素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

メルトダウンする自民党 Ⅰ(農協解体)

    



    現在の政界は1強8弱と言われて野党が全く存在感がない。
    それでは1強たる自民党は盤石なのだろうか?一見、そのように映るかもしれないが、
   私はそうは思わない。
    その件は後述するとして、今や安倍政権閣僚、及び党幹部でなければ政治家に非ず
   の状態だともいえる。政権のチェック機能を果たすはずのマスゴミは安倍政権の広報機
   関と成り果てている。そんな状況だから、移民、農協解体等の重要案件がいつの間にか
   進行している。
    農協法に基づくJA中央制度を廃止して地域の農協活動自由化、農協の株式化等、事
   実上JAグループ解体に等しい答申が6月下旬発表予定の「成長戦略」に盛り込まれる
   ようだ。農業委員会改革、全国農業会議制度の廃止、企業の農地所有を可能とする規
   制緩和と合わせて「農業改革」の遂行こそ“ 岩盤規制 ”を穿つドリルであるとマスゴミを
   通じて間もなく喧伝されるであろう。
  

    支持率が下がったら「拉致問題を」という具合に小泉政権をとかく模倣したがる安倍政
   権は、「農業改革」を小泉政権における「郵政民営化」にせんと「改革」の旗印のもと、
   これを押しす進めるようだ。
    竹中某に脳をやられた若き政治家らは、軒並み「競争教」≒「改革教」の信者であり
   ます。その昔、オウム信者が「修行するぞ」というTシャツ着て、マントラ唱えていたが、彼
   らは「改革するぞ」と染め抜かれたネクタイしめているのかしらん(笑い)。
    いや、冗談でなくてその単純直角ぶりはオウム信者と選ぶところない。

    そうは言っても黒田日銀総裁も「異次元の金融緩和はやれるところまでやったのだか
   ら後は規制緩和の断行を」と政府に注文つけるくらいだから、市場という名の機関投資
   家(外資機関投資家)、いや彼の背後にいる人々のための政治をやらないと政治家と
   して中枢に行けないのかもしれない。
    そんなことだったら、前々回、「やっぱりやめて」と弱腰だったけれど、「株式市場なぞ
   吹き飛んでしまえ!」と暴言吐きたくなります。
 
    農協解体に戻ると、もっと差し迫った事情があるようです。
   
     安倍がこれほどコトを急ぐのは、すでに4月の日米首脳会議で牛肉・豚肉をはじ
     め農産物の聖域5分野について関税自由化を進めることを、密約として振り出
     してしまっているからである。TPPの交渉はもつれていて、なかなか決着できそ
     うにないが、それでも夏頃までには密約の内容が表沙汰になるのは避けられな
     い。その前にJA解体を打ち出せば、JAは死ぬか生きるかの瀬戸際に追い込
     まれて、TPPどころではなくなる、という汚い計算である。(後略)

                   ~ 高野 孟 「永田町の裏を読む」 ~ 
    
  

    聖域5品目を守るという公約破りをゴマかすための小細工とはワルよのう~。
    農協はかつて自民党の大票田と言われた。
    政治家たるもの支持者をあっさり裏切ることくらい信義にもとることはないのではな
   いのではないか。
   
    自民党の支持基盤というと、医師会もその一つのはずだが、TPPなどやろうものなら
   彼らとて大打撃ではないだろうか?日本の医療に問題があるのは処置承知しているが、
   医療にも「競争教」を持ち込むのは如何なものか?
    これについては散々、述べてきたことから割愛するが、ある医師の証言によれば、
   「(患者にとって)日本は最高、最低なのはアメリカ」。この一言に尽きるのではないか。
    (もっとも腕のある医師にとっては逆かもしれないが)
   それなのにアメリカのような「競争教」を医療に持ち込もうとするのだから空いた口が塞が
   らない。
                       (つづく)







        
スポンサーサイト

政治 | コメント:0 |
<<メルトダウンする自民党 Ⅱ(自民党こそ分裂すべき) | ホーム | モーニング CROSS>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |