素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

従軍慰安婦に関する備忘録 2

  



    〔河野談話〕 
     
     いきなり結論めいたことをいうと、「河野談話」は外交上の失敗であると考える。 
     その内容がけしからんと自称「保守」は噛みつくが、内容がどうあれ「河野談話」でく
    すぶっていた韓国内の戦後個別補償、すなわち従軍慰安婦問題が治まれば「河野談
    話」は批判されるいわれはない。外交とはそういうもので心にもないことを言っても紛
    争が治まり、自国に優位にはたらけばいいのです。
     実際は治まるどころか寝た子を起こし、火に油そそいでしまったから非難される
    のです。
     「河野談話」は強制連行を認めているからとんでもない、そう批判されます。
     はたして強制連行を認めているのでしょうか?

      慰安所は、当時の軍当局の要請により設営されたものであり、慰安所
      の設置、管理及び慰安婦の移送については、旧日本軍が直接あるいは   
      間接にこれに関与した。慰安婦の募集については、軍の要請を受けた
      業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、
      本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が
      直接これに加担したこともあったことが明らかになった。また、慰安所に
      おける生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった。

                              ~ 河野談話 抜粋 ~


     慰安所の設置や管理、移送について日本軍が関与したことを認めていますが、強
    制連行については認めていません。「官憲等が直接これに加担した」、「慰安所所
    における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった。」
     強制連行があった、なかったどちらともとれる曖昧な表現です。
     この点、河野談話撤回派のなかでも賢い人は承知している。
     強制連行を認めた河野談話はけしからんとする国内勢力と河野談話で強制連行
    を認めたのだから日本はもっと謝罪しろと攻勢にでる韓国勢力はまっこうから対立し
    ているように映る。
     方向性が真逆でも私には両者が背中合わせの存在に思える。
     論点となる河野談話そのものがあいまいなのだから、日韓でその是非を問うても
    埒があかない。
     当時の政府高官も火に油を注ぐためやったとは思えない。
     韓国内で湧き上がる従軍慰安婦問題に関してこれで幕引きのつもりでこの談話
    を発表したのだと思う。
     でも、実際は火に油を注いでしまったのだから河野談話は失敗である。
     その内容云々ではなく、外交上の失敗である。
     「そんなことはない、河野談話がいかんのだ」と息巻く国内勢力がいるが、河野談
    話を撤回すれば韓国の従軍慰安婦問題は収束するのだろうか?
     答えはNOです。
     「やっぱり強制連行があったからそれを隠すため撤回した」、そう考えて従軍慰安
    婦問題は一向に治まらないと考えます。
     失言しても取り消せば何とかなると考えるの一緒です。
     (そいえば、河野談話撤回派と叫ぶ政治家の中には失言を繰り返す御仁が混
      じっていますな~。)

     河野談話は外交上の失敗であり、河野談話の撤回も外交上の失敗となろう。

     それでどうしたらいいのか?
     打つ手はないのか?
     相手国が大きく動く時、外交上つけ入る隙が生まれる。
     日韓関係の中で日本政府が大きく変わったからこの問題は始まった。
     すなわち、河野談話で国の関与を仄めかし、強制連行を暗示する玉虫色の見解を
    示したことが契機となった。それ故に、また日本(政府)が変われば、すなわち河野
    談話を撤回すれば事態は打開できるとするのが自称「保守」の主張だ。
     そんなことをする必要はない。
     いやがうえでも韓国が変わってしまうからです。
     板垣英憲氏らが主張するように韓国は消滅、北朝鮮主導で朝鮮半島は統一される
    のだろう。すなわち、現在の韓国は北朝鮮と一体化するのだ。
     これは何を意味するのだろうか?


                 中国分割



     若い娘が娼館で無理やり売春させられるのも人権問題かもしれないが、人を他国に
    強制的に拉致することの方がはるかに人権問題であるのだ。
     しかも従軍慰安婦は70年以上前のことだが、北朝鮮の拉致は現在も進行している
    ことだ。人権侵害国、統一朝鮮が70年以上前の事象、しかも国家賠償済みのことに
    ついて被害者面することは片腹痛いというしかあるまい。
     韓国消滅 ⇒ 統一朝鮮の過程で彼らは必ず日本に救いの手を求めてくる。
     この時、すべてチャラにすればいいのだ。
     拉致に関して賠償は求めないから従軍慰安婦についても個別補償は応じないと。
     目先の利く政治家であれば、経済援助を原資としてウラで統一朝鮮政府から元従軍
    慰安婦に補償させだまらせるように根回しするかもしれない。
     あくまで表面上、日本は個別補償しないという立場を貫けばいい。
     古い自民党とさんざん批判の矢面に立たされるが、昔の自民党議員ならこれくらいの
    芸当あっさりやってのけるだろう。
     「クリーン、クリーン」と叫んでいるだけの政治家では無理な相談かもしれない。

     この頃には朝鮮半島のもならず国連もガラガラポンだ。
     日本は常任理事国になると言われている。
     常任理事国になったらクマラスワミもだまらせればいい。
     クマラスワミ報告がいかに杜撰で誤謬にみちたものか、この時、マシンガンのように証
    拠つきつけてやればいい。

     いかに正当でも経済大国でも常任理事国にならなければ国連での発言権はとるに足
    らないのだ。
     韓国がいくら騒ごうが、米国でロビー活動しようが、その時まで日本は「Noble ignore」
    を貫けばいい。

     それが外交というものだろし、旧宗主国の矜持というものだろう。

                    (一応 了   この項、適時補充していきます。)




       
     北朝鮮の成り立ちを知らずして日韓関係、しいては従軍慰安婦を語るなかれ。




    


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