素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

暴論! 「 文化大革命 」 を世界記憶遺産に! VOL.5 (その1)

    



    文化大革命の本質についてある程度ご理解いただけたかと思う。
    もっとも石 平氏のような中国人は中国でも知的レベルの高い少数派であり、単に “ 頭
   のいい ”人は「文化大革命」を通して毛 沢東の正体へと切り込むなんてことはせず中国
   人には珍しく水に流してしまっている。 
    いや、それどころか現実には毛 沢東信仰は復活しているといっていい。
    北京五輪のバトミントンの男子金メダリストは毛 沢東バッチを胸にインタビューに答え
   てこう述べネットもこれに追随している。

     「毛主席のおかげだ。このバッチが金メダルを獲らせてくれたんだ。」

     このコメントが紹介されるや、同サイトにはたちまち100通以上もの書き込みが
     寄せられた。

     「毛主席がいればどんな困難にも打ち勝つことができる。毛主席、あなたは永遠
      に我々の心に生きている」(武漢市の網友〈ネットともだち〉)
 
     「毛主席は神だ。私も感じた」(山西省の網友)

     「毛主席は中国人の精神的指導者であり、中国人に必勝不敗の信仰を与えた」
                                     (杭州市の網友) 

     「毛沢東は億万中国人民の心の中の神だ、彼の思想は永遠の光を放つ」
                                     (北京市の網友)
     
     「毛主席が指導したとき、賄賂を要求する悪徳官吏はなく、売春婦もなく、上下
      は一心同体だった。彼は人民を愛し、我々は永遠に彼を思念する。もし悪徳
      官吏が、思念は無駄で彼はもういない、と言うなら、これは間違いである。
      毛主席は永遠に我々の心の中で生きている」   (石家荘市の網友)

     「毛主席は苦を憂い、難を救える観世音菩薩です」  (保定氏の網友)
 
     「毛主席万歳!我々はすべての中国人選手が毛主席のバッチをつけることを
      望む」                            (武漢の網友) 


    ~ 陳 恵運 野村旗守 共著 「中国は『毛沢東』が生きている限り崩壊しない」 ~ 
    


     なぜこうなってしまったかというと、第一義的には鄧小平らは10年間の「文化大革命」
    を総括して「過ち」であったとしても「罪」とはせずに最後の一線で毛 沢東を守ったから
    だ。いわゆる「4人組」に罪をかぶせ毛 沢東に汚辱の飛沫が飛び散るの避けた。
     中国共産党の創始者・毛 沢東を完全否定すれば中共の存立基盤が揺らいでしまう
    ことから毛 沢東を守らざるを得なかったのだ。それと大悪党でも毛 沢東のようなカリ
    スマ指導者が今の中共にはいないことも毛沢東信仰復活の由来であろう。
     だから中国は「チャイナセブン」という集団指導体制なのだ。
     それにしても中国人は騙されやすいというか洗脳されやすいですね。
     もっというなら中国人は迷信深いそうで、毛 沢東の顔が「文殊菩薩」に似ていることも
    毛信仰に一役買っているとか。そういば、作家・渡辺淳一センセイは中国でも大人気で
    センセイの顔が毛 沢東に似ているとかで「恋愛の毛 沢東」とか呼ばれているそうな。


     
           中国崩壊しない
   


     この本の表紙には「毛 沢東」に「ビッグブラザー」とルビがふられている。
     意味深だが、このフレーズをもっと考察すると「文化大革命」がより明確に跡づけられ
    るのではなかろうか?
     中国政府は故人となった中共創始者・毛 沢東を江戸幕府における東照大権現のよう
    に崇め奉り、同時に「ビッグブラザー」として人民を洗脳しない限り体制を維持できない
    のだ。
     このような状況と自分が何人であるのかわからなくなるというアイデンティーの危機に
    瀕している中国人を見るにつけ、失敗したようで彼らの目的は達成され成功したのでは
    ないかと思えてくるのです。
     前回、「そんな中国人は誰かさんにとってお誂え向きの人達ともいえる」と述べた。
     そろそろ誰のことかはっきりさせよう。

      第二次世界大戦中にイギリスの首相を務めたウィンストン・チャーチルは1920年、
      ロンドンのある新聞に「スパルタカス=ワイスハウプトの時代からカール・マルクス
      その他まで・・・・・この世界的陰謀 ―― 文明を破壊し、発達の抑圧と悪意の妬み、
      実現不可能な平等とを基礎に社会を再構築しようとする陰謀 ―― は着実に大きく
      なってきている」と所見を述べている。つまり、チャーチルは、共産主義とイルミナ
      ティー思想を、140年以上にわたる「文明破壊」の陰謀として語ったのだ。

        ~ フリッツ・スプリングマイヤー著
          「イルミナティー 悪魔の13血流―世界収奪支配する巨大名家の素顔」 ~


     「文明」と「文化」は正確にいうと違うが、「文化大革命」はこう言い換えた方が正鵠を射
   ている。

     あれは「文化大革命」ではなく「文化破壊」だったと。
 
     もっともさすがチャーチル、炯眼だと感心してはいけない(苦笑い)。

      イルミナティーの陰謀は、謀略が存在することを証明する資料は存外多い。
      多くの傑出した指導者が、イルミナティーに一見敵対する発言をしてはいる。
      (ただしその大半がイルミナティーに操られたものだ!)

                                 ~ 引用 同上 ~



     中国の「文化大革命」について説明するのに「スペイン内戦」時の共産主義者の行い
    を引用したり随分とまわりくどいことをしてきたと思われるかもしれない。
     これは「文化大革命」についてわかったところで「だから中国人は嫌いだ、ダメだ」とい
    う陥穽におちいらないようにするためだ。
     彼ら中国人だって「文化大革命」の犠牲者なのだ。
     それ故、共産主義者の「革命」とは何かと「スペイン内戦」に求めた。
     「そうか、だから共産主義者(アカ)はダメだ、嫌いだ」というトラップにまたもやはまって
    しまうだろう。中小企業のオヤジあたりにそう単純に考える人が多いのだが。

     ここはもっと大きな視点、歴史的視点が必要だ。

                                        (つづく)









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