素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

「日本は民主主義国家でないから共謀罪が罷り通る 」 と彼なら言ったろう。



    
    本日(23日)にも共謀罪が衆議院を通過する見込みだ。
    委員会採決の時も野党はアリバイ程度の抵抗・反対をしているように見えた。
    安保法制の時、大立ち回りした野党議員の姿は見当たらず目立つのは山尾志桜里議
   員くらいじゃないか。
    私よりもっとふがいないと怒っておられる人がいる、またもやコール&レスポンス、平野
   貞夫氏だ。

     「民進党をはじめ、今の野党は頭デッカチの優等生ばかり。国会審議を法定
      のような“ かしこまった席 ” と勘違いしていますが、国会は知力と胆力を
      争う場です。議事法規も戦時国際法に近い。いわば “ 何でもアリ ” の世界。
      例えば国会法は侮辱発言を禁じています。安倍首相の 『 読売新聞を熟読
      して 』 答弁だって、質問した議員が 『 侮辱された 』 と思えば即座に議長
      に懲罰を申し立てればいい。森友学園疑惑でも 『 政府が関係資料を出して
      こない 』 と泣言う前に 『 出すまで審議に応じない 』 と国会止めたらいい。
      今の野党には審議拒否へのアレルギーがあるようですが、そこまでしなけれ
      ば国民は振り向いてくれません。国会で野党が大暴れしてこそ、政権批判の
      機運が初めて盛り上がるのです」

                           ~ 日刊ゲンダイ 5月23日 ~
   


     国民の中には共謀罪が本当に「テロ等準備罪」だと思っている人が意外と多いのかも
    しれない。だからこそ、某お笑いタレントが「テロ防止のためなら 『共謀罪 』賛成」といっ
    ても批判どころか注目が集まるのだ。これに関しても平野氏はズバリ言っている。

      「共謀罪は戦争国家づくりの総仕上げ。戦時体制の構築には特定秘密保護法、
       や安保体制など “ ハードウェア ” だけでは足らない。国家の意思に抵抗し、
       賛同しない国民を恫喝して拘束する “ ソフトウェア ” が必要なのです。戦時
       国家の完成が目前に迫り、今、本当に 『 共謀 』 しているのは誰か。
       最近の首相の言動は、国民と憲法と民主主義に対するテロ行為です。
       野党は政権批判をためらう理由はない(後略)」

                                ~ 引用 同上 ~


     今やバブルすら知らない、わからない世代、円高株高などあり得ないという世代が増
    えていることから共謀罪 ⇒治安維持法なんて考えられない、それは左翼の世迷言と笑
    う人がいるから日本維新の会、丸山穂高議員のようなドヤ顔する輩が現れるのだろう。
     もっとベタに言えば戦争を知らない世代だらけになったということだ。
     (かく言う私も戦後生まれでもちろん戦争を知らない。でも、仕事仲間 K とよく言いあ
      うのだが、「我々は街角で乞食のように物乞いする傷痍軍人をギリギリ知っている
      世代」であります。)

     それでは最も戦争を知る人物だったら共謀罪について何と言うでしょう。
     彼なら 「 日本は民主主義国家でないから共謀罪が罷り通る」と言ったでしょう。
     彼とは誰か?
     石原莞爾です。石原莞爾は関東軍作戦参謀で、わずか1万数千の軍で張 学良率い
    る23万の軍隊を打ち破り満州国建国を成し遂げた人物です。
     東京裁判酒田法廷に出廷する前、米国記者に「日本の敗因は何か?」と問われてこ
    う答えている。

      「日本の真の敗因は、民主主義でなかったことだ。特高警察と憲兵隊の
       おかげで、国民はいつも怯えていた。しかしこれらの警察力が、今除去
       されたということが、ただちに日本の民主化を意味するものではない。
       が秘密警察が破壊された以上、マッカーサーは日本人の手で追放を行
       わせるべきである。総指令部のやり方を見ていると、どうも信用できない
       人たちの情報に頼っている、というのが現状だ。
       新聞関係のあなた方などが総司令部が真実を知りうるように、大いに助
       力されるころを、私はお勧めする」

        ~ 早瀬利之 著 「石原莞爾 マッカーサーが一番恐れた日本人」~
 

    現在の日本が民主主義国家ではないとしたら反論も多いだろう。
    でも、日本の戦後民主主義が民主主義でないことが平成の世の政界を見ていると、いよ
   いよ明きからになりつつあると思う。天皇制である限り、民主主義とは相いれないのだが、
   二大政党制すら根付かないのだから、やはり日本は民主主義国家ではないのではない
   か。与党の強硬採決にしても、民意を反映した選挙で多数を占めた与党による採決なの
   で民主主義ではないかと与党はいいたいのだろうが、その選挙そのものが公正に行われ
   ているかどうか怪しいのだからね。

    何故、日本が民主主義国家でないのか本格的に論じたら長大になることから別の機会
   に譲るが、石原莞爾は「(戦前の)日本は民主主義国家ではなく、特高警察が幅を利か
   せて国民(学者、知識人も)は怯え、もの言えなくなったから日本(軍部)は道を誤った」と
   言いたかったのだろう。

    「俺を戦犯にしろ!何故、俺を戦犯にしないんだ!」と言い張った男、石原莞爾。
    満州事変の当事者、戦争起こした張本人の一人、石原莞爾。 

    彼の言葉は、いまだに民主主義国家でない平成の日本にずしりと響く。






   
   

 
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