素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

マイナス金利で地銀再編加速、そして・・・・・。

    



    前回、マイナス金利によって「銀行がバタバタと潰れる」という日刊ゲンダイの記事を引
   用した。あまりに短絡的ではないか?続きがあるようです。慶応大学ビジネススクール
   准教授・小幡 績氏の発言に耳を傾けよう。

     「マイナス金利で国債運用による儲けがなくなるのに、市中銀行がリスクをとって
      投資や融資を増やすはずがない。特に厳しいのは、運用資産の50%を国債が
      占めるゆうちょ銀や、総資産の中で国債の保有率が高い地銀・信金です。
      だいたい、中央銀行がマイナス金利を打ち出す時点で、追い込まれている証拠
      なのです。そんな状況では、貸付先のチェックが厳しくなる一方で、ますますマ
      ネーが回らなくなってしまいます」(小幡 績氏)

                        ~ 日刊ゲンダイ 2月11日 ~


     現在もガラガラ下がっているゆうちょ銀行株であるが、これを読むとゆうちょ銀行株主
    はますますもって心中穏やかではないだろう。
     株価とは別の意味でこの発言における「ゆうちょ銀行」は注目に値するのだが、それ
    は一端、留保して後述するとして、「貸付先のチェックが厳しくなる一方」はマネーが回
    わらなくなるだけなのか、ここに着目してみたい。
     日本もマイナス金利を導入するのだが、既に導入済みのEUの事情をみてみよう。

      読者のみなさんもご存じの通り、欧州中央銀行は、ユーロ圏内の”良い”銀行
      (何千もの小規模地方銀行。特にドイツの銀行)を潰しにかかっています。
      地方銀行(例:Sparkassen、Volksbankなど)は利益を追求するのではなく、むし
      ろ協同組合又は公共の利益のために運営されています。
      欧州中央銀行やEUはこのような地方銀行に対し規制に対する報告の義務を
      強いることにより、銀行の人件費を増大させました。その結果、多くの地方銀行
      が支店を閉鎖し合併を強いられました。

                     ~ 出典 「日本や世界や宇宙の動向」 ~


     肝心な部分をもう一度取り出してみよう。

      欧州中央銀行やEUはこのような地方銀行に対し規制に対する報告の義務
      を強いることにより、銀行の人件費を増大させました。その結果、多くの地
      方銀行が支店を閉鎖し合併を強いられました。


    
     地銀再編は以前から囁かれていたが、ドイツのようにマイナス金利導入で日本の地
    銀も再編が加速されるだろう。これは日本のメディアも既に指摘しているところです。

     そうは言ってもマイナス金利にも効用、メリットがあるのではないか?

       「中長期的には企業の設備投資などの資金需要喚起につながり、景気が浮揚
        することで銀行の収益にもつながる」
       「長い目で見れば、好調な企業業績は結果として個人消費の拡大につながる」
       「マイナス金利で円安が定着すれば、製造業の比率が高い地域の経済にとって
       はプラスに寄与する」等々
  
                   ~ 出典 ニュースイッチ 日刊工業新聞 ~


     世界の債券市場のうちデリバティブはレバレッジ、50倍、100倍かけていることから
    ひとたび崩れるとその破壊力は甚大だ。いろいろ危惧されるのだが、なんとドイツ銀行
    もデリバティブに突っ込んでいるらしく、リストアップされている。もし、ドイツ銀行が破綻
    でもしようものならリーマンショックを超える経済危機に突入するだろう。
     地銀の収益悪化で倒産、合併の嵐が吹き荒れる中、ドイツ銀行が破綻したら・・・・。
     当然、地銀には預金者が押寄せ取りつけ騒ぎとなるでしょう。
     これを収束させるためには「預金封鎖」を断行せざるを得ないと思います。 
     もっともこれらはもっと「大きな絵」として予定されているのです。

      マイナス金利の政策は、先進国の小規模な地方銀行を潰し銀行を合併させ、
      銀行の集積、管理を強化するためのアジェンダの一環なのです。
      また、現金を廃止するための偽口実にもなります。

                   ~ 出典 「日本や世界や宇宙の動向」 ~



           預金封鎖
            2月16日、預金封鎖はないとは思いますが、
            絶対にないとは言い切れません。どう行動するか
            は自己責任で願います。



     彼らの考えることはいつも「一粒で2度、3度おいしい」です。
     ここで留保していた「運用資産の50%を国債が占めるゆうちょ銀行」について考察しま
    しょう。
     マイナス金利導入前、0.1%の金利がついた時は、10兆円の日銀当座預金につい
    て100億円の利息がつきました、今後マイナス0.1%となった場合、逆に同額を徴収
    されてしまいます。さらに国債も利回り0.00%に限りなく近くなればこれからも収益は
    望めない。資産運用の50%を国債が占めるゆうちょ銀行にとっては死活問題と言って
    いいでしょう。
     まだ国が保有する部分があるとはいえ、ゆうちょ銀行は株式上場したのですからほぼ
    民間銀行です。収益を追求するのは当然のことです。
     当然、日本国債より利回りが良くて安全性の担保された外国債を代わりに購入するこ
    とになります。
     ゆうちょ銀行が日本国債の代わりに外国債を購入することになる。―― 何かを思い出
    しませんか?

     「黒田日銀総裁オフレコ発言のインサイド」で述べた通りです。
     懸案のバーゼルⅢの適用は延期されたようですが、こういう手があったとは!!!
     日本国債の大口引受先であるゆうちょ銀行が日本国債から外国債にシフトし始め市中
    に国債がだぶつき出したら・・・・・国債暴落でしょう。

     さすが IQ 130以上の天才たちが考えることはエグイですな。
     それとも私の杞憂に過ぎないのでしょうか?
     
     今年はいよいよ嵐の日本経済に突入します。

     当ブログもこれからが本番です。  
     






    
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