素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

暴論!「 文化大革命 」 を世界記憶遺産に! VOL.3(その1)

    



     「文化革命」について毛 沢東という権力の亡者の仕業だとか、中国人の国民性に由
    来するものだと片づけることは簡単だ。このスタンスは単なる反中の文脈に陥りやすい。
     さりとて文革とは不可一体分の共産主義についてマルクス主義からの大上段に構え
    た考察もこれまた真相(深層)には迫れまい。マルクス主義について本邦は世界レベル
    の学者が存在していることは承知しているが、この際このアプローチは一切無視し
    ます。(その理由は後ほど明らかにします。)

     残虐行為は「文化大革命」だけに見られる現象ではなくスペイン内戦の共産主義者た
    ちの行いも同様に残虐で凄惨だ。ズバリどういうことが行われたかを記述してからその
    背景を考察し、20世紀の「革命」における共産主義者とはどういう存在だったのか跡づ
    けてみたい。

      1936年7月17日、共産主義者の一団が政府軍の軍服を着て、バルセロナの
      ドミニコ修道院を訪ねた。暴動の恐れがあり、修道女を安全な場所に避難させ  
      るように命令を受けてきました、指揮官は修道院長にそう告げた。修道女たちは
      少しばかりの身の回り品をもって、何の疑いもなく、兵士たちに従った。兵士たち
      は郊外に出ると、修道女全員を殺害した。

             (中略)

      「自由、平等、博愛」の名のもとで行われた史上もっとも無分別な暴力行為の一
      つは、16名の平修道士の殺害だ。この平修道士たちはバルセロナ最大の病院
      で看護師としてボランティアで働いていた。彼らに罪があったとすれば、宗教組織
      に属していたくらいであり、彼らが階級、肌の色、宗教に関係なく、病に苦しむ
      人々すべてを介護していた事実は、彼らの「粛清」を命じた人々にとってはなん
      の意味もなさなかった。

                  ~ ウィリアム・G・カー 著 「闇の世界史」 ~


     
    
    ここまではほんの序の口であり、共産主義者の残虐性はさらにエスカレートする。 

      彼らが最初におこなったのは聖職者すべてを拷問にかけ、殺害することだった。
      修道女は裸で修道院から通りに引き出され、革命家たちの慰みものとされた。
      
            (中略)

      (英国人女性である)彼女たちは暴徒の男女の法悦的儀式を見ることを強制さ
      れたと語った。その儀式の第一の実例は、共産主義者はある僧侶を拷問して
      愚弄し、切り裂いたその体を聖母像に掛けるというものであり、第二の実例は、
      暴徒が若い修道僧の身体に穴をあけ、彼がまだ生きているあいだに、そこに
      十字架を突き刺すというものだった。

                               ~ 引用 同上 ~
                                   ( )内 加筆

      生きている者の大量殺戮のあとは死者の愚弄だった。
      1936年7月の最後の週には、修道女の死体が墓から掘り出され、修道院
      の壁に立てかけられた。その死体には卑猥で不愉快なプラカードがさげられ
      ていた。
                                  
                     ~ E・M・ゴッデン 著 「スペインの紛争」 ~ 
 
 

     もっと凄惨な描写もあるのだが、一応、自主規制しておこう。
     なぜこのようなことが出来るのだろう。
     共産主義者というが誰がこんなことをするのだろうか?
     マルクスは「宗教はアヘン」といって宗教(キリスト教)を否定したからかくも聖職者が攻
    撃の対象となったと考えたらいいのだろうか?(聖職者そのものではないが、文化大革
    命では学校の先生がむごたらしい仕打ちを受けたこととパラレルだ。)

     信仰の程度は人それぞれだろうが、仮にもキリスト教国・スペインでなぜキリスト教聖
    職者にかくも冒涜、狼藉の限りを尽くせるのか?
     それほどまでに共産主義の毒は強力だったのか?
     こうした残虐行為は非制御分子によって行われ、逮捕後すぐに処刑されたという。
     今でいうとテロ活動するISの若者のような存在だったのだろう。
     キリスト教の洗礼を受けたまともな大人なら神をも畏れぬこの残虐行為は出来ないは
    ずだ。スペイン内戦時の共産主義者とはどんな人達だったのだろう?
     その答えはレーニンのこの言葉に見出せる。

      「最高の革命家は道徳心のない若者である」

      「若い革命家はたとえば裏切り者の粛清、スパイの殺害、警察署の爆破、武装蜂起
       の資金を集めるための銀行強盗といった実戦訓練で直ちに戦闘訓練を始めるべき
       である。こうした実験的攻撃を避けてはいけない。言うまでもなく非道行為へとエス
       カレートする可能性はあるが、それは先の心配だ。」

     スペインの共産主義者を指導したスターリン・ソ連ではなくレーニンがこれらの言葉を
    吐いていることに注目したい。
     共産主義者による「革命」とは最初からこのような代物だったと言ったら日本のマル
    クス研究者は異議を申し立てるだろうか?
     レーニンはそうであってもマルクスは違うのだと反論するかもしれないが、マルクス
    も同様であったことは当ブログで既に述べた通りです。
     (過去記事「ピケティも書かなかった資本主義の正体、かな? VOL.3」参照)
   

                                             (つづく)




       

   
     
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