素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

答え合わせ 「 半島を出よ 」 VOL.2

   



   この小説について考える時、「 そもそも何で彼ら高麗遠征軍(コリョ)は福岡に侵攻したの
  か?」その点について作者・村上 龍がどのように設定しているか考察しなければ、「答え
  合わせ」の前提条件が整わない。
   どうもそれは朝鮮半島統一にあるようだ。

    「統一は夢ではなくなった。だが、統一には数えきれないほどの障害がある。
     北と南の人間が混ざり合うだけで暴動に近い事態が起こる。経済も混乱す
     るし、人民軍の強硬派は武装解除に応じないだろう。政権崩壊の噂が絶え
     なかった将軍同士を中国やアメリカや南朝鮮が支え続けたのは、結局統一
     に至るステップの混乱を最小にするためだった。この福岡侵攻作戦にしても
     統一に向けたいくつかの障害を除却するためのものだ。

           (中略)

     チャン・ボンスは、この作戦が周到に仕組まれたものではないかと思った。
     共和国だけの台本してはできすぎている。他の大国が台本作りに参加して
     いるということではなく、黙認しようとしているのではないか。
     九州には、十万を超える共和国人民軍の強硬派と、アメリカと中国を中心
     とした国連軍が駐屯することになるだろう。アメリカと中国は同盟を組んで
     国連軍を構成する。だから九州は結果的に東アジアで大国同士の直接の
     衝突をさける緩衝地帯となる。(後略)」


        ~ 村上 龍 著 「半島を出よ」上巻 p140-141~
   
   
   米、中の緩衝地帯だった朝鮮半島が統一されるかわりに九州がこの緩衝地帯の役割を
  担うということだ。
   どうだろう、現在、朝鮮半島統一といっても、リアリティーがないのが世間一般の日本人
  というものではないだろうか?
   でも、さる情報筋によると、これから朝鮮半島統一は加速するようだ。
   三橋某が説く「韓国の経済崩壊」もおそらくそのためだろう。
   陰謀論を排する村上 龍は私の言説にNOというかもしれないが、世界支配者はその
  くらいのダイナミズムで物事を捉えている。
   韓国は一度、デフォトしてIMF管理下に置かれ、米韓FTAに完全で完全に米国の
  植民地となった。サムソン等一部大企業だけを市場競争で勝たせる政策を韓国に誘導し
  たのも韓国経済崩壊 ⇒ 朝鮮半島統一の布石だと考える。サムソンといってもバックは
  ゴールドマンサックスであって彼らはもう彼らは手を引いたんじゃなかったかな。
   ブタもおだてりゃじゃないが、サムソンを一人だけ太らせハシゴ登らせておいていき
  なりハシゴ外して全部ずっこけさせる。
   「アラブの春」の発祥地、チュニジアもグローバリズムとプライバタイゼーション
  の優等生で経済はイケイケだったが、結局のところ経済が瓦解する事態にいたった。
  (過去記事「中東反政府デモの背景はTPP導入後の日本に通じる」に詳述しています。) 

   グローバリズム、市場原理主義は単に経済成長の1点で語られがちだが、「エコノミック
  ヒットマン」なる工作員が存在するように経済を急成長させて崩壊させるという意図が存在
  することを忘れてはならない。何のために1国の経済を崩壊させるかというと、IMFの
  管理下に置くだけでなくその国の経済的主権を奪い、やがては隣国と経済的に統合させ、
  しいては国家主権を完全に失わせるためであります。

                                   (つづく)
  






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