素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

予定調和的でかつ正負の法則で動く世界!? 後編

     



     日本で予定調和的というと、映画、ドラマで「先が読めてしまった」、「お決まりどおりだ」
    とか否定的に語られる。
     西欧ではそんなお軽いものではなく、宗教的な重さをもったものであります。
     人が救われるか否か、生前の行いは関係なく予め決まっている、そんな予定説的思考
    に西欧(キリスト教)世界は、我々が想像するよりはるかに支配されている。
     そのため「予言」を現実化する人々さえいるのだ。(人工世紀末はこの文脈で語れるべ
    きだと思う。)

     世界の中の日本であるからして安倍首相が自己保身のため経済破壊へと突き進むこ
    とは「予定」されていたことなのだろうか?
     仮にそうだとしても安倍首相にはその前にお役目を果たしてもらうことになっている
    のです。このお役目として「集団的自衛権」と「秘密保護法」が考えられます。これら
    について私は、散々、否定的に述べてきました。その思いは今も変わりません。
     でもですね・・・・・。
     ちょっと回り道して説明します。

     美輪明宏さん曰くの「正負の法則」というものが世の中にはあるんだと思います。
     以前、述べたように太平洋戦争は膨大な犠牲を払った無謀な戦争でしたが、無駄な戦
    争ではありません。いわゆる平和主義者は無駄な戦争だったということになるのでしょう
    が、私は違います。この戦争について詳述することが本旨ではないので割愛して大づか
    みで述べます。
     巷間喧伝される「侵略か否か」という論点の立て方はナンセンスです。
     侵略ではなく欧米列強からのアジアの開放とか主張するのもいいでしょう。
     確かにそう信じて戦った人達はいましたし、そういう側面もあると思います。
     でも、侵略ではなくても日本軍による計画的略奪があったことは間違いないのです。
     これについては中国も韓国もアジアの国々も何のクレームつけませんね(苦笑い)。
     侵略でなくても金銀、財宝の計画的略奪があったのだから日本軍はけしからん。
     侵略か否かに思考ではこういう結論になるでしょう。でも、そんなことはないのです。
     この計画的略奪によって「天皇の金塊」が出来がり、隠れた戦後秩序の基盤となっ
    ているのです。この「天皇の金塊」も一役買った戦後の経済復興に築き上げた資産
    を原資として日本は国家財政が(表層的には)危機的であるにもかかわらず、アジア
    を中心に各国にODAしている事実をもう一度噛みしめたら見方はまた変わってくる
    でしょう。単なる計画的略奪ではなく戦後秩序をつくる過程と捉えると是とも非ともにわか
    に判断つきかねるのです。
     名前こそ「天皇の金塊」とか言われますが、天皇家のものとも言えず、まさに「人類資
    金」なのですから。 
     だいぶはしょりましたが、要するにミルフィーユのように何層にも折りたたまれており、
    各層でそれぞれ正負、是非がありますが、トータルで考えるとよくわからなくなります。
     常に正と負、陰と陽、光と影があるとしかいいようがありません。

     さて、本論に戻ります。
     「集団的自衛権」、「秘密保護法」について私が批判してきたことも負の側面でしかあり
    ません。運用しだいでは負の側面しかないような事態も十分に考えられることから、多く
    の識者は警鐘を鳴らすのでしょう。
     一方、「集団的自衛権」、「秘密保護法」も国連安保理常任理事国になるためには不可
    欠だと思います。「集団的自衛権」は解釈しだいでは危険性を孕みますが、これがないと
    いわゆる“ 国連軍 ” の一員として日本は動けません。こんな情報管理がユルユルの国
    では情報共有どころではないでしょう。
     国連常任理事国になるための下地づくり―― これが「集団的自衛権」、「秘密保護法」
    の正の側面だと考えます。

    日本が引き金引いて「悪者」扱いされるのも困りますが、株式市場大暴落が不可避とい
   う負の側面はあるにしても、これによってFRBが崩壊し、各国中央銀行が終わってくれれ
   ば(必要悪)としての正の側面があります。もっとも、現在、FRBの大株主が延命のため
   に計画倒産を目論でいるという見方の方が支配的のようですが。

    圧倒的多数の自民党を基盤とした安倍政権がわが世の春を謳歌していた時代はも終わ
   りが見えつつある状況です。本人は長期政権を望み、実際、今度は首尾よく事が運んで
   いるようでも、「集団的自衛権」、「秘密保護法」等で地ならしが終わった時点で“ お役御
   免 ”となるように「予定」されていたのかもしれません。
 
                                      (了)






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