素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

日本は無問題(モーマンタイ)!?

    

    あ~、TPPね、まだやっていたんだという感じです。
    どうも甘利経財相とフロスマン米通商代表の交渉は茶番らしい。
    妥結の体制が整うのは大統領選、すなわち11月以降とか。
    なぜならオバマはTPA、貿易促進権限を議会から与えられていないからです。
    それまではTPPならぬTPN(Trans-Pacific Partnership Negotiation)、
   つまりず~と交渉しているふりとなるわけです。
    そうこうしているうちにガラガラポンか。

   さて、私はTPPを巡りあるオヤジと一触即発になりました。
   いろいろ事情通でそこいらのオヤジとは違うのですが、どうもTPPは推進派のようです。
   基本的に彼は市場主義者ですが、それよりも決定的にズレているのはTPPをグローバル
  スタンダードと考えていることです。ビジネスの世界で勝ちぬいてきた人ほどそう思いたが
  ります。これが検討はずれであることはここではくり返しません。
   もう一つこの御仁(若い人も含まれる)が決定的に勘違いしているとことは、グローバル時
  代に「日本が~」と言いたがることです。彼らオヤジの残りの人生からすれば「日本が~」で
  も間違いではないでしょう。すぐに事態が進展するわけではありませんから。
   でも、若い人は事情が違います。
   グローバリズムの終着点は「国家主権の簒奪」です。
   その前に国単位では解決できない事態となり「世界政府」が登場せざるを得なくなります。
   国民国家を飛び越して「世界政府」の「お達し」が各国民を縛るでしょう。
   そうすれば国家主権はますます弱体化してやがて限りなく限定的になると思います。
   件のオヤジは「世界政府」もわかっていますが、それでも「日本が~」と言い張るのだか
  ら笑止千万です。 

   私も彼同様、この数年の危機を乗り越えれば日本の未来は明るいと思っています。
   でも彼みたいに「日本 無問題(モーマンタイ)」という風には思えないのです。
   そもそもこれから先、日本がどうのような状況になろうとどうあろうと「経済的近代化」を達
  成した国、日本において「日本が~」という言説自体あまり意味をなさないのです。
   「経済的近代化」を達成した国では基本的に国家目標というものが存在しないくらい希薄
  なのです。それは村上 龍氏が主張するとおりです。でも、奴らは「国家百年の計」ならぬ
  「アジャンダ百年の計」描きこれを遂行しようとしています。
  それが「世界政府」です。

   この趨勢(すうせい)に抗すべく日本は「国家戦略」が必要なのですが、何とも場当たり
  的としか言いようがない。

   仮に「日本の未来が明るい」としても戦後高度成長のような国民全体が豊かになってい
 く、トリクルダウンは望めません。「日本が~」と思考することはやがて時代錯誤となっていく
  と思います。「経済的近代化達成後の国」と「グローバリズム」を本気で考えれば、そう
  結論づけられると思います。 
   それでも「日本 無問題」を唱える連中はどこかで戦後高度成長の残滓を引きずっている
  世代で「ポストモダンな経済」(= 近代化達成後の経済)の次は想像できないのです。
   「いつ日本が経済的近代化を達成したか」を認識できないのですから次などわからない。

   「ポストモダン経済」の次は、販管費(人件費)を切り詰める経済政策で資本主義を加速
  させることではないと私は思います。それは「ポストモダン経済」そのものです。
   その次は、やはり「科学のパラダイムシフト」によってもたらされると考えます。
   逆に言うと日本で、いや世界で喧伝されている経済政策を進めたい人々は「科学のパラダ
  イムシフト」をさせてはならない、「封印」してしまえと思っているのでしょう。
   それらの最も遅れた世界が日本の「原子力ムラ」だといえるでしょう。

   
   一方、若い人はどれほど「日本の明るい未来」を示しても「日本 無問題」にはならない
  のではないか。なんとなれば労働環境のグローバル化は本当に労働者にとって「血の海」
  に漕ぎだすことになるからです。 
   派遣労働の無期限化だけでなく、これまで安泰だった正社員だってだんだん危うくなって
  きます。ホワイトカラーエグゼンプション、限定社員等々。
   だからさ~、それらは「ポストモダンな経済学」なんですけど・・・。
   
   この件については頓挫した記事を仕上げてから具体例に即して改めて述べていきま
  しょう。    




 
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