素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

集団自衛権!やっぱりズレてる安倍政権! 前編

    



    集団的自衛権にまつわる言説が喧しい。
     いきなり結論めいたことを言うと安倍政権の唱える集団的自衛権は概念的で少し前の
   時代に対応するものだと考える。何が概念的かと言うと、「安全保障の法的基盤の再構
   築に関する懇談会(安保法制懇)」の報告書に横溢する“ 霞が関文学 ” の屁理屈のこと
   です。これについては呆れて特にコメントすることはないのだが、一言でいえば「わけがわ
   からない」ということだ。
    防衛にまつわる戦略・戦術は概念的なところもあるが、リアリズムの世界であってこん
   なわけのわからない屁理屈が通るのは国内においてだけだと考える。
    世界はもっとリアリズムであって原理原則に基づいている。
    そんな思いを抱いていたら、柳澤協二元内閣官房副長官補がアメリカの国家安全保障
   会議(NSC)の元メンバー、モートン・ハルぺリン氏を呼んで懇談した記事が日刊ゲンダ
   イに掲載されていた。ハルぺリン氏はCFR(外交問題評議会)の上席フェローという立場
   であることから彼の発言は米国奥の院の意思といっても差し支えないだろう。
    
    安倍政権は「集団的自衛権行使容認をやらないと日米関係が揺らぐ」みたいな言い方
   をするがこれに対してハルペリン氏に問うと、「集団的自衛権はそれほどプライオリティー
   が高くない」と明言したそうだ。日本が「米国のために集団的自衛権を行使できるように
   します」と言っても、米国は「歓迎します」という程度のことだという。
    米国が望んでいるのは貿易(TPP)だそうだ。これも歓迎せざる事態だが、米国の現状
   を考えればもっともなことだと思う。いくら経済指標が良くてもリアルなアメリカ経済はボロ
   ボロだもの。
    安倍政権の唱える「米国との同盟」のための集団的自衛権行使は少し前の事態に対応
   するものだと思う。要するに戦争ばっかりやっていたブッシュ時代ならハルペリン氏の発
   言も変わっていたものと思う。一言でいうと、株式会社アメリカが倒産しそうな昨今、集団
   的自衛権より貿易(経済)なのは当然のことだろう。
    そうは言ってもアメリカはまた戦争せざるを得ないのだから、集団的自衛権は必要だと
   自称「保守政治家」は言うかもしれない。彼らはペンタゴンがオバマの言うこと聞かない
   事態を認識していないのか。いくら仕掛けて叫んでもペンタゴンはシリア攻撃しなかった
   ではないか。ベンさん曰くの米中の軍隊は一体化しているは額面どおりは受け取れない
   が、実際、米中は共同演習しているし、両者は絶対本気では戦争しないのだから日米安
   保に基づく安倍首相の対中封じ込めは、そもそも基盤が弱いと言わざるをえない。
    
    確かにCSISを中心とするネオコン(アーミテージら)は日中戦争を画策してきただろう。
    でも、彼らはジャンパンハンドラーズと言われながらも今やそんな力を持っていないと考
   える。今やネオコンではなくネココンだ(笑い)。そういう意味でも安倍首相が唱える集団
   的自衛権は少し前のアメリカに対応するものだ。
    安倍首相が「核武装は憲法に違反しない」旨、述べた「サンデー毎日」の記事が話題
   を集めているが、日本の核武装も今やアメリカは望んでいないと思う。
    ネオコンの親玉、キッシンジャーはかつて日本の核武装を容認する発言をしていたが、
   もう時代は変わった。
    近い将来、国連も世界銀行もIMFもガラガラポンで、日本が国連の常任理事国となる
   のはどうやら間違いないようだ。日本、中国と国連の常任理事国が核武装して隣り合っ
   ていたら北東アジアはどれほどの緊張が走るだろうか?
    米国はそれを望んでいないと思う。
                           (つづく)

    
     
  


     
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