素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

米国空母はどこへ? トランプは想像以上に政治家(タヌキ)

   

 



    トランプは「北朝鮮近海に非常に強力な大艦隊を送り込む」と言ったはずだった。
    ところがシンガポールを出港して朝鮮半島にむかったはずの空母「カール・ビンソン」は
   北上どころか、インド洋沖を航行していた。
    カール・ビンソンよどこへ行く?
    世界のメディアが北朝鮮近海に向かうがごとくの米国空母の映像に騙された。
    ところが米軍高官は「そんな発表した憶えはない」とうそぶく。
    これを捉えて米国政府とペンタゴンの連絡ミスなどと悠長なことを日本メディアは言って
   いる。こんな発言が伝えられるとそうも思いたくなるのも人情だが・・・・。

     マティス国防長官はそもそも「現時点で(第1打撃群を)北上させる要求も
     理由もない」とカール・ビンソンの朝鮮半島派遣に乗り気ではなかった
    
                         ~ 日刊ゲンダイ DIGITAL ~
           

     狐につままれたような面持ちの我々はようやくトランプ狸に一杯くわされたと気づくの
    でした。
     でも、何のためにトランプはこんな「フェイクニュース」を流したのかと考えを巡らせると
    トランプはただの狸ではなく、我々の想像以上に「政治家」ではないかと思えてくるの
    です。
     マティスとトランプの発言の齟齬を表面的に捉えると両者は対立しているが如くだ。
     実態は真逆であって、むしろ「あうん」の呼吸でつながっていると考える。
     トランプ政権内では軍産勢力が巻き返しを図っていると伝えられる。
     つまり、米国第一主義(反覇権主義)のスティーブ・バノンと、国際主義(米単独覇
    権主義、軍産複合体)のH・R・マクマスターらが対立を深め、バノンがNSCから放逐
    されてトランプは軍産勢力の軍門に下ったと伝えられる。
     今回の一件は、「そうは言っても、ホラ見てみなよ。いくら軍産がイケイケなっても
    ペンタゴン(マティス)がそっぽ向いたら何にもできないんだぜ!」と満天下にさらした
    ことになったのだ。

     ベンさんは「トランプは変節した」というけれど、それは純粋すぎる、理想論すぎるの
    であって、政治家は清濁あわせ呑まないといけない。


     
     ▼トランプの過激にやって軍産を振り落とす策に協力する中国

      トランプは、4月に入って新たな大芝居を演じ始めた。有力な側近である
      ジャレット・クシュナー(シオニストのユダヤ人)を、米国第一主義のバノン
      と激しく対立する国際主義者としてでっち上げ、バノンとクシュナーの戦い
      が激化し、軍産がクシュナーに加勢してバノンがNSCから外されて無力化され、
      トランプもバノンの戦略を捨てて軍産の傀儡へと大転換したことにして、4月4日
      にミサイルをシリアに撃ち込み、プーチンと和解する試みも放棄してロシア敵視
      を加速し、北朝鮮に対しても先制攻撃や政権転覆に言及し、融和策を捨てたか
      のように振る舞い始めた。 (Trump's turnaround - real, or optics?)

      軍産の目標は、軍事を活用した覇権維持だ。ロシア中国イランといった非米反
      米諸国とのとろ火の恒久対立を希求する半面、勝敗を決してしまう本格的な世
      界大戦を望んでいない。トランプが突然やりだした過激策は、軍産のとろ火の
      戦争から一線を越えてしまうもので、トランプの過激策に対し、好戦策を扇動す
      るマスコミはこぞってトランプを賞賛し始めた。しかし、軍産はむしろトランプを止
      めに入った。トランプが対北過激策へと動き出したのは、バノンがNSCから外さ
      れる前の3月中ごろからだが、このころから米マスコミに、トランプは北に融和策
       をやった方がいいと主張する論文がよく載るようになった。
       (核ミサイルで米国を狙う北朝鮮をテコに政治するトランプ)

      トランプは、異様な好戦策をやり出し、軍産が止めに入ると、それではという感じで
      習近平を米国に呼び、米中協調で北を威嚇しつつ、北が核開発をやめたら融和し
      てやる策を開始した。トランプは、米国の戦略をいったん好戦策の方に思い切り
      引っ張った後、当初やりたかった米中協調の融和策を実現しようとしている。
       (Trump Walks Into Syria Trap Via Fake ‘Intelligence’. by Justin Raimondo)

                         ~ 田中 宇の国際ニュース解説 ~
 


    軍産に取り込まれたようなフリをして過激に突っ走る風に見せえて逆に軍産に制止させ
   てこの様子に同調する中国に協力させる・・・・ホントにこの通りならトランプは狸どころか
   たいした政治家ではないか?

    金 慶珠氏や内田忠男氏によれば、何にもしないフリして中国は「石油止めるぞ」という
   脅しも含めて北朝鮮と裏交渉するという。
    4月25日までに北朝鮮が何にもしなければこの裏交渉が遂行されたということだろう。
    つまり、トランプの中国に協力とりつけた北朝鮮対策はとりあえず成功したということに
   なる。 

    アメリカも大きな転換期であって政権内も敵味方が入り乱れている。
    「敵を欺くのは味方から」・・・これくらいの腹芸できないと現在のアメリカ大統領は務まら
   ない。 
    精神分裂症のような「読めない男」トランプこそふさわしいのかもしれない。

 

   





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