素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

ショーン・Kは 「 ディア・ドクター」 には成れなった。 

    



    ショーン・マクアードル川上氏は学歴、経歴詐称、果ては出自のでたらめ(ハーフでなく
   日本人)、整形疑惑まで飛び出して袋叩き状態が続いた。
    小物の詐欺師でなくもっと大きなペテン師(安倍首相)がいるではないか、彼も学歴詐
   称疑惑が持ち上がっている、それよりも現政権そのものがペテンではないかという論点
   も挙げられている。
    もっと穿った見方では、ショーン・K氏を「報道ステーション」他のメディアに送り込んだの
   はメディアの信憑性を落とすための工作だという陰謀論も持ち上がっている。
    当ブログではそれらにはふれず、この詐称事件からコンサルタントとは何か、さらに相も
   変わらずの日本人の心性について述べていきます。

    ショーン・K氏はJ-WAVEの番組「MAKE IT 21」あたりからメディアに登場したよう
   だ。この番組のプロデュサーの発言にすべてがあるような気がする。

     「 うさん臭そうだがすごく頭の切れる奴」

    ショーン・K氏は高校時代のあだ名の通り「ホラチョ」で、学歴、経歴、及びコンサル事
   業を大幅に盛ってはいるが、昨年の佐村河内 守とは違う。佐村河内の場合、ゴーストラ
   イターが存在し、本人は空っぽなのだ。それとも「報道ステーション」での発言の際、ショ
   ーン・K氏のゴーストがいるのだろうか?それはないだろう。なぜならば、そうだとすると
   前出のプロデューサー氏の発言と結びつかなくなるからだ。
    全発言をチェックしたわけではないが、「報道ステーション」での発言もそこそこ的を射て
   いたと記憶している。
    もっとも当時から「相変わらず日本人はハーフとか、白人に弱いのだね。しょーもないな」
   という思いはあったが。
    彼の著作での言説も当意即妙ではないか?

  
      「MBAで学ぶ理論やフレームワークは “ 言語 ” でしかない」

      「大事なものは『 学歴 』 ではなく『 学習歴 』」

           ~ 「プロフェッショナルの5条件 ビジネスを勝ち抜く5条件」 ~


    規模は大幅に盛ってあってもコンサルタント業務を営んでいたのは事実だろう。
    仕事の依頼が舞い込んだのは彼が成し遂げた「結果」もさることながら、うさん臭さを醸
   しだす風貌と相反する実直な「回答」だったのではないか?それはお勉強ができただけ
   の学歴秀才コンサルにはない、彼の詐欺師的「ホラチョ」人生から得た「世間智」だと
   思う。 

    ショーンK


    私は本人曰く凄腕のコンサルタントの女性とおつきあいしたことがあるが、意外と当たり
   前、普通のことしか言わない。でも、彼女が言うと心に響くのだ。本人曰く「この仕事を選
   ばなかったら声優に成りたかったんだ」というのは伊達ではなく、物凄い美声の持ち主
   だった。彼女はリアルに東大卒だったが、「そんなもの社会に出たらたいして役に立たな
   い」と言いきっていた。彼女の場合、出自といい歩んできた人生といい数奇で苛酷なもの
   だったことからその過程で得た「世間智」が大きくものを言っているのだと思う。
    ショーン・K氏も低音の美声こそ最大の武器だったと考える。
   
    プレゼンビジネスの時代、勝間和代女史曰くのようにコンテンツは似たりよったりであっ
   て勝負はプレゼン力、すなわちいかに「役者」かということではないか?
    そうだとすると最高の詐欺師こそプレゼン力が高いという逆説も成り立つのだ。
    ショーン・K氏曰くのようにスキームやメソッドは “ 言語 ” でしかなく、問題は個別、具
   体的な案件にそのまま当てはまるものではないということだ。
    MBAやコンサルタントの教科書どおりやると却って有害だったりする。
    今やこんな本が出版されるご時世だ。

               御社


 
    例え学歴、経歴がインチキでもショーン・K氏が凄腕にコンサルだったとしよう。
    偽物だけど本物より効用が高いというとこの映画を思い出す。 


 
               デイアドクター


    笑福亭鶴瓶演じる偽医者は村民から神様のように慕われていた。
    ショーン・K氏の学歴・経歴、出自はウソや大幅に盛ってあっても仕事の依頼が
   引きも切らずだった。
    偽医者はウソがばれても信頼を寄せてくれる患者がいた。
    詐称コンサル、ショーン・Kはどうだろうか?

    ショーン・K氏の場合、コンプライアンスが問われる企業相手だから今後は厳しいだ
   ろう。

    「おらが村の神様のような先生」と信じて疑わない村民とハーフのような容貌に整形
   し出自まで誤魔化さないと抜きんでたコンサルを名のれないと考えた「川上伸一郎」と
   言う青年は全く違うようで根っこは同じだと思うのだ。
    同朋の間では足の引っ張り合いしているくせに白人にはキャンと言ってしまい、もっと
   もらしい学歴、経歴、肩書には盲目的に信頼してしまう、相も変わらずのどこか貧しくて
   お人よしで、そして物悲しい日本人の心性が見えてくる。

    そういうわけで私はショーン・K氏を叩けばいいという気にはどうしてもなれないのだ。






   



     
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