素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

TPPを推進する隠れた内なる敵

   



   ネット住人の多くにとって今だにTPP推進派が頑として存在することが不思議でならない
  のではないか?推進派はTPPの効用と反対派の誤謬をを指摘する。キャノングローバル
  研の山下一仁氏あたりがこの典型だろう。
   仮にこの御仁がTPPのすべてを知っていて反対派は間違いだと主張するなら、どういう
  ことがわかるだろうか?
   TPPは米国の議員ですら全貌がわからず閲覧できるのはグローバル企業の600名程
  度に限られると伝えられる。山下一仁氏がグローバル企業(キャノンだって今やそうだろう)
  の住人だからこそ「俺がわかっていてお前ら(反対派)が何にも知らんのだ」ということに
  なる。グローバル企業の代弁者が国家よりグローバル企業の利益を図るTPPについて
  自らグローバル企業に不利になることや「TPPが国家よりグローバル企業のためにある
  ものだ」ということを語るはずがないのだ。
   そんなこと露知らず、竹中某あたりに脳をやられた国会議員が山下氏の“ ご神託 ”を
  ありがたく拝聴しているんですな。
   困ったもんだ。
   
   そもそも「グローバリズムの中で日本が勝ち抜く」とか言っている時点でボタンの掛け
  違いも甚だしい。確かに当面は「日本が、中国が、米国が」と国家間競争のような様相を
  呈するだろう。でも、それは過渡期のことであって、グローバリズムにとって主権国家は
  邪魔な存在でしかない。
   もっと言うなら、国家に代わってグローバル企業が統治する世界がグローバリズムの
  目標地点であります。TPPはそのとば口の一里塚。
   不思議なことにTPP(グローバリズム)を推進する議員の中には「國躰が云々」とか
  いう輩が少なくない。こんなに笑止千万なことはないのだ。「やんぬるんかな」と呆れ
  果てるしかない。

   グローバリズム云々がわかりづらいなら、もっと遡って考えてみよう。
   彼らTPP(グローバリズム)推進派はそもそも「国連」、「IMF」、「世界銀行」
  いや「市場」をどこかで公正、中立なものと思っていないか?
   そんなのウソっぱちなのだよ。
   もっと言うなら、日本人は「話せばわかる」と考えるフシがあるが、彼らグローバル企業
  のトップは「話してわかる連中」ではないのだ。
   何となれば彼のうち何割かは間違いなくサタニストなのだから。
   つまるところ「悪魔のいる政治学」(西欧)と「悪魔のいない政治学」(日本)ということに
  なろう。このあたりわかっている政治家が日本にどれくらいいるだろうか?
   甚だこころもとない。

   何も宗教まで持ち出すことはないと思われるかもしれない。
   それではもう少し実務レベルでTPP推進派について考えてみよう。
   先日、TPPを巡り孫崎 享氏と古賀茂明氏がバトルを繰り広げた。
   推進派・古賀氏は何のかんの言って日本の官僚はしたたかで過去何度も米国の
  要求を骨抜きにしてきたのだと言う。
   だからTPP案ずる必要はない、交渉すれば何とかなると古賀氏は言いたいようだが、
  「ホントか?古賀さん、交渉する時間なんかあるのか。今までと違うでしょ。米国一国相手
  じゃないし、参加国はたばになってかかってくるのだから。」
   ただ、過去、官僚らがなし崩しにしてきたのは事実のようだ。

    80年代の「日米構造協議」の「貿易摩擦戦争」も「半導体協議」も1995年
    の「自動車交渉」も、それから1992年からの「年次改革要望書」(米商務省
    とUSTRの策略)も結局、日本側が内容をグチャグチャにして守らないで逃げ
    きった。生の実態の貿易や生産活動は、アメリカ政府が交渉ごとで圧力をかけて
    も現場が動かない。 

      ~ 副島孝彦 著 「浮かれバブル景気から衰退させらる日本」~


   でも、今の官僚は古賀氏が経産官僚だった頃ほど骨があるのか? 大いに疑問です。
   もっとも副島氏はTPPについて楽観的だ。

    ここからが私の結論だ。こんなTPPなんか放っておけばいいのだ。
    どうせ、モノ、サービスの実物に関わる協議だから、金融市場のような金融
    バクチ屋の世界とは異なる。それぞれの業種、業界の現場はどうせ言うこと
    を聞かない。そのうちアメリカはどうしようもなくなる。
    私は、それよりアメリカ帝国の衰退の確実な進行をずっと凝視している。

 
                       ~ 引用 同上 ~

   私は米国内戦まで視野に入れた米国の自滅しかTPP回避の道はないと考えているが、
  副島氏も「そのうちアメリカはどうしようもなくなり」TPPはどうでもよくなると考えているよ
  うだ。
   副島氏は「それぞれの業種、業界の現場はどうせ言うことを聞かない。」とか言うが
  今やすっかりコンプラできっちり決め事に従わないと「非国民」くらいの空気が広がって
  いる。この妙な生真面目さが危ういと思うのです。
   我々はパロディー世代であって、この妙な生真面目さを金科玉条とすることはない。
   「グローバリズム」に関する誤解とこの妙な生真面目さが、本来なら副島氏曰くの
  ようになし崩しにするTPPをも粛々と受け入れてしまうんじゃないのか。
  
   妙な生真面目なこれらの人々は、もちろん「3丁目の夕日」が好きだし、「江戸川
  乱歩全集 恐怖奇形人間」など受けつけない。

   でも、世界の構造は、教科書や研究書、歴史書が教え専門家、マスゴミが伝えるような
  ものではなく「奇形人間」も真っ青なほどぶっ飛んでいるんですけどね~。








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