素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

クールジャパン戦略と反 「 従軍慰安婦 」 政策の共通点 前編

     



     NHKの「COOL JAPN 」 という番組が8年目を超す長寿番組となっている。
     政府も担当大臣まで設けてクールジャパン戦略を推し進めている。
     クールジャパン担当大臣だった稲田朋美女史のゴスロリファッションが(ご本人だけ
    悦にいっていて)周囲を唖然とさせた。
     クールジャパンといってもね~。フランスみたいに文化大臣がいてオートクチュールに
    補助金出して保護するとか文化全般に国が関与するならともかく「クールジャパン」と
    いう一現象だけに担当大臣まで設けるとは・・・・。
     そもそもはトニーブレア時代の英国の「クールブリタニア」のまねだし。
     「クール」なんて自分でいうことではないんじゃないか。「あたし美人でしょ」と吹聴し
    まくるみたいなもんだろ。その点、自称「保守」に似ている。
     「保守」=「美人」と捉えると昨今のインチキ保守について見通しがよくなることは以前
    のべた通りです。
     そんな自称「保守」の一人、稲田朋美議員の質問を受けて安倍首相が答弁している。

      「 『 日本が国ぐるみで性奴隷にした 』 との、いわれない中傷がいま
       世界で行われている。誤報によって作り出された。」

     
     この前段だけなら特に異論はない。問題はこの先です。

      「政府として客観的な事実に基づく正しい歴史認識が形成され、日本
       の取り組みに対して正当な評価を受けることを求めていく」

      「これまで以上に戦略的対外発信を強化していかなければならない」

                        ~ 日刊ゲンダイ 10月7日 ~ 
   

     戦略的対外発信をするためか、自民党の外交・経済連携本部国際情報検討委員会
    (原田義昭委員長)が従軍慰安婦に関してある決議をした。

      「朝日新聞が慰安婦問題などにつき虚偽の報道であったことを認めた」

      「いわゆる慰安婦の『強制連行』の事実は否定され、性的虐待も否定
       されたので、世界で建設が続く慰安婦像の根拠も全く失われた」
     
      「国として、そのための積極的政策をしっかり進めていかなければ
       ならない」

                          ~ 日刊ゲンダイ 10月2日 ~

    
     朝日新聞(吉田証言)が誤報と確定したことから世界で問題とされている「従軍慰安
    婦問題」も根拠がないだろうということらしい。
     随分と短絡的な論理展開だね。
     朝日の誤報より日弁連のロビー活動に方がおそらく国連(世界)に影響力が強いだ
    ろうことは「従軍慰安婦に関する備忘録」で述べた通りです。
     次は「クマラスワミ報告書だ、国連が主戦場だ」と息巻いている自民党議員がいるそ
    そうだが、二重に間違いだといいたい。
     クマラスワミ報告書、50ページのうち吉田証言の引用は3行に過ぎず、残りは元慰
    安婦、元兵士に対する独自の聞き取り調査、証言に基づいて書かれているという。
      (もっともこれらの調査、証言が正しいと私は思っていない。)
     「朝日誤報でした」一発でクマラスワミ報告書は崩せない。さらにこれらの調査、証
    言に対して一つ一つ反証を挙げても今やかなり厳しいと考える。

     日本では軍(国)が強制連行に関与したか否かが争点とされている。
     もはや世界的には軍(国)が強制連行に関与した云々が争点ではないと言われる。
     もう、事態はよからぬ方向へさらに進んでしまったようだ。
     こんな情勢で首相がいくら強弁して攻めの情報発信をするといっても火に油注ぐだけ
    ではないか。強弁が通じるのは政権与党の圧倒的多数を背景とした国内に限るので
    はないか。
     歴史的事実がどうのこうの言っている場合ではなく、「情報戦」に突入しているのだ。
     
     「グローバル、グローバル」と叫んでいるわりに日本は相変わらず閉じている。
      (日本の閉鎖性は村上 龍氏の主たるテーマに一つでもあります。)
     
     前回述べたように「日本は世界を知らない」、こう結論づけられるのではないか。
            
                                          (つづく) 

 


    


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