素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

イギリスEU離脱は新しい時代へののろしか?

   



 
    私及び多くの市場関係者の予想に反してイギリスのEU離脱が決まった。
    キャメロン首相も責任をとって辞意を表明し、後任は離脱派の前ロンドン市長、ボリス・
   ジョンソン氏となる見込みだ。
    日本時間7時くらいでは残留派優勢が伝えられ、離脱派の英国独立党(UKIP)のファラ
   ージ党首は「残留支持が小差で勝ちそうだ」と発言した。
    どういうわけかその後、急展開、離脱派優勢と事態が逆転すると日経平均は滝のように
   落ちた。一度は反発するもいよいよ離脱派勝利が確実となってくると、前場終了30分前
   あたりからスキーのジャンプ台のような曲線を描いて相場はひけた。

     EU離脱 日経平均

    昨日、銀行員と商談した際、今年の9月には1ドル=90円代になる、いや90円割ってし
   まうかもしれないと話したばかりだった。一瞬ではあるが、離脱派優勢の情報を得て為替
   市場はあっさり99円代をつけた。およそ人間のやることに100%も0%もない。このよう
   な不測の事態も考慮しなければいけない。数日前、証券アナリストとイギリスEU離脱に
   関して意見を交えた時、彼も離脱はないだろうとしてうえで仮に離脱しても混乱は一時的
   限定的ではないかとしていた。冷静に考えてみれば来月、9月、いや来年離脱するわけ
   ではなく2年の猶予期間があるわけだ。
    そうはいうものの市場は別の思惑で動く。
    この機会を逃してなるものかとヘッジファンドが暗躍する可能性は大いにあるだろう。
    一時おとなしくしていたジョージ・ソロスが動き始めたことも気にかかる。


    集計マシーンがドイツ製のインチキが導入されたとかも言われたが、何のことはない、
   みんな手計算で集計していたではないか。デジタルものは怪しい。プーチンはインテリジ
   ェンスに携わる部下に書類はタイプライターで打つよう命じているとか。  
    かつて情報(インテリジェンス)の世界でロシアと「Great Game」を演じた情報大国イギ
   リスもそのあたりは承知しているということか。

    株式市場、為替相場、企業業績とビジネスに直結する経済状況に対するイギリスEU
   離脱のインパクトのみが語られています。イギリスのEU離脱は近視眼的経済事象とし
   てのみ語られることだろうか?
    イギリスがEU離脱しても保護貿易に走るわけではないだろう。
    日本在住の離脱派イギリス人は離脱確実のニュースを受けて「素晴らしい!」と言って
   からこうつけ加えた。「イギリスが(EU中心でなく)世界中と貿易することが望ましい」と。 
    そうするとトランプのこの発言はどう受けとめたらいいのか。

      トランプ氏、英EU離脱派勝利を称賛 訪問先のスコットランドで
 
       【AFP=時事】米大統領選の共和党指名候補争いに出馬している
       ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が24日、候補指名を確実にして
       以降、初の外国訪問先となった英スコットランドで報道陣に対し、
       英国の国民投票で欧州連合(EU)離脱派が勝利したことについて
       「素晴らしい」と称賛した。 
                           ~ YAHOO ニュース ~   
 


    保護貿易主義者と知られるトランプはイギリスにも保護主義を期待している?
    それは全くのお門違いで、トランプはTPPという「自由貿易」の仮面をつけた主権国家
   消滅プログラムに反対している。トランプは経済政策オンチと烙印押されているが、実は
   わかっているのだ。EUに加盟している限り、やがて欧州版TPPといわれるT T I P
   (環大西洋協定)に調印させられることを。
    残留派の主張は傾聴すべき点は多々あるのだろう。
    EUに残留するメリットを考慮してもT T I P に調印させられるくらいならEU離脱した方
   がマシだ、イギリス素晴らしいじゃないかとトランプは言いたいのだと思う。
    このあたりはEU成立までの歴史的過程をどう捉えるかまで踏み込まないと語り切れ
   るものではなくブログ程度では無理な相談ともいえるからこれ以上深入りはしない。

     TTIP
           昨年10月、ベルリンで行われた反T T I P 25万人デモ    


    ただ、イギリスEU離脱しちゃうなんて大胆といかバカだな~というのは大間違い。
    したたかなイギリスがそんな無鉄砲なはずはないのです。EU離脱の次の手は既に打
   ってあります。そのための57ヶ国会議主催 ⇒ A I I B 参加 ≒ 一帯一路なのです。
    (正確にはイギリスではなくてジェイコブ・ロス茶だけど)
    イギリスはヨーロッパじゃなくてユーラシア大陸で一帯一路を築く中国と組むことによっ
   て「大英帝国」の夢再びを考えています。
    もっともこのような“ 完全なる21世紀 ”の前に過渡期の課題が山積していて各勢力
   水面下で激しい綱引きが行われている。今回、イギリスのEU離脱派 vs 残留派に争い
   もこの現れでしょう。

    イギリスでは相変わらず肉料理にはマッシュポテトかポテトフライ。
    どんなにこ洒落れた料理が入ってきても、マイナーチェンジすることなく、オリジナル英
   国料理がまずかろうとこれは揺るがない(苦笑い)。
    かの国には英国料理をアレンジした無国籍料理などないのでしょう。
    世界中からビジネスマンや留学生が来て国際的なようでも車は頑固にブリティシュグ
   リーンの年代もののMGを乗り継いでいる人が必ずいる。
    フランスにシトロエンの2CVやSMを頑固に乗り継いでいる人がどれほどいるでしょう
   か?
    
    やっぱ、イギリス人に「朱に交わって赤くなりなさい」は無理だったのです。






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