素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

その先の「町づくり」へ VOL.4

   



   自治体も久繁氏曰くの土建工学者や各種コンサル・専門家の意見に耳を傾け「民間」を
  利用しているつもりなのです。でも彼らは本当の需要を知っているだろうか?
   「上から目線」というか、表層的なマーケティングによる思いこみで「町づくり」していないだ
  ろうか?何でそれでも「無問題」(モーマンタイ)なのか?
   「市場!市場!」という割に本当の需要を知らないくせに“ お上のお金 ”で仕事できるか
  らだ。

    民間企業であれば、市場メカニズムのなか競争をしているので、技術者を暴走させ
    ない顧客指向な「ものづくりの仕組み」がある。地域再生も同様に、技術者である
    土建工学者を暴走させない市民志向な「地域づくりの仕組み」が必要となる。
    
                      ~ 久繁哲之介 著 「地域再生の罠」 ~
 

   
   「町づくり」における技術者の暴走は、「環境・エネルギー」が一体化するとさらに加速
  する。「スマートシティー」のことであります。自然エネルギーを使っていかにも環境に優しく
  てよろしいようですが、所詮、ローマクラブ「成長の限界」の延長線上にある思考であり、さ
  らに「監視体制の強化」という側面も持っています。「スマートシティー」に携わっている同級
  生には悪いが、これも技術者の暴走以外の何者でもないだろう。ベッドの軋む空気振動さえ
  検知され何時頃、SEXしているかまで「監視」してしまう「スマートシティー」のその先を誰
  が望んでいるというのか?
   換言すれば「スマートシティー」とは目に見えない問答無用の「上から目線」の技術以外
  の何物でもない。もっともそれが「環境に優しい」と洗脳され尽くしていることから人々は
  当然のこととして受け入れるのだが・・・。

   「技術の暴走」の反対は、「ヒューマンテックな柔らかいテクノロジー」なのであって、これ
  は日本のお家芸だったはずだ。今やそんなものなどどこかへ行ってしまったが如くだ。
   「TORON」が潰されマイクロソフトの「WINDOWS」がOSとして世界標準になったあた
  りがターニングポイントだったと思う。
   今や彼らは「デ・ファクトスタンダード」(de facto standard)で世界を牛耳り「デ・ジュールス
  タンダード」(de jure standard)で仕上げていく段階だろう。ホントはTPPなぞ「デ・ジュール
  スタンダード」(de jure standard)なんかじゃないのだが、そう信じて疑わない自称保守が
  どっかり腰を下ろしていることが問題だ。
  
   直観的操作性を高めると言ってもスマホの次と言われるメガネ型、腕時計型のタブレット
  もどきはヒーマンテックではなくサイバーパンクのアンドロイド化に他ならない。
   今年から来年にかけてこれらが市場に出てくるわけです。
   それらをホントに望んでいる人がどれくらいいるというのか?
   極めて限られた需要だと思う。


  コーヒー雑誌
   前回の答えはこれです。「出雲行き」で訪れた安来の門脇ファミリーの父の店「サルビア」
   の店内。うず高く積まれたコーヒー雑誌の左側に「地域再生の罠」があります。本書によ
   ると、島根県には門脇ファミリーがいることからスターバックスが出店できないとか。


   例によってだいぶ脱線したが、要するに筆者曰くのように土建工学者による「上から目線」
  の町づくりはもう結構ということであります。
   「消費者インサイト」というマーケティングを取り上げ、久繁氏は顧客が発する「現状への
  不満や公言しづらい悩み」は消費者調査ではわかりづらいという。もう少し噛み砕くと隠れた
  需要を掘り起こすことこそ重要だということでしょう。

   アパート、マンションの賃貸市場は地域によってはある意味飽和状態であり人口減少と相
  まって競争過多でレジデンス(住居系収益不動産)の賃料は下げ圧力が働いている。
  収益性を追求するあまりどれも同じような物件となってしまうからかかる事態は生じる。
   それではと付加価値、差別化だとあれこれ各社やっているが、潜在需要とマッチしなけれ
  ばこれも空振りに終わることが少ない。
   リアルな潜在需要をしっかりと掴んでいれば賃料アップは可能であると考えているし、不
  動産コンサルを通じて私はこれに成功した。
   潜在需要は誰が知っているかというと最前線の営業マンだ。
   「最前線」といって「最」をつけるのはダテではなく業界のそこいら営業マンではダメです。
   JASDAQ、マザーズに上場する、若しくは上場したての企業の売れてる営業マンです。
   業界のただの営業マンでは“ 前線 ”にいるだけです。
   潜在需要が根強くかつ供給が相対的に少ないものをつくれば必ずブレイクスルーできると
  私は確信している。
   
   「消費者インサイト」とか難しいこと知らなくていいのです。
   これは町づくりにおいても同様で久繁氏のような「売れっ子」の意見を聞くことが肝要だ。
   もちろん、町づくりにおいてはそれだけでなく地域住民の意見を聞き潜在需要を探り出さ
  ないといけない。
   これはケースバイケースであるが、共通項として間違いなく言えるのは「共感」と久繁氏
  曰くの「スローフード化」だろう。
   
  潜在需要が「共感」と「スローフード化」に具現化されれば必ず町はよみがえると思う。

                                  (つづく)

     
   
まちはよみがる
船井氏は地域再生のカギは若い女性
と癒しであると言う。
船井幸雄氏は本年1月19日、逝去
された。合掌。











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