素晴らしき放浪者の戯言

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暴論! 「 文化大革命 」 を世界記憶遺産に! VOL.5 (その2)


    東アジア、すなわち対中関係の中で「文化革命」を捉えると本質を誤る。
    さりとて共産主義という明快な敵を設定してもこれまた巧妙な隠ぺいを見破れない。
    これらを解き明かすためには「スペイン内戦」はうってつけだ。
    既述のように残虐行為を行っていたのは共産主義者だけでなくフランコ率いる右翼も同
   様だった。残虐行為は何のために必要なのか?
    彼らは単に気が狂っただけのか?
    もちろん、恐怖政治のために必要なのだ。
    これらの恐怖政治は何を目指し、誰が画策していたのか、「スペイン内戦」関連の次の
   一節は明確に答えている。

     共産主義およびナチズムを利用して、全体主義の実現という自らの秘密の野望
     を実現させようとするイルミナティーは革命行動を三段階(あるいは三つの運動)
     に分けて目論んでいる。

      1 可能であれば合法的に、既存形態の政府(君主制、共和制を問わない)
        を社会主義国家に代える。

      2 革命行動によって、社会主義国家をプロレタリアートによる独裁支配に代
        える。

      3 主要反対勢力を粛清することで、プロレタリアートによる独占支配を、全体
        主義的独裁支配に代える。

                      ~ ウィリアム・G・カー 著 「闇の世界史」 ~



     共産主義とナチズムでは別のものではないかと考える人もいるだろうが、どちらも全体
    主義政治を推し進め、その過程で常軌を逸した残虐行為が行われたことで共通するこ
    とは「スペイン内戦」の過程が一番よくわかる。 
     それに戦後の東西冷戦は資本主義と社会主義の対立と言われるが、実は民主主義と
    全体主義の対立だったと歴史家は捉えなおし始めている。
     全体主義政治遂行のための恐怖政治が平気で行える人物という視点に立つと、スタ
    ーリンや毛 沢東、そしてヒトラーこそ彼らにとってお誂え向きの人物だったのだ。
     社会主義は当初の目標はよかったのだが、途中で誤ったのだと今だに信じて疑わな
    い人が団塊の世代あたりに残滓としてみてとれる。
     いや、残念ながらそうではないのだ。

      共産主義の本当の目的は、一部エリート資本家の寡頭支配の確立にほかな
      りません。国際プロレタリアート運動を革命にまで持っていき、偽りの共産国
      家の陰で、富の簒奪と人民の完全奴隷化が図られていたのです。
      ロシアのロマノフ王朝は、この目的のために血祭りにされ、その富のすべてを
      奪われました。フランス革命もそうだったのです、自由・平等・博愛の精神は、
      一般に流布されているような生易しいものではなかったのです。

         ~ 中丸 薫 菅沼 光弘 共著
             「この国を支配/管理する者たち――諜報から見た闇の権力」~



     中丸女史のこの発言は反ロックフェラー派のラリー・マクドナルド下院議員の言説の引
    用だが、彼はその後、大韓航空機と共に海の藻屑と消えた。
     (もっともマクドナルド氏は捕えられシベリア送りになったという説もあるが、これは撹乱
      のための偽情報だろう。)
     
     最近はもうあまり言わなくなったが、私は「共産主義は終わったわけでなく未来の共産
    主義」と述べてきた。
     TPP導入後、いやされなくても労働市場もグローバリズムの荒波に飲みこまれ、ます
    ます労働環境は厳しくなってくるでしょう。以前の社会主義とは別物だが、ネオ・コーポ
    ラティズムが市場主義を推し進めれば推し進めるほど作用と反作用のように反対側か
    ら進行していくと考えられます。正・反・合ではないが、150年以上前に計画された資本
    主義と共産主義の両建作戦は実に巧妙です。両建て作戦のシナリオライターにとって
    共産主義など(表面上)滅びてもいいのです。でも、この両建て作戦の種明かしは困る
    のです。

     もうおわかりのように「文化大革命」を「世界記憶遺産」してしまったら、第一義的には
    中国共産党がもたないのですが、ヘタをすればこの両建て作戦もネタバレになってしま
    うかもしれません。
     それでは「文化大革命」を「世界記憶遺産」にするなんて、やっぱりただの暴論でしか
    ないのでしょうか?

     最後は「南京大虐殺」にふれながらこれについて考察します。

                                         (つづく)   






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