素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

反TPPの切り札は農民一揆と農民世界同盟!? 後編

   



   時間軸は20世紀、1999年までさかのぼります。
   フランスで「マクドナルド解体事件」という衝撃的な事件が起きました。
   南仏の田舎町ミヨで、新規オープンするため建設中だったマクドナルドに農民や市民
  約300人が押しかけ破壊したという。

   この起こりはホルモン剤を使用した肉牛を規制したEU対してWTOがEUの食品に
  100%の関税かけたことに始まる。
   この報復関税に怒り立ち上がったのがフランス農民連盟代表のジョゼ・ボヴェ
  (Jose Bove)であった。
   まあ~、破壊活動はよろしくないのは言うまでないが、時と場合によるのでは?

   ボヴェは、

    ① 多国籍企業(今でいうグローバル企業)による支配
   
    ② ジャンクフードがもたらす食の安全の低下

   これらの象徴としてマクドナルドを襲撃したとか。
   当然タダで済むわけがなく、ボヴェは禁錮10ヶ月の判決が言い渡され収監された。 
   この裁判の過程で世界各地から数万人の支持者が集まり、ミッテラン元仏大統領
  夫人からも支援声明があったとされる。
   世論の圧倒的な支持に押されシラク大統領は特赦を与えボヴェは釈放された。
   すごいですな~。

   
   ボヴェは、太田龍氏分類のヨーロッパ人①のタイプでしょう。

    ① ローマ帝国と断固闘い、ヨーロッパ土着の健全で剛毅な精神と魂の自由
      を守った人々

                    過去記事を「世界はキマイラ!?」参照して下さい。
   
   ここがフランスと日本の違いなんだと思う。
   ローマ帝国(世界帝国)と闘い、結局、統治されることになっても魂は売らないと
  ふんばった経験があるかないかの差だ。

   フランスでは国民的漫画「アステリックス」(Asterix)が根強い人気だという。
   この漫画の梗概はこんな感じだ。

    紀元前1世紀、フランスがガリアと呼ばれた頃、シーザー率いるローマ軍
    が攻めてくる。魔法の薬を飲むとパワーを発する小柄な主人公アステリックス
    と怪力男オベリックスのコンビが活躍しでガリアを守る。
   
   この漫画そのものは読んだことがないが、映画化作品の一つ、「ミッション・クレ
  オパトラ」はナショナリズム映画というよりフランス版「中華思想」映画、右翼映画
  といいたいくらいです。
   ローマ帝国が攻めてこようが、俺たちガリア人(フランス人)は絶対に負けないん
  だという映画ですから。
   こんな具合で現代のローマ帝国(グローバル企業)も何するものぞ!とフランス
  農民は負けない。
   ヨーロッパだから出来るんでアジア人には無理だよ。
   そうでしょうか?

   フィリピンの農民がモンサントの遺伝子組み換え米ゴールデン・ライスの
  野外実験場を襲い、破壊した


    Bicolの各所から来た400名以上の農民が、 Camarines SurのPili農務省
    の地域実験場の5番で行われているゴールデンライスの野外試験を襲った。

    ゴールデン・ライスは遺伝子組み換えの米であるが、農民達は計画されて
    いるその商品化を阻止するために、稲を根こそぎにした。

    「農 民達は現在行われているゴールデン・ライスの野外実験に対して
    行動をとることを決めた。ゴールデン・ライスはフィリピンの飢餓と
    栄養不良の問題への解答で はない」とSIKWAL-GMOのスポークスマン
    である農民のBert Autoは語る。SIKWAL-GMOは遺伝子組み換え作物
    と多国籍農業企業が農業を支配することに反対しているBicolの農民、
    教会、学生、学者、消 費者の団体である。

                 ~ デヴィツド・アイクの情報 ~

  

   今や日本の農民はおとなしいものでせいぜいデモするくらいですが、江戸時代は
  日本も農民一揆があったんですよね。
   遺伝子組み換え食品、F1種子は飢饉どころではありません。
   EUとフィリピンに出来て日本になぜできないのか?
   TPPから農産物を守るには農民一揆でしょ。

   出でよ!現代の佐倉惣五郎!

   そんなこと言って農場破壊しても意味ない!?
   フランスのボヴェは遺伝子組み換え農業に反対して直接抗議活動を組織して、
  大豆やとうもろこしの苗を引き抜いている。

  
   農家のみなさん、農協はアテになりません。
   どうせ上層部はまるめ込まれちゃうんだから。
   安倍ちゃんの言う「攻める農業」?最初はそれもいいでしょう、でも、どれもこれも
  遺伝子組み換え種、F1種だらけになったら、「攻める」と言っても価格だけになっち
  まいますよ。

   TPPはグローバル企業と共に「世界官僚同盟」がメインプレイヤーのようです。
   だったら、こちらも世界農民同盟で対抗したらいかがでしょう。 

   ジョゼ・ボヴェのフランス農民連盟あたりとまずは連携はかったらいいと思います。

                                             (了)
   〔参考書籍〕
   
     津田幸男・浜名恵美 共著 「アメリカナイゼーション」


フランス版 ミッションクレオパトラ
 「ミッション・クレオパトラ」
日本版は私の贔屓の女優モニカ・ベルッチ
をメインに据えているが、海外版はご覧の
とおり、アステリックス、オベリックスが
メインだ。この二人のキャラに乗れないと
この映画はつまらない。



   



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