素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

大河ドラマ 「八重の桜」の隠された新傾向

   



   大河ドラマ「八重の桜」は綾瀬はるかを主演に据え、西島秀俊の上半身ヌードという女性
  視聴者へのサービスカットを入れたりした割には視聴率が伸びないようだ。
   敗者・会津側から見た「幕末・明治維新」(八重の桜)では、本来なら主役の西郷隆盛や
  桂小五郎ら維新の志士が脇役なので「幕末・明治維新」のスピンオフにしか写らないのかも
  しれない。
   でも「八重の桜」を観てあることに気づかないといけない。
   吉川晃司さんが西郷隆盛役なの?全然似てないじゃんと。
   ご本人もこうおっしゃっている。
      
    「 こんな無茶ぶりありかよって(笑)。似ているところもないし、どう演じれば
      いいか誰か教えて 」

   これですからいわゆる西郷像とは似ても似つかないですな。

             吉川 西郷


   でも、そもそも上野の西郷さんの銅像のもとになったキヨソーネの肖像画自体が実物とは
  違うことを忘れてはいけない。この件に関して私は「歪められた歴史 VOL.3」で検証
  した。
   私としては、リアルな西郷隆盛の顔は息子・菊次郎と影武者・永山弥一郎の系統の顔、
  つまりエラが張った角ばった顔ではなかろうかと結論づけた。

        西郷菊次郎  永山弥一郎 
             西郷菊次郎           永山弥一郎 


   これなら吉川さんはむしろ結構似ている部類に属するんじゃないかな。
   「八重の桜」担当プロデューサー、ディレクターはもう分かっている。
   世間で流布している西郷像はニセ西郷像だと。 
  もうこれ以上、ニセ西郷像をたれ流すのは止めて本物に近い西郷像をじわじわ広め
  ようと意図しているだろう。このドラマだけでなく、NHK自体がそういうスタンスじゃな
  いかな。
   
   山内昌之氏が司馬作品から「西郷隆盛と大久保利道」語るNHKテレビでも、再現VTRの
  西郷隆盛像はエラの張った角ばった顔をしていた。
  
   一度染みついたイメージを覆すのはなかなか難しい。
   でも、歴史は固定したものではなく真実が出てくれば軌道修正されたり時には全くひっくり
  返ったりする。

   「八重の桜」は敗者からみた「幕末・明治維新」とか言われるが、明治以来、今日にも
  根強く残る薩長史観による明治(近代史)にひびを入れることを意図していないか。
   幕末、明治、大正、昭和を駆け抜けた八重を主人公に据えることは、これまた私の主張で
  ある「明治、大正、昭和」という近代史のくくりでなく、「幕末維新期」、「大日本帝国時代」
  「日本国時代」という区分に沿うものだ。

   硬直化した歴史観もそろそろ変えるべき時に来ていると思う。








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