素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

ワールドフォーラム「 TPP・原発・増税・集団的自衛権」 後編

 



 ◎ 結局、やられる自主独立派

   石橋湛山氏の後、2代、3代とは続かなかったが、時折対米自主独立を目指す政権が誕
  生した。残念ながらそのほとんどが潰されるか悲惨な末路を向かえる。(このあたりは「戦後
  史の正体」、「アメリカに潰された政治家たち」あたりに詳しい。)

   民主党による政権交代前、細川護煕首相がこれにあたると孫崎氏は解説する。
   細川政権は樋口廣太郎アサヒビール会長を座長とする「防衛問題懇談会」を立ちあげる。
   この懇談会の実質的責任者は西廣整輝元防衛次官で、実質的にとりしきっていたのは
  畠山蕃(しげる)防衛次官だった。
   この懇談会の最終報告書は冷戦的防衛戦略から多角的安全保障戦略への転換を謳っ
  ていて、第一章が「多角的安全保障のための防衛戦略」第二章が「日米安全保障協力
  関係の充実」となっていた。「日米安全保障」よりも「多角的安全保障」をより重視している
  か如くの体裁であった。
   孫崎氏は説く、米国はこの動きを警戒して佐川急便事件で細川政権は退陣に追い込まれ
  たと。のみならず、「防衛問題懇談会」の畠山蕃氏は95年6月1日、西廣整輝氏は95
  年12月4日、同懇親会の主要メンバーは相次いでガンで急逝する。
   この後、日本のこの動きを牽制するがごとくジェセフ・ナイが東アジア政策を立案させる。

  (補足)
   たまたま偶然が重なっただけだろうか?
   先日、反米で知られるベネズエラのチャベス大統領がガンで亡くなった。
   今や、“ 米国の裏庭 ”ではなくなった南米では反米派が少なくなく何故かガン死する要人
  が後を絶たない。「9.11」、「ベリチップ埋め込み」などを暴露したアーロン・ルッソもガン死
  した。二酸化炭素温暖化のインチキを暴露した作家マイケル・クライトンも死因はガン
  だった。
   銃でドン、ナイフでブスッ、毒を一盛りは戦前のやり口。
   今やそんな荒っぽいことはしない。
   だから政治家も官僚もマスゴミのトップもビビリまくっている。




 ◎ 対米追従を強めるだけの憲法改正

   阿部氏はランドコーポレーションの対中封じ込めを、① 内部分裂、② 周辺国による封じ込
  め、③ 戦争(中国領土問題とかかわる国との交戦)と解説したうえで、尖閣問題をかかえる
  日本で安倍自民による憲法改正はこの流れに沿うものではないかと質した。

    孫崎 「その通りです」

    阿部 「アメリカの戦争のための憲法改正ですか?」

    孫崎 「占領軍によって作られた憲法であることには間違いないが、実際に(自民案で)
        憲法改正すれば対米追従を強めるだけ」

   (補足)
    占領下の憲法 ⇒ 自主憲法という道筋ばかりが取りざたされるが、東 浩紀氏の
    「憲法2.0」もあるのだから憲法改正は自称「保守」の専売特許でもあるまい。




 ◎ 日本だけがいつまでも対米追従
  
   中国は米国を越えて超大国となりうるかという問いに対してほとんどの主要国が中国が
  米国を抜くとしているという。米国は自国が世界一だと考えていたが、2011年ついに
  米国ですら中国が米国を抜くと予想した。
  ところが、日本だけが相変わらず中国は米国を抜けない、いつまでも米国が世界一だと
  考えている。
   日本だけが正しく世界が間違っていると考えている。  

   (補足)
    正確には日本と共に韓国もこれに加えられるのでは?
    少なくても日本同様、韓国はいつまでも対米追従で米韓FTAでもはや決定的になった。
    BRICSが南アフリカ、ダーバンでIMF(国際通貨基金)などのこれまでの欧米の
    国際基金や国際金融機構に代わる「外貨準備基金」と「開発銀行」を設立した。
    彼らBRICSは、本気で「ドル覇権後の世界」を模索し始めた。
    日韓とはエライ違いですな。




 ◎ 今は歴史的大転換期
    (「100年に1度の大転換」など生ぬるい!?)


   1~17世紀までは中国、インドで世界のGDPの20~30%を占めた。
   産業革命を経て17世紀以降、西欧諸国が多くのGDPを占めるように
  なった。今、再び中国、インドなどBRICSの時代となろうとしている。
   すなわち、技術格差で人口格差を埋められなくなりつつある。 
   

  (補足)
   ナルホド私の「100年に1度の大転換」など生ぬるいと言うことか。
   いやいや、大言壮語しているようで私は控えめに言っているのです。
   榊原英資氏も「近代300年の大転換」と言っているね。
   「技術格差で人口比を埋められない」とはグローバリズムで技術、労働力
   が均質化する世界とリンクする。




 ◎ 何で日本はこんなにメリットのないTPPをやろうと
   するのか?

     
    孫崎 「日本人の生き方に結びつく。男性は組織の中でポストと結びつけて考える。
        自分の生き方を求めている人は少ない。」

       「官僚も会社の人も自分のポストを求めるために生きている。『清貧の思想』に
        出てくる良寛さんのようにカネや地位以外で生きる人は少ない。
        チャレンジしているのは女性。」

   (補足)
    「その通りです」というしかない。
    単純に「女性の時代だよ」という考えに私は与しないが、20年、30年ぶりに再会
    してみるとスリ減っているのは男で、より本音で生きているは女性というもの事実。 




 ◎ 来るべき参議院選はどうしたらいいのか?
   
   自民党、維新、みんなの党とどれも改憲派でどうしたらいいのか?

    孫崎 「昨年10月、鳩山さんとやろうとしたことは政治家は国民の信頼をなくした
        から非政治家で国民連合が必要で、その代表を菅原文太氏にお願いしよう
        ということだった。」

   最後に孫崎氏は付言された。

    「なぜ今再稼働が出来ていないのか?国民の動きで止まっている。
     一人一人が出来ることやるしかないです」と。

                           (了)








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