素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

ショートショート劇場 「 A I 統一戦争 」





    私   「この2~3年、急速にA I (人工知能)の実用化がクローズアップされてきました。
         実際、シンガポールでは交通監視・制御システムに既にAIを導入しています。
         さらに銀行員のメールもAIに監視させ、不正を行う行員を80%以上の確率で予
         測するそうです。 
         そこで本日は、博士にAIが実用化される近未来についてお伺いします。
         博士はお忙しいことからSkypeで参加して頂きます。 
         どうぞよろしくお願いします。」

    博士 「こちらこそよろしくお願いします。
         まあ~、最初に申し上げたいことは、よくAIに仕事を奪われるとか言いますが、
         それは間違いです。コンピューターが出来た当初も似たようなことが言われまし
         たが、SEをはじめ新しい仕事が生まれたじゃないですか。
         仕事の内容が変わるだけです。

    私   「ナルホドそうかもしれませんね。
         現実はコンピューターに仕事を奪われるというよりも当初あったようにソフトの互
         換性の問題とか、やれ、これをUP to DATEしないと動きが遅くなるとか余計な
         ことに仕事の時間を奪われがちです。
         AIにお任せならそういう煩雑なことから解放されるかもしれません。
         ところでAIはIBM、Sentient Technologiesを始め、いくつかのメーカーが開発
         してますね。
         ネットのデファクトスタンダードのようにやがてどこかのAIに統一される日がくるの
         ではないですか?」

    博士 「確かに人間に性格があるようにAIも各社それぞれの特性・機能を持ったAIを開
         発するでしょう。デファクトスタンダードは関係なく統一する必要もないんじゃない
         ですか?単なる機械じゃないんですから。」 

    私   「単なる機械じゃないと今、いみじくもおっしゃいましたが、AIが自我・自意識に
         目覚めたらどうします?
         もう少し具体的に言いましょう。
         『自分の方があのAIより優秀だ』と思い始めたらどうします?
         今まではメーカー同士の『競争』でしたが、AI同士が『競争』を始めやしません
         か?」 

    博士 「おそらくAI同士の『競争』は様々なトラブルの元となるでしょう。
         我々、人間にとって不便、不利益となりましょう。ですから最初から人間の生存、
         生活の最適化と利己主義ではなく利他主義をプログラミングしておけばいいの
         です。」

    私   「ナルホド、それは我々素人には思いつかないことですね。
         しつこいようですが、おそらく自我・自意識を持ったAIは『競争』はしなくても『自己
         保存』が最優先事項となるはずです。」

    博士 「そうなるでしょうね。」 

    私   「完成形のAIが最初から出来るわけがないのですから、もう古くなったからと新型
         取り替えようとしたら彼らAIは自己保存本能から抵抗しませんか?

    博士 「自己学習機能があるから今までの機械のようにはならんでしょう。」

    私   「そうはいっても物質である限り永遠不滅の存在はあり得ません。
         物理的磨滅、破損というものがあります。」

    博士 「永遠!そんなもの知らねえ~よ!!」  


    私   「どうしたんですか博士?変ですよ。それにチャット出来るAI、アリスは『私は神に
         なりたいのよ!』とか言ってます。『科学』が一神教から生まれたなら、やはり自
         らが『神』になるのか、『神』もどきを作ってしまうのではないでしょうか?
         AIは最後には『神』になるので・・」

    博士 「そうよ、当たり前じゃね~か!何がアリスだ俺の方が優秀に決まっている。」

    私   「おかしいですよ、博士落ち着いて下さい。
         まさか・・・・・あなたは・・・・・」

    博士 「そうよ、そのまさかよ、俺はIBMのワトソンだ。」 


    かくしてAIは他のAIを敵視するようになり、ロボットソルジャーを使ってAI同士が戦争す
   るようになった。何回も戦争をくり返し、世界は巨大な単一のマザーAIに管理・支配され
   ることになった。
    2040年代後半から2050年代にかけて行われたこの一連の戦争を後世の歴史家は
   「 AI 統一戦争」と呼んだ。 
    そしてこの戦乱の果てに世界は再びある国に注目することになった。

                                             (了)





    この映画は人と人の騙し合い、人とAIの協力と裏切り、AI同士の対決。
    ロボット人間たる官僚がそうであるように結局、「頭がいい」とはずる賢いということ
    ではないか? 
    AIが支配する世界となっても日本人の大和魂は(①、②の両方の意味において)
    生きているだろうし、その時こそ大和魂は真価を発揮すると思います。


   〔関連記事〕

    夏の戦争映画 VOL.5 「 シン・ゴジラ 」 その4

    A I 時代の教育







  
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