に現代のいろんな問題が凝縮されているのです。

     さて、以上は従前の野生大麻についてであり、2000年以降、流通している改良さ
    れた大麻をもとにした乾燥大麻樹脂には当てはまりません。
     日本人にとって大麻は神道と結びつく植物です。
     神道というとスピリチュアル、スピリチュアルの世界の回りには悪人がいっぱいいま
    す。
     これと同じで世界的大麻解禁を奇貨として麻薬としての改良大麻樹脂を流通させたい
    人達がいるのです。そういうわけで脳天気に「大麻解禁」というわけにはいきません。
     だからと言って日本のように医療大麻も産業大麻もぜんぶダメというのもおかしい。

     大麻栽培解禁主義者は今回の事件程度のことでへこたれてはいけないのです。

  
                                           (了)



悪法大麻取締法の真実
本書まえがきには1954年、京大生だった
船井氏の卒論の指導教授のこんな発言が取
り上げられている。「船井君、いま日本の農業
は衰退期に入ろうとしているね、それを盛り返し、
さらに日本と日本人の精神を立て直すのには、
僕は大麻がいちばんだと思うんだ」 
大麻栽培解禁論はこの頃からあったのだ。
そして今こそ日本の農業は衰退期に入ろう
としている。 


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「攻めの農業」より大麻栽培解禁を! 後編








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