素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

その先の「町づくり」へ VOL.2

 



   全く別分野のしかもかなり集中力を要することに没頭していたことから更新が空いてし
  まった。
   成功事例のみならず失敗事例も参考にしないとよい「町づくり」は出来ないのではない
  かという提言で前回終わった。
   「コンパクトシティー」なる概念は地方行政のマジックワードになっているのではないか?
   その賛否を巡って議論百出のようだが、そもそも「コンパクトシティー」とは何なのかを
  久繁氏は定義している。

    コンパクトシティーは、施設などの「価値」を、「郊外」ではなく「街中」に、しかも
    一極に集約する。
                     ~ 久繁哲之介 著「地域再生の罠」 ~


   前出「住みよい街ベスト50」に選出された岐阜市は見せかけの「成功事例」そのもので
  あると筆者は斬って捨てる。「駅前の近代化」、「コンパクトシティー」が岐阜市選出の理由
  に挙げられているが、筆者曰くの土建工学者がこれから普及させる施策「コンパクトシ
  ティー」のモデルとして岐阜市を強力にプッシュしているに過ぎないという。
   ここで結論めいたことをいうと「成功事例」は、畢竟、この土建工学者のプロパガンダだと
  いうのが筆者の主張です。
   岐阜市の何が失敗なのだろうか?

    岐阜市は駅前を一極集中的に開発する施策である「コンパクトシティー」を導入した。
    その一方で40万人「市民の足」であった路面電車を切り捨てた。駅前にいくら立派
    な箱物を建設しても駅前地域への主要なアクセス手段を奪ってしまえば、せっかくの
    箱物も利用されず単なるお飾りとなるだろう。この組合せの異常さは、離島に箱物施
    設を乱造しておいて、船便をなくすようなものだ。

                           ~ 引用 同上 ~
 

   43階建て超高層ビル「岐阜シティー・タワー」は開業3ヶ月で商業施設の核となるテナント
  が撤退し、1階に至っては「もぬけの殻」だという。
   コンパクトシテイーを推進するには事態はむしろ逆で新たに路面電車を導入しなければ
  ならないのに路面電車を赤字だからといって切り捨ててしまっては失敗するのは当然だ。
   赤字だからと切り捨てるのではなくトータルで収支を考えなくてはならないのに、役所
  の縦割り主義がこれを阻害した。  
   路面電車は世界的に復活の兆しがあり東京も銀座~晴海間で復活するようです。

    環境負荷の少ない次世代型路面電車(LRT)を将来、銀座など都心部に走ら
    せることを目指し、東京都中央区が来年度予算案に調査費として約1500
    万円を計上することがわかった。
  
    区によると、現在工事中の環状2号線・銀座―晴海間などに、2016年度、
    路線バスが優先的に走る高速輸送システムを導入。その後、早ければ20年
    頃までにこれをLRTに入れ替えることを目指す。

                   ~ 引用 読売新聞 ~
    
   
   翻って千葉市はどうなんだろう。
   旧セントラルプラザ跡にオリックスの高層マンションが建てられた。
   1階のテナントは空室が目立っているんじゃないかな。所詮、京成の駅前で大きな影響
  を及ぼさないようだが、空室がいつまでも続くとますます賃料の下げ圧力となりかねない。
   
   岐阜市は赤字だと路面電車を止めて失敗したけれど、赤字垂れ流す千葉市はモノレール
  やめた方が正解なような気もする。まあ、県庁、市役所の職員が猛反対するだろうが。  
 
                                    (つづく)





   
スポンサーサイト

文化 | コメント:0 |
<<その先の「町づくり」へ VOL.3 | ホーム | その先の「 町づくり 」 へ VOL.1>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |