素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

ワールドフォーラム 「 孫崎 享氏の講演 」 中編

   



   「みんながダマされたいと思っている」―― 日本国民が集団催眠にかかっているのか、若
  しくは洗脳されているのだろうか?
   後段についてマスゴミがほとんど機能せず「大本営発表」をくり返しているだけであること
  から遠因とも考えられるが本質的なことではない。
   孫崎氏の言葉に耳を傾けよう。

    「ダマされないと社会の中枢に行けない」

    「安倍政権を支持しないと社会の中枢に行けない」

   「社会の中枢に行けない」は「出世できない」と置き換えた方がわかりやすいかもしれ
   ない。
   現実重視という肯定主義で余計なこと考えず仕事する、勉強することが成功の、出世の
   近道であることはいつの時代も同じだろう。
    目の前の事態はそれだけでは説明がつかない。
    規制メディアがいかにダメでもネットも本もあるのだから、孫崎氏曰くのように「おかしい」
   と気づくらい誰だって出来る。
    今見受けられるのは「覚醒」ではなく、“ 片目半開きの目覚め ”であろう。
    私の身の回りも “ 片目半開き ”の人達は多い。
    でも、彼らは相も変わらずでやり過ごす。
    仕事が忙しい!生活が大変だ!、それはもう少し若い人達のことです。
    私ら世代にもなると、結構、余裕のある友人たちも少なくない。
    つまり、それらは “ 片目半開き ”の言い訳にはならない。
    彼らを見ると、私は西部 邁氏曰くの「最も消極的なニヒリズム」を想起せざるを得ない。   
    5日にも行われる「特定秘密保護法案」の強行採決を目の当たりにして「最も消極的な
   ニヒリズム」の霧は最も濃くなる。   
    彼らはこのニヒリズムに無自覚であり、だからこそ「最も消極的」なのです。
    私はこのニヒリズムを既に認識してこの霧を切り裂く一閃の稲妻が「政治」だと考えたか
   らこそかつてはほとんど関心の無かった「政治」に関心を寄せることになったのだ。
    その「政治」さえも絶望に近い失望の繰り返しでこのニヒリズムの霧はますます濃くなっ
   たというのが世間の相場だろう。

    このニヒリズムの淵源が「大きな物語の喪失」であることは言うまでもない。
    でも、「大きな物語」は静かに進行中なのです。とても歓迎できない「大きな物語」が。
    同時に歓迎すべき「大きな物語」も劣勢ながらも進行していることは当ブログ読者ならも
   うご存知だろう。
    これら事態を承知していればニヒリストを気取っている場合じゃない。
    いや、ニヒリスト気取りそのものが陳腐以外の何物でもないと気づくだろう。

    そんな小難しこと言わなくても、グローバリズムとIT化により資本主義という非対称性の
   権化がますます我々の生活の隅々まで支配している状況を考えた方が合点がいくかも
   しれない。
    上場会社の、出来ればグローバル企業の正社員にならないと「負け組」のレールがどこ
   までも延々と敷かれている。自分で起業してもちょっと油断するとあっと言う間に「負け組」
   のレールへとポイント転換されてしまう。
    だから、余計なこと考えずダマされた方がいい。
    やはり、どう転んでもニヒリズムに辿りつく。

    続く孫崎氏の言葉はそんな我々に対してトランキナイザー、いやデトックスとして作用
   する。
    
                                            (つづく)
       



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