素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

メルトダウンする自民党 Ⅳ(中国4分割、その時自民党は?)

     



     満州某重大事件(張作霖爆殺事件)に関して「もう一度読む 山川日本史」にはこのよ
    うな記述がある。
     
      関東軍当局は事件を中国国民政府側の仕業と発表したが、田中義一首相は
      現地からの極秘情報で、日本の軍人が犯人であることを知った。


     我々が学生の頃には「極秘情報」なんてフレーズはあったかしらん。
     歴史教科書も「情報」の重要性を匂わせるようになったのだろうか?
     それはともかく、田中義一首相は軍法会議を開き真相を究明すべく天皇に上奏した。
     ところが逆に軍部に押されて田中内閣が総辞職するはめになる。
     それだけ軍部の力が強かったのだと高校生なら納得するがどうもひっかかる。
     この趨勢はますます強くなり満州事変(1931年)へとつながるのが、どうして関東軍
    はかくも力を持っていたのだろうか?石原莞爾が優秀だったから?「昭和史」と呼ばれる
    ものの多くはそのような書かれているが、どうも腑に落ちぬ。そのあたりを高橋五郎氏に
    語ってもらろう。
         
      
       高橋 欧米資本とワシントンに指示されて実行しただけですよ。
           関東軍は、日本政府の予算からはみ出たことを独自にやったことに
          なっているが、これは単なる暴走ではなくて、日本以外の指示系統が
          あったということです。満州国の資金源になった麻薬ルートは、アメリ
          カにも通じていた。

      ――― そうなんですね。私もこれ、最初に知ったときは唖然としたのですが、
           喧嘩相手のアメリカと裏で商売している。出来レースですよ。
           戦後になって首相になった岸信介にしろ、日産を創業した鮎川義介
           にしろ、満州人脈はアメリカの傀儡です。満鉄調査部の職員は、戦後
           ちゃっかり電通に入っている。満州鉄道というと、ただの鉄道会社みた
           いな名前ですが、これは満州の統治機関であって、調査部というのは
           秘密諜報機関です。

             ~ 高橋五郎 小池壮彦共著 「真説 ニッポンの正体」 ~

  
     安倍首相は誰のために政治をしているのかということを留保してきた。
     祖父・岸 信介を標榜している安倍首相が誰のために政治をしてるかは自ずと明らか
    であろう。今やもっとあからさまだ。
     「ワカリヤスイヒト、ワカリヤスイコト」で述べた通りです。
     これが「保守」というなら、そんなもの保守しなくていいよ、と言わざるを得ない。
     約150年も連綿と続いてきたことだから今さらどうにもならない?
     そうでもないでしょ。今や大転換期であることから少しは変化する可能性があります。
     そのためには過去のことを正確に知る必要があるのです。

     「真説 ニッポンの正体」は「フグ計画」、「日ユ同祖論」を俎上にあげながら、高橋氏は
   石原莞爾を捉えて「ユダヤ人の発想があるというか、要するに混血児の発想なんです」と
   評する。
    アンチ「自虐史観」の彼ら自称「保守」は反駁するだろうが、石原莞爾は伊勢神宮の外
   宮の豊受大神はヤハウェを祀っているものだと信じていたと言われる。彼だけでなく、
   華族、軍幹部にも同様の考えの人が少なくなかったのは間違いないようだ。

     さあ~、どうする、自称「真性保守」よ!
     高橋氏は“ 混血児 ”なのは石原莞爾だけでなく、「ニキサンスケ」も同様にコスモポリ
    タンだと断じる。

      ――― 戦後の日本は高度成長時代の成功があったために、この方向でいい
           やと思ってしまって、本当は検証しなければいけないことをしなかった。
           それは、あいかわらず戦時中と同じ無国籍な連中が日本を支配してい
           たこと、そうして経済的成長は日本人のためではなかったことです。
           彼らにとって経営実験を行う国は、別に日本でなくてもよかったはずで
           す。満州でもいいし、日本でもいいという程度。おそらく本土決戦で日本
           がなくなっていたら、また別の土地に行って、同じことをやろうとしただけ   
           でしょう。

       高橋 コスモポリタンだから。あの人たちは日本でなくてもいい。たまたま日本
           だっただけだ。だからこそ、なぜ明治以来、日本が滅びるリスクも大いに
           あるのに戦争経済政策を進めたかがよくわかる。国民の生命の安全を
           考えたら、とても できないはずの政策を、なぜ平然と推し進められるの
           かという問題も説明できるというものです。東北での原発問題も、同じ
           混血状態の“ 日本人 ”が産み出せる“ 問題 ”だったのです。

                          ~ 引用 同上 ~


     こういった人物の唱える「國體」とは何だったのでしょうか?
     「國體」という菊の御紋におおい隠して天皇を政治利用しただけのことではないのか?
     彼らコスモポリタンにとって「愛国心」はお題目に過ぎなかったのではないか?
     戦前は大東亜共栄圏というアジア限定のグローバリズム(経済行為としての戦争とい
    う側面を忘れはいけない、つまり、調子がいい時はおいしいということ)、現在は、道州制
    で「グローカル」という言葉で表現されるグローバリズム。
     石原センセーや安倍首相らいわゆる「真性保守」は、戦前回帰の「國體」でこれらグロ
    ーバリズムの遠心力を天皇という求心力でつなぎ止め統治する?そのためには自民党
    版の憲法改正が必要だ。それが「真性保守」ならやめて欲しいと思うのは私だけでない
    だろう。
     「TEA PARTY」、「リバータリアン」等アメリカの草の根保守は「グローバリズムなん
    かクソ喰らえ」でアメリカ国内政策第一なのですが、日本はどうしてこういうことになって
    しまうのでしょうね。

     「真説ニッポン」では、北朝鮮についても「大日本帝国の亡霊」、すなわち、以前も述
    べたように大日本帝国が北朝鮮を作ったとしている。さらに朝鮮半島が分断されたの
    ではなく、大日本帝国が分断されたのだとしている。     
     その朝鮮半島が統一され、中国が4分割され、満州が再び出現するデジャヴュのよ
    うな近未来が迫ってきている。
     安倍首相は2016年までではなく2020年までの長期政権を目論んでいるとか。
     実現できるかどうかは定かではないが、2016年までとしてもそれまでに中国4分
    割が起こる可能性がある。中国、朝鮮半島が戦前に戻るなら日本も戦前に戻っていい
    んだ!とまた自称「保守」が口を尖らせそうです。いやいや、詳細は省きますがこれら   
    は戦争回避を目指しているものです。戦前とはベクトルが真逆です。
     そんなこと露知らずで「真性保守」は戦前回帰へと突っ走ろうとしています。
     でも、中国、朝鮮半島が逆コースを行くなら日本の逆コースもありかもしれません。
     逆「55年体制」、すなわち保守分裂(「保守合同」の逆コース)、自民党解体です。

     自民党の寿命はあと残りわずかだと私は考えます。

                                    (了)


ニッポンの正体
「ニキサンスケ」のうち、A級戦犯として
処刑されたのは仙台藩出身の東郷秀樹
だけ。その他は皆、長州藩出身です。
( 松岡は病死)これは単なる偶然か?



  

       
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