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デザイナーの皆さん、非親告罪化を御存じですか?(東京五輪エンブレム盗作疑惑の行方)

    



    東京五輪エンブレム盗作疑惑の佐野研二郎氏は自身の事務所が手掛けたサントリー
   のトートバッグのデザインの「トレース」を部下がやったこととはしたものの認めた。
    「五輪エンブレムは個人受注で盗作は断じてしていない」という彼の発言も信憑性が乏
   しくなりどうも旗色が悪くなってきた。まだまだ次から次へと出てきて告訴がとまらなくなる
   のではないかとも囁かれ始めた。
    トートバッグのうち「フランスパン」はマイナーな個人サイトからのいただきであり、素人が
   発見したものとは思えない。内部告発かインサイダーによるものだろう。
    それに「トレース」とか言っているが、これはパクリではなくコピペだね。
    そうすると内部告発にせよインサイダーにしろ簡単だ。画像検索の履歴を内部の“ イヌ ”
   が告発するか、セキュリティーかいくぐり外部からアクセスすればどんピシャリでわかって
   しまう。

    先日、MXTV「モーニング cross」を観ていたら、ベルギー、ドビ氏の提訴に関して弁護
   士の湯浅 卓(たかし)氏がコメントしていた。
    彼曰く、ドビ氏の弁護士は王族をも担当する凄腕で、日本はそこのところ軽くみている。
    ドビ氏はIOC、JOCを提訴したが、IOCのメンバーには王族、旧王族もいることからドビ
   氏の弁護士とIOCの弁護士はガチンコでは争わない。
    森 喜朗は、「IOCの信認を得ているから絶対の自信をもって使う」とかいっている。
    ところが、弁護士湯浅氏曰くのようにIOCは梯子外すというか、匙なげると思う。
    そうしたら一気に崩壊へ突き進むだろう。
    つまり白旗上げるのも時間の問題ということだね。

    内部告発、インサイダーというと小保方さんの事件を思い出すが、あの事件も報道され
   たものよりその構造はずっと大きいものだった。
    この疑惑は単なる業界の妬み、恨みだけではないような気がする。
    佐野氏の出自(在日?)から彼らへのパージ、安倍政権に揺さぶりを掛けたい世界的
   背景を持つ勢力の影響等々、考えられるが、もう一つあると思うのです。
    著作権の非親告罪化の浸透、PRと考えたら例によって穿ち過ぎだろうか?
    現状、著作法における著作権侵害の刑罰化は親告罪となっている。つまり、著作権者
   が告訴しなければ例外を除き刑事罰を問えない。非親告罪化することにより著作権者が
   承認していても第三者による告発で提訴できるようにしようという動きがあります。
    またもや流れたのだが、TPPにおいて著作権の非親告罪化が問題視されていた。
    著作権者が容認していてもマンガの2次使用ができなることからコミケができなくなると
   か騒がれていた。
    
    今回はネットでチクッて騒動になったわけだが、そもそも五輪のエンブレムデザイナー
   の作品だから問題となったのだ。マイナーな作品をものしているデザイナーだったら、いく
   らネットでチクッてもさしたる問題とはならない。
    仮にデザインの類似性がネットで指摘されても著作権者がOKだった親告罪の現行法で
   は問題にならないだろう。
    非親告罪化となったらネットで指摘して騒動にしなくても著作権者がOKであっても類似
   性の確証があれば即、提訴できるのだ。
    これは由々しき事態ですよ。
    何となれば21世紀の今日、ホントにオリジナルはどれくらいあるのかという時代です
   から。
    いやいや、菊地成孔氏によれば「20世紀は最初から音楽のみならず多くのジャンルで
   引用、コラージュだらけだ」そうですからもうかれこれ1世紀になるわけです。

    何とも息苦しい時代になりそうですが、デザイナーのみなさん、著作権の非親告罪化は
   ごぞんじでしょうか?



   PS. 例によってウワサをすれば何とやら。

        法廷闘争にまで発展することが決まったデザイナー佐野研二郎氏の
       パクリ疑惑について、デザインの仕入元ではないかと囁かれていた
       Pinterestを佐野研二郎氏が利用していることが判明。そして同時に
       アカウントを消したことが明らかになった。

             (中略)

       パクリ被害にあったベルギーのデザイナーは「Pinterestにロゴをアップ
       していたので、彼はそこから盗んだのではないか」と発言していた。
 


       詳細はこちらをご覧ください。

       もう決まりだね。








        
 
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