素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

メルトダウンする自民党 Ⅱ(自民党こそ分裂すべき)



     安倍首相は「戦後レジュームからの脱却」を唱えている。
     これにはスとレートに該当しないかもしれないが、戦後日本を支え、既得利権という悪
    弊を抱えながらも自民党の支持基盤だった農協、医師会を解体する、もしくは根こそぎ変
    えかねない「改革」を断行しようとする安倍政権は誰のために政治をしているのだろ
    うか?
    これについてはひとまず置くとして、だらしないと言うか、ほとんど壊滅状態なのが自民
    党のリベラル派です。加藤紘一は「赤旗」で安倍政権批判する始末だし、集団的自衛
    権については「公明党にがんばってもらうしかない」と言いだす有様。
     どうなっているんだ!自民党は!
     この委縮ぶりは小泉政権時の郵政改革よりもひどい。
     あの時は造反組とかいたが、今度は大人しいものだ。
     集団的自衛権は郵政民営化よりはるかに重大であるというのに。
     そこのところ、床屋政談している何となく漠然とした自民党支持者はわかっているの
    だろうか?
      
     「あなた方の支持していた自民党はもうメルトダウンしてしまったのですよ」 

    そう言ってやりたくなります。
    
    それしても何でこんなことになってしまったのだろうか?
    もちろん、それは小選挙区制によるものです。政治家は与党議員といえども選挙ことば
   かり考えるようになり、小選挙区制において党執行部に逆らうと大変なことになると、
   “ 見ざる言わざる聞かざる ” を決め込んでいる。小選挙区はよくない、中選挙区に戻す
   べきだという議論が持ち上がっている。それはいかんでしょう。そもそも何のために小選
   挙区制を導入したかというと、政権交代可能な議会制民主主義にするためです。
    「55年体制」は自民党と社会党の馴れない政治だと言われる。社会党がいくら国会で
   厳しく与党・自民党を追及しようともウラで握っていたのです。社会党支持者が陳情に来て
   も彼らに何か出来るわけでなく、自民党にお願いに行ったのですから。小沢一郎氏もその
   点指摘しているが、私は自民党の市議会議員から直接聞かされた。
    小沢一郎と言えば旧田中派は社会党左派とつながっていたというのだから、小沢氏が
   社会党と連携しても何ら不思議はないのです。そんなわけで小沢氏は「保守」と称する政
   治家からは何かと叩かれるのだろう。

    チト脱線したが、小選挙区制の弊害を排除するのはやはり中選挙区制に戻すべきだろう
   か?否、それは違うでしょう。自民党こそ割れるべきなのです。単なる権力闘争ではなく、
   安倍政権と相いれない自民党リベラル派は袂を分かつべきです。従来型自民党の何とな
   く一体化ではダメで、国家観、憲法、主義主張等で政界再編されるべきであり、それは
   小選挙区制にビルトインされているのです。
    現在はその過渡期にあるのです。

    政界再編というと日本維新の会が分裂しました。
    石原慎太郎ら旧太陽の党に山田・中田ダブル宏ら松下政経塾系政治家が合流した。
    松下政経塾系は軒並み新自由主義者であります。竹中某に親和性を示す政治家であ
   り、現政権と何ら選ぶところありません。それは言い過ぎですか?憲法にしても安倍政権
   が改憲が無理なら解釈改憲となったの対して、「それじゃ生ぬるい」と自主憲法と唱えてい
   るだけです。憲法に関して濃淡はあっても同系色の政治家じゃありませんか?
    「いや違う!うちは自主憲法だ」と息巻いたところで、そんなの無理に決まっているじゃ
   ないじゃないですか?怪しいかぎりですが、一応高支持率を安倍政権ですら改憲は見送
   り解釈改憲で中央突破しようというのですから。
    「いや、解釈改憲の次は改憲じゃなくて自主憲法だ」
   長大になりますから今回は踏み込みませんが、彼ら主張「アメリカに押しつけられた憲
   法」はどうやら半分の事実でしかないようですよ。
    文章の一字一句が気に入らないとか石原センセーはおっしゃいますが、小説じゃないん
   だからさ~、そこんとこお願いしまよ。
    「改憲じゃだめだ、自主憲法だ」とその差異にこだわるあたり、彼らは「真性保守」を標榜
   しているようだが、まるで左翼がわずかな路線の違いで内ゲバしているようです。
    そもそも憲法、経済政策(新自由主義)と安倍政権と大差ないのですから、いざとなった
   ら補完勢力となるに決まっている。
    
    いい加減そんな詐術はやめにしてもらいたい。

                                  (つづく) 







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