素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

ピケティも書かなかった資本主義の正体、かな? VOL.1

     



     地震来ましたね。
     私は当初25日~30日、その後27日~6月2日に大きな地震と予想しました。
     そう言う意味で当たらずも遠からずでしたが、この際、そんなことはどうでもいい。
     被害にあわれた方のいるのですから、地震なんてこない方がいいに決まっている。
     これで終わってくれればいいですが、どうもあと1週間くらいは危ないように思います。
     そのあたり詳しく知りたい方は他のブログにあたってください。
     今回は当初より予定していてかき損ねたことを記事にします。


     さて、トマ・ピケティの「21世紀の資本」ブームも去り、その攻略本が本屋の一角を占
    めている状態は終わろうとしている昨今ですが、その結論、「資本主義はほかっておけ
    ばどんどん格差が広がっていくことから金持ちから税金いっぱいとるべし」とは、既に記
    事にしたことからいくらベストセラーでもスルーしていました。
     (これについては次回、詳述します。)
     先日、遅ればせながら面白しろそうな攻略本を見つけて読んでみました。

              貧困女子ピケティ


     全部で110p、後半は「格差」を読み解く税金を中心にした一般知識、「21世紀~」関
    連は前半の58p。しかもマンガとグラフがいっぱいなので正味は20数ページくらいか。
     そもそも「21世紀~」も「はじめに」の38ページに結論書いてあるので700pも読まな
    くてもいいとか。経済学的の“ お勉強 ”した気になりたい人が残りを読めばいい。

      r (資本収益率)> g (経済成長率)


     実にベタだが、これを何百年に渡る膨大なデータで実証したピティはエライ。
     それは金融工学を駆使したアメリカのこ洒落た経済学に引導渡すのものだ。
     それにしても「高学歴貧困女子」としているところに本書のエグイところがある。
      (もちろん、キャラで実際は三菱UFJモルガンスタンレー証券出身の経済アナリ
       ストが書いている。)
     この「高学歴貧困女子・山田ピケ子」は地方国立大大学院出でシンクタンク
    で契約社員している。年収は100万円だとか。
     gの世界、ミクロでいうgの世界、すなわち年収に不満を残しつつシンクタンク
    の仕事にしがみついている。
     実にエグいよ、高学歴貧困女子だけじゃなくてポスドク(博士号とったが、まとも
     な仕事のない人)とかいっぱいいるからね。

     何度か例示したと思いますが、最も売れているマンガ家でも原稿料(労働所得、す
    なわちg の世界)では事務所経費プラスアルファにしかならない。
     単行本になって印税収入(すなわち r の世界の収入)となってはじめてお金持ちにな
    れるのです。
     これらを資本主義、お金の世界の仕組みからもっと強烈に説く人がいます。
     苫米地英人氏かく語りき。

      ○ お金を稼ぐことと、仕事をすることはなんの関係もない

      ○ 丁稚感覚だから稼げない

      ○ 丁稚を辞めて見える世界

          ~ 苫米地英人 著 「Dr. 苫米地式資産運用なら誰もがrichになれる」 ~


              苫米地 資産運用
 

     丁稚(でっち)という言葉に「ピピッ」ときた私はこの本を購読してしまいました。
     なんたって少し前まで徒弟制の世界にいたのだから(苦笑い)。
     ここでいう丁稚とはサラリーマン全般のことだそうです。
     苫米地氏曰く、一部上場企業の社長も丁稚の頭、番頭、経団連のトップはさしずめ大
    番頭ということになります。
     そうは言っても仕事は収入を得るためにだけでないと様々な職業の人が己の仕事にプ
    ライドをお待ちでしょう。この点に関して苫米地氏は「仕事」とはそもそも何かから説きあ
    かしていますが、それは彼の著作に譲るとして何故 g の世界(給与所得)だけではダ
    メなのか、r の世界(株、利子、家賃)の世界が必要なのか、データを示しながら彼は
    明快に述べています。

      30代前半の男子の平均年収 = 431万円
      30代後半の男子の平均年収 = 498万円
      40代前半の男子の平均年収 = 561万円
      40代後半の男子の平均年収 = 614万円
      50代前半の男子の平均年収 = 634万円
      50代後半の男子の平均年収 = 618万円      
    
           (中略)

      これが日本の給与所得者の現実です。
      これが額に汗して働くだけしかしなかった人の現実です。

      私が言いたいのは額に汗して働くだけでは足りない時代が来ているということです。

                                      ~ 引用 同上 ~



     いや、自分は断じて丁稚などではないぞ!イケてるビジネスマンだとお思いの方も多
    いかもしれません。苫米地氏は丁稚という言葉と同様、奴隷という言葉もよく用います。
     昨年、読んだ本にこんなのがあります。

             30代こそ

  
     こちらから考えた方がわかりやすいかもしれません。
     この本には「『 ○△ 』 の奴隷から抜け出す」 といってこんなものが挙げられています。

       「できる人」の奴隷から抜け出す

       「夢に日付けを」の奴隷から抜け出す

       「天職探し」の奴隷から抜け出す

       「キャリアアップ」の奴隷から抜け出す

       「ノマドワーカー」の奴隷から抜け出す

       「効率化」の奴隷から抜け出す
  
       「グーグル」の奴隷から抜け出す

       「英会話」の奴隷から抜け出す

       「MBA」の奴隷から抜け出す  等々

            
     本人はいけてるつもりでも何かの奴隷でしかないのではないか?
     それがあなたの自由と才能を奪っているというのが本書の主旨のようです。
     なぜ、そうなのかこの中には腑に落ちないものもあるだろうが、それはこの本に譲りま
    す。
     これらのどれにも自分は当てはまらないとしたら、gの世界、何故悪い?ということに
    なるでしょう。何たって日本にはこんな言葉があるのですから。     
     働かざるもの食うべからず。
    
      次回はこれについても別の角度から再吟味します。
  
                                        (つづく)




       

     
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