素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

「 世の中にはまさかがあるのですよ。」 (小泉元首相 「 原発即ゼロ発言 」 の行方)

   
  小泉元首相が約350人集めて「脱原発」の記者会見をした。
  発言の骨子のうち私は 原発即ゼロ、自民党議員の本音、 総理の権力に注目したい。
  
    「即ゼロのほうがいいと思う。そのほうが国民も企業も準備ができる。
     再稼働すれば核のゴミが増える。いまも(原発稼働は)ゼロだから、
     早いほうがいい」

    「自民党の中でも本音を探れば原発支持・反対は半々だ」とも指摘した。

    「(安倍)首相が決断すれば脱原発はできる。首相の胸中はわからないが
      望ましい方向に権力を行使してもらいたい」

                            ~ ロイター ~



   夏から始まった小泉首相の「脱原発」発言を受けて安倍自民はオロオロしていて、
  石波幹事長と高市政調会長で小泉発言への対応を巡って責任回避の応酬している。
   小泉発言にあるように自民内の“ 寝た子 ”= 「脱原発派」を起こしてはならないと
  考えていたからだ。そんな逃げ腰は昨日の小泉発言で無意味となった。
   自民党内の脱原発派がわさわさと蠢動(しゅんどう)し始めたのだから。
   かつて「自民党をぶっ壊す!」と叫んだ元首相は、自民党を割るつもりだろうか?
   結論を急ぐ前に来年早々にも原発再稼働に舵を切るつもりの安倍政権を取り囲む
  外部要因の変化を一つ取り上げたい。
   安倍首相は中国、韓国に対して右寄りのスタンスだと言われる。
   対中戦争を扇動したいジャンパンハンドラーズの旗色が変わったようだ。
                    
    来日中のアーミテージ元米国務副長官が自民党幹部と東京都内で会談し、
    歴史認識問題を巡って「従軍慰安婦問題に触れないでほしい」として強
    い懸念を伝えていたことが31日分かった。安倍晋三首相の靖国神社参
    拝に関しても「これまで積み上げたものを全て壊すインパクトがある」
    と強調した。

    日中、日韓関係の悪化を憂慮する米政府内の雰囲気を間接的に伝えたも
    のだ。会談に同席した米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)
    幹部は慰安婦問題について「米政界のロビー活動は韓国が上手だ。
    日本が強硬姿勢を続ければ米議会が背を向ける」と指摘。旧日本軍の
    関与を認めた「河野談話」の見直し論が高まれば、日米関係にも悪影響
    を与えかねないと警告した。

                      ~ 毎日jp  


   総理周辺の対中・対韓強硬路線の政治家、知識人は目の色を白黒させているだろ
  うよ。「何よソレ!梯子外すわけ?」と思わずにはいられまい。ジャンパンハンドラーズ
  もペンタゴンに合わせて東アジアで波風立てない方向へ宗旨替えししたのだから。
   こんな調子じゃ、憲法96条改正はおろか、集団的自衛権もどうなのよという風向きに
  なりかねない。「やっぱり『 秘密保全法 』はトンデモだ! 後編」で私はジャパンハンド
  ラーズ失脚の日は近いと述べた。失脚ではなく彼らは何とかポストにしがみつきたいら
  しく見事なまでの変節ぶりを示した。この記事ではマスゴミのおかげで盤石のような安
  倍政権もこれら米国の変容、及び小泉脱原発統一戦線で怪しくなってくると予測した。
   小泉元首相はジャパンハンドラーズの変節をもっと前から予測していただろう。
   アメリカの後盾が揺らぎ始めた時、自分が脱原発発言すればさらに安倍政権は揺らぎ
  始める、そしてあるタイミングで自己の主張「脱原発」に舵切らざるを得なくなると見切っ
  て昨日の記者会見に臨んでいるのだ。
   小泉元首相は「一人でもやる覚悟」とか言っているが、「原発即ゼロ」、「総理の権力」
  にふれながら安倍首相に決断を迫まるまで踏み込んだのだからとことん行くと思います。
   ふがいない野党を尻目にヒーロー帰還という「物語」を国民は求めていると小泉氏は見
  込んでいる。もう、わさわさし始めたが、年末までに小泉氏は脱原発本を上梓するとのこ
  とだから、今後ますますヒートアップして「新・小泉劇場」= 「脱原発物語」の幕が上が
  るだろう。(誤解のないように付言するが、別に小泉氏を支持しているわけでない。でも、
  彼の勝負勘だけは評価せざるを得ない。)
   本人は新党結成の意思などさらさらないが如くふるまっているが本当だろか?
   東京新聞が小泉元首相と細川元首相の会談を報じている。
   でも、これだけでは役者は揃わないのです。
   「3老将 『 秘密サロン 』 謀略」という見出しにピンときて週刊大衆を読んでみると
  やはりありました、前出の「あるタイミング 」まで含めて。
     
    政治評論家の板垣英憲氏が言う。
    「通常国会が閉幕に向かう来年6月頃、消費税のツケが国民生活を直撃
     するでしょう。小泉・細川・小沢の3氏が記者会見場でガッチリ握手し、
     脱原発政党の発足を高らかに宣言する一大政変劇は、ズバリ、この時
     期と見ています」
   
               ~ 週刊大衆 11月25日号 ~

   
   そんなバカなと思われるかもしれないが、根回しした人達についてもふれられている。


    「世間では、いかに細川氏が接着剤になろうと、政敵同士の小泉氏と
     小沢氏が交わるはずはないと見られていました。しかし、小泉氏と
     細川氏の間に村上正邦・元労相が入り、さらに細川氏と小沢氏の仲
     を平野貞夫・元参議院議員が取り持ち、三者を繋いだようなのです」
      (前出・政治部デスク)

                   ~ 引用 同上 ~ 
 
  
   三者それぞれの思惑があるのは言うまでもないが、このままなし崩し的な原発再稼働だ
  けは何としても避けないといけない。石破氏は「長期的には小泉さん同様原発依存度を減
  らす方向だ」とか言うが、行政改革さえ十全に出来ないのだから原子力ムラを抑え込むこ
  となど出来やしない。
   福島原発事故を契機に大きく舵を切らない限り脱原発など夢物語になってしまう。
   
   それにTPP、特定秘密保護法など重要案件に対して野党が機能していると思えないし、
  マスゴミもようやく特定秘密保護法案にアリバイづくり程度に批判を始めたくらいで、政
  府の広報機関に成り下がっていることから脱原発をキーワードに野党が大同団結する必要
  がある。
   それにしても小泉元首相は本当に自民党を割るつもりだろうか?
   事情通H氏に電話したら、小泉氏はわざと最左翼のスタンスを取ることによって、今後
  出現するだろう最右翼勢力との位置関係から安倍政権は右に振れすぎているわけではな
  いと国民に知らしめ、結局のところ逆説的だが、小泉氏は安倍政権にエールを送っている
  のだと言う。
   政治とは複雑怪奇な連立方程式を解かないと意味不明というわけです。

   それにしても来年の6月ごろが楽しみです。
   いや、その前に世界の書割が変わっているかもしれない。
    
   かつて小泉氏は「世の中、登坂、下り坂、いろいろありますが、まさかと言うのもある
  のですよ」と語っていた。
  
    ナルホド、ですね。  
   


  
   

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