素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

2重に梯子はずされた安倍政権



   
     大方の予想に反して?菅・翁長会談は翁長沖縄県知事の圧勝に終わったようだ。
     菅官房長官は安倍首相と翁長知事の会談にも言及するほど譲歩せざるをえなかった
    という見方もできよう。
     なぜ、翁長知事がくも強気を貫けるのかはひとまずおくとして、私は菅官房長官が恫
    喝して結局、翁長知事は腰砕けになるとの情報を得ていた。
     何故、辺野古でなければならないのか?これは機微にふれることから詳らかにできな
    いところもあるが、軍事的というより兵器的要請によるもので動かしようがない、だから
    「翁長知事よ、鉾を収めないさい」というはずだったのだが・・・・・。

     なぜ、翁長知事がかくも強気を貫けるのか?
     彼は二の矢を用意していた。安倍政権が日米安保、この一点でしか辺野古(沖縄)を
    捉えていないの対して翁長知事は沖縄を東アジアの地政学的分析、グローバル経済的
    分析のもとに捉えていた。さらに、自民党内の反安倍勢力の蠢動のタイミングも加味し
    てたのだ。この記事にこれらの事態を踏まえた安倍ちゃん応援団新聞の焦りが見てと
    れる。
     
      河野洋平元衆院議長が12~17日の日程で中国を訪問することが7日、分かった。
      自らが会長を務める日本国際貿易促進協会の関係者約65人が同行し、中国共産
      党政治局常務委員のいずれかと会談したい考え。北京を訪れる12~14日は沖縄
      県の翁長(おなが)雄志(たけし)知事も加わる予定で、中国人観光客の誘致につな
      げる狙いがある。

      翁長氏が米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対して
      いることから、会談で米軍基地問題が話題になる可能性がある。安倍晋三首相が
      夏に発表する戦後70年談話も取り上げられそうだ。 
   
                                ~ 産経NEWS ~  
 

     安倍ちゃん応援団新聞としては目の仇、「河野談話」の河野洋平議員が「戦後70年
    談話」を今夏に控えたこの時期に安倍政権に楯つく翁長知事と中国訪問するなんて
    のは悪夢に思えるといったら言い過ぎか。
     なんたって中国は沖縄も中国のものと思っているくらいだから。                  
     翁長知事の方が安倍(菅)より政治家として役者が一枚上手だったのだ。
     いやいや、何のことはない翁長知事は琉球の伝統的政治手法を踏襲しているだけか
    もしれない。その昔、沖縄の守礼門は薩摩用と清国用と二種類あったそうだから。

     以前、沖縄の人が本気で抵抗したら、米国だってやすやすと基地移設できないと述
    べた。
     米国のジャパンハンドラーズも今回の沖縄の本気度を懸念しているらしく、ジェセフ・ナ
    イも「沖縄の人々の支持が得られないなら、我々、米政府はおそらく再検討しなればなら
    ないだろう」とか漏らしているとか。この趨勢がホントなら安倍首相の今月下旬の訪米は
    国賓待遇とは名ばかりの冷遇となろう。
     つまり、安倍首相は梯子外されるのだ。 

     
     安倍政権が対沖縄基地政策を読み誤ったのは日米同盟一辺倒だったこともさることな
    がら、中国のアジアインフラ投資銀行( A I I B )に参加問題ついて象徴される対中国政
    策を誤ったからだ。大きくいうと中国包囲網だが、A I I B に関しては外交の基本、情報
    収集が的確でなかったことに起因する。

       想定外の参加国多数は外交当局の「誤算」、即ち日本外交の敗北で
       あったのか。安倍晋三首相は3月31日午後、首相官邸で財務省の山
       崎達雄財務官(1979年旧大蔵省入省)、淺川雅嗣国際局長(80年同)、
       外務省の長嶺安政外務審議官(経済担当・77年外務省)と会った際、
       「聞いていた話と違うじゃないか。君たちは、いったい何処から情報を
       取っていたんだ」と怒鳴りつけたというのだ。

                              ~ 現代ビジネス ~


     情報(インテリジェンス)の世界で思いこみは厳に慎まなくてならないことだ。
     ましてや面子(めんつ)などもっての外のことであります。
     財務官僚は自分たちの天下り先の指定席であるアジア開発銀行(ADB)は死守しなけ
    ればならないと思い込んでいたうえに多くの日本人のように「中国が経済的にアメリカを
    追い越すことなどない」とどこかで高をくくっていたのではないか?
     それ故に世界は、アメリカの同盟国はアメリカの忠告無視してA I I B にかくも多数、
    参加するはずかないという見立てになってしまうのだ。
     中国云々ということ自体、視野狭窄なのであって、表面的には共存をうたっているが、
    世界銀行、IMFに対抗する勢力を構築せんとするのは中国以外にも存在することを忘
    れてはいけない。その淵源は「57ヶ国会議」に求められると私は考える。
     あの会議は事実上の主催者はジェイコブ・ロス茶であって、(ペンタゴンは参加したが)
    アメリカ政府(正確にはロックフェラー)、日本は外されたのだからね。
     イギリスがアメリカを裏切ってA I I B参加と喧伝されたが、私は少しも意外ではなく、む
    しろ当然と思っていた。
     3月31日の締め切り時点の参加国が52ヶ国だったというもの意味深ではないか。
     「57ヶ国会議」の57ヶ国と52ヶ国がそのままパラレルというわけではないが。

     このような安倍政権の外交的失敗を見切ったように自民党内アンチ安倍勢力も動き始
    めた。同じ派閥であることから遠慮気味だったが、もう我慢ならないとばかりに福田元首
    相は独自の活動をしている。A I I B についてもこうコメントしている。

      「先進国が拒否する理由はない。(拒否すれば)途上国いじめになるか
       もしれない。基本的には賛成せざるを得ない案件だ。」

      「本参加は6月なので時間的余裕がある」
  
                                  ~ 日刊 ゲンダイ~


     「福田さんは親中派だから」という声もあろうが、「このままアジアインフラ投資銀行に
    参加しないと国益を損ねる」という声は自民党内かも上がっているという。

     イスラムテロリスト(ISIS)の時、述べたように国内的には盤石にみえる安倍政権も
    しょせん、このように梯子外される運命にあるのです。








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