素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

ドイツ銀行は潰れるのではなく潰される!?




    
    9月末、金融市場が震えたドイツ銀行破綻はひとまず回避された。
    1年以上前から囁かれていて今年も大々的な破綻懸念は2度目なので「今度こそ現実
   になるか」と私も身構えたが、今度も空振り、いや正確には先送りか?

    米国法務省がドイツ銀行の住宅ローン担保証券(MBS)の不正売買に関しての賠償
   額を140億ドル(1.4兆円)から54億ドル(5千4百億円)に減額してひとまず破綻は回避
   された。1兆円というと巨額だが、リアルな賠償額としてはこんなもんじゃない。
    だったら最初から5千億円にしろよ、人騒がせな。
    「1兆円」というと何かを思い出さないだろうか?
    トヨタがプリウスのリコール問題で米国司法当局に1兆円請求されたあの事件を。
    (ドイツ銀行はそもそもデリバティブに突っ込んで問題あり、トヨタはさしたる問題なしの
     差はあるのだけれど)
     あれは単年度のことで副島隆彦氏によると、毎年約1兆円、5年間で合計約5兆円トヨ
    タは払わされたそうだ。財政難の米国にむしり取られたといった方が正確だろう。

     さらにベンさんによると、あれはトヨタがレーザー核融合技術で世界のトップを走ってい
    るからこそ起きた事件だそうだ。「レーザー核融合技術は民間利用はまかりならぬ、軍
    事利用するんだぞ!」という脅しだという。

     「市場」、「司法」というと公正、公平、客観的なようだが、果たして本当にそうだろう
    か?
     今や株式市場は国家による相場操縦(マーケット・マニピュレーション)、トヨタの例のあ
    るし、・・・・・・・。そうそう思い出した、昨日の「橋下 × 羽鳥の番組」で鈴木宗男をゲスト
    に向かえて議論していた際、橋下氏は「法治国家で・・・」と言っていた。「法治国家」まで
    持ち出せばその通りだろうが、この議論、とどのつまりは「悪法も法」かということにな
   る。悪法は変えなきゃならん、悪法を変えるのが政治家の役目だと思う。
     そんなまだるっこしい議論より、昨日の議論の場合、この一言でお終いだ。
     「国策逮捕」―― 今のテレビじゃそんなこと口が裂けても言えないのだろうが。


     さて、ドイツ銀行破綻というピンポイントじゃなくてもう少し俯瞰してみよう。 
     リーマンショックの頃は金融危機という認識でしかなくても今やこれは通貨を巡る戦
    争、 通貨戦争と考える人は増えていると思う。
     「オウム事件」、「リーマンショック」」はもとより「東西冷戦終焉」とかの大きな出来事
    「表」と「裏」程度の認識では理解できないものだ。
     「表」、「裏」、「影」、「闇」の4次元、若しくは「表の表」、「表の裏」、「裏の表」、「裏
    の裏」、「深(真)層」の5次元、これらを見通せないと全貌は見えてこない。
     事件、事象の同時代ではいかに優秀な学者、評論家、ジャーナリストであろうとこれ
    らの全貌を解明することは不可能である、いや不可能であった。

     21世紀のネット住民である我々はこの事実を知ってしまった。
     ならば全貌とは言わなくてもある程度の全体像は理解できるのではないか?
     どうもピンとこないというなら例えば「太平洋戦争」を例にとってみよう。

      ○ 第1次元  個々の戦闘(「お国のため」に戦う) 
                勝った負けた、生き残った戦死したの世界

      ○ 第2次元  作戦の成否(将校の出来不出来)
                攻撃地を占領したか否か、石油、資源を確保したか否か
                英米軍の補給路を絶てたか否か

      ○ 第3次元  戦争目的の成就・未遂
                例えば「大東亜共栄圏」とか。
                侵略か否かはこの次元で問われるだろう。

     後年、歴史家や軍人によって戦争の意義について検証されるとしてもここまでの次元
    についてであってここから先に関しては我々は垣間見る程度のことだ。

      ○ 第4次元  戦争の真の目的(戦前、戦後の体制の変化)
               大本営もトップ数名を除いてほとんど知らない。日本の支配層
               のほんの一部だけが知る。
               軍国主義国家の消滅。私は最初からだと思うが(途中からか
               らかもしれない)「戦争で負けて経済で勝つ」。 

     この第4次元については右翼、ネトウヨは全く理解不能か、受け入れ難いだろうが、ど
    れだけ「愛国心」を唱えても「内部」の思想では物事見えてこない。「外部」の視点が必
    要だ。

     
     だいぶ回りくどくなったが、1999年、ビル・クリントンがグラス=スティーガル法を破棄
    して商業銀行と投資銀行の垣根をなくした時点でわかるはずだ。金融工学がロケットサ
    イエンティスト並みに数学が出来ないと理解できないくらい発展した、換言すれば現物と
    遊離した金融市場で規制を片っ端からなくしたらリーマンショックが起こることを。
     グラス=スティーガル法破棄から10年経たずにリーマンショックは起こった。
     (因みにトランプはグラス=スティーガル法を再導入するそうだ。だからNY金融街には
      嫌われている。)

     ブラックショールズモデルを考えたほどの頭脳がリーマンショック予想できないのか?
     もちろん強欲な彼らは崩壊しても逆ばりで空売り仕掛けているから大儲けしたからいい
    やと思っているのだろう。これらを戦争の次元にあてはめるとせいぜい第2次元です。
     リーマンがあろうとなかろうと彼らの強欲は留まるところを知らず、やがて金融危機、ソ
    ブリン危機へと発展する。戦争になぞらえるなら世界経済全体の敗戦だ。
     「さあ~、困った!大暴落だ、どうしよう!」と考えるのは第1~3次元の世界に生きる
    我々、一般人であります。
     世界経済の崩壊、敗戦こそ歓迎すべき事態だと考える第4次元の世界の人々が存在
    する。それはもちろん、空売りで大儲けとかではなく(それも無理だ)、戦前と戦後で世
    界経済体制、すなわち世界経済の書き割りを変えられるからです。
     世界経済体制と言って一番わかりやすいのは世界基軸通貨だろう。
     これについて結論が出るまでは経済崩壊は先送りさせられる。
     思えばリーマンショック以降、世界経済は“ 入院 ” させられているのだ。
     国や金融機関によっては“ 集中治療室 ”に入っていて、さらに病状が悪化して瀕死の
    重症の国や金融機関は“ 生命維持装置 ” をつけられているだけだ。
     ドイツ銀行は“ 生命維持装置 ” をつけられた銀行であろう。
     “ 生命維持装置 ”外されたらドイツ銀行は死ぬ、すなわち破綻だ。
     だからドイツ銀行は潰れるのではなく潰されるのだ。

     次の基軸通貨がドルなのか、SDRなのか、仮想通貨なのか、いまだに判然としない。
      (副島氏の講演で質問したが、スルーされた。)
     これが決まればあちらこちらで病室で“ 生命維持装置 ”は外される、いやただ集中治
    療室に入っているだけなのに昨今の事件のように点滴に一服盛られるが正解かもしれ
    ない。
     
     次なる基軸通貨がどうなるかわからないが、バーチャルな金融の世界はともかく経済
    は生き物なのであって、もう悲鳴をあげている、限界に達している。
     それに詳細は省くが彼らが安心して世界経済は破綻させられる安全ネットはもう用意
    されている。

     ドイツ銀行は1~3ヶ月くらい延命しただけであろう。
     
    

 






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