素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

映画 「 ムーン・ウォーカーズ 」

    



    どうも現実の方が相も変わらずで面白くないことから映画でもみましょう。
    本作はスタンリー・キューブリックおたくの監督が彼にまつわる陰謀論(都市伝説)をベ
   ースにオマージュ交えながらサイケな60年代後半を描いたものです。
     例のアポロ11号の月面着陸はねつ造映像で、これを撮ったのは実はキューブリック
   だったという陰謀論(都市伝説)をふくらまして映画にしちまったわけです。
    月面着陸がうまくいかないかもしれないと焦った米国政府はベトナム戦争特殊部隊出
   身のCIA(ロン・バールマン)に渡英してキューブリックにねつ造映像作ってもらうよう指
   令を下す。ひょんなことからキューブリックのエージェントと従弟のしがないロックバンド
   マネージャー(ルパート・グリント)を間違えてしまって、彼にだまされ依頼金を詐取され
   てしまう。アポロ11号はもう月に到達しようとしているのにさあ大変・・・・という筋書き
   です。 
                       (終映まじかなんで以下、ネタバレ含みます)

    


    要するにコメディー映画なので笑えないといけないのですが、イマイチ笑えませんな~。
    奇想天外なアイディアは抜群だし、役者も悪くはない。脚本・演出がもう一つという
   ことです。例えば、キューブックのピンチヒッターの前衛映画監督?の屋敷にCIAが乗
   り込んできた後、借金取りのギャングが押しかけてくる件などは、1シーン、少な
   くて数カット余計だ。この二つの勢力がハチ合わせになることは読めることなので、借
   金取りギャングが監督の屋敷に迫ってくるシーンは無くてもいいし、もっと少なくていい
   のです。ドア開けたら、いきなり両者がハチ合わせでいいのだ。そのくらい唐突の方が
   以下の出鱈目さ加減とご都合主義の快楽が活きてくる。
    この点、「バーバー」のコーエン兄弟や「マーズ・アタック」のティム・バートンを見習っ
   て欲しいものだ。

    そうはいうものの三谷幸喜の「ギャラクシー街道」よりはずっといいだろう。
    今や不動の地位を築いた如くの三谷幸喜だが、そのうちやらかすんじゃないかと
   ずっと思っていました(笑い)。ギャグが空振りとかそういう細かいことではなくて、日
   本人に宇宙人やらせることで既にOUT、観る価値なし。
    「宇宙家族ロビンソン」か何かのパロディーで笑ってくれるだろうなんて魂胆は浅はか。
    日本人に宇宙人やらせるのは金髪のヅラかぶってつけ鼻して白人のカタコト日本語の
   ギャクやるのと同じ。そういうことはTVのコントでおやんなさい。・・・・このフレーズ、どこ
   かで聞いたことあるな~。その昔、北野 武の「みんな~やっているか」を観た淀川長治
   さんが、多くの人が酷評していたにも拘わらず、「マック・セネットの映画のようだ」
   と積極的の称揚こそしないが、評価していた。マック・セネット?誰だそれ?の世界だが
   サイレント時代の喜劇作家で、かのチャップリンを世に送り出した人だ。
    北野 武が調子にのって淀川さんに「実は座頭市の巨大なやつが出てきて、UFOが
   空飛んで・・・・」と続けたら、淀川さんは「そういうことはTVのコントでおやんなさい」と
   ピシャリと線引いた。この一線が三谷幸喜にはわからない。
    三谷批判綴っていてもしょうがないのでこれくらいにするが、本作観ようとする人は
   「キューブック、アポロ11号月面着陸ねつ造映像加担」という陰謀論(都市伝説)を承
   知若しくは多少なりとも興味を持っている人だろう。この陰謀論もどき共有でOKと免
   罪符のようにする様は観てもないのでわかりませんが、三谷幸喜が「宇宙家族ロビン
   ソン」やら「謎の円盤UFO」とかこれらをモチーフにOKでしょ、とあぐらかいている様に
   通じると思うのです。

   

    「謎の円盤UFO」というと、デジタルリマスター版がケーブルTVでやっていることか
   らたまにみている。彼らは地球防衛秘密組織「SHADO」なのだが、そのまま宇宙人
   としても違和感ないよな。さて、どうしてだろうか?ここは一つ当ブログらしい考察を
   しよう。要点だけいうと、人類は猿から進化したのではなく、猿の遺伝子に宇宙人の
   遺伝子まぜて誕生したのだと思う。人類のうち宇宙人の遺伝子がより色濃いのが
   いわゆる白人だ。だから彼らに宇宙人の扮装させても違和感がないのだ。
    地球原人たる縄文人の血をひく日本人は宇宙人とは遠い存在です。
    日本人女性が白人男性に惹かれるのは遺伝子レベルのことと言われるが、とどの
   つまり宇宙人DNAに惹かれるということですな。

    当ブログとしては「キューブック、アポロ11号月面着陸ねつ造映像加担」の真贋に
   ついてもふれないといけない。結論から言うと、キューブリックはねつ造映像作成を
   依頼されたと思う。でも、かれは断ったと考える。そんなことしたら自分も映像完成後
   消されちゃう(殺されちゃう)ことくらいIQ200と言われるキューブリックがわからない
   はずがないのだ。案外、この映画のように別の監督がねつ造映像つくっている最中
   に本当に月面着陸したかもしれない。それともベンさん曰くのように月に行ったが、
   あの映像はねつ造だったのかもしれない。
    キューブリックは飛行機嫌いで家からもあんまりでたがらない人で有名だが、それ
   は彼が暗殺を恐れていたからだという説がある。
    それはそうだろう、断ったとしても「月面着陸ねつ造映像」を依頼されてしまったから
   には「死人に口なし」なのだから。
    これについては映画「シャイニング」について世界中のキューブリックおたくが徹底
   解析したドキュメタリー映画[ROOM237」が参考になるだろう。
    スティーブン・キングの原作では惨劇の起きた部屋は237号室ではないのになぜ
   237号室に変えられたか?

     キューブリックの真意は “ アポロ計画の捏造 ”の暴露だった!

      識者のひとりは、キューブリックがNASAのアポロ計画における月面着陸
      映像の捏造に加担していたと断言する。この仮説の検証を試みると、キュー
      ブリックはそれを自ら暴露するかのような“ 証拠 ”を劇中にちりばめているこ
      とがよくわかる。中盤、2階の廊下でミニカーを使って遊んでいるダニーは
      アポロ11号の刺繍のあしらったセーターを着ているのだ。
      また地球から月までの距離は237,000マイルであり、キューブリックは
      237号室を “ 月の部屋 ”と見なしていた。 

                      ~ 映画 「ROOM237」 パンフ ~


     キューブリックならこれくらいやりかねない。
     私はこの人と違い、キューブックは依頼は断ったが、そういう依頼があったことをどこか
    に残したかったのだと思う。

           ルーム237


     脱線しまくりだが、この映画の肝は奇抜な着想もさることながら、あの前衛映画監督の
    屋敷で繰り広げられるサイケでアシッドなスインギンングロンドンの風俗だと思う。
     その昔、アンディー・ウォホールが「SLEEP」とか言って人が寝ているだけの映画作っ
    たのだから、この映画の監督のように「跳ねる」の映画があってもいいし、時代考証的に
    適合している。あのボテ腹「ボヨ~ン、ボヨ~ン」揺すりながら跳ねる様は「映画的」だ。
     
     このあたりのスインギングロンドンを「イケテル」若しくは「いいね」と思えるかどうかが
    本作の是非の最後の別れ目だろう。

    ダニー アポロ11
     確かにアポロ11号の刺繍のセーターを着ている。







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