素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

鳩山首相、小沢幹事長辞任 後編




   いかにも計算されたような事態だが、本当は平野一派の妨害にあい沖縄訪問等すべてが
  後手後手にまわったようだ。
   端的に言えば、平野官房長官に裏切られたということになるだろう。

   それでも、ダッチロール作戦は進行していく。
   悪く言えば「ブレまくり」なんだろうが、鳩山氏は超やわらか頭なんだと思う。
   私のかつての上司も超やわらか頭だったから察しがつく。
   第三者からは、矛盾だらけの支離滅裂、うねうね揺れ動きながらも結果としては矛盾しな
  い、そんな人がタマにいるものだ。
   だた、私のかつての上司と鳩山首相の全く違うところは「決定力」だ。
   鳩山首相は「決定力不足」、日本のサッカーみたい。

   「決定力不足」の首相を官邸スタッフ、外相、防衛相、沖縄担当相がサポートするなら、何
  とか道が開けるのだが、サポートどころか足引っ張っているなのだからどうしょうもない。
   特に沖縄担当相、前原氏は協力どころか、外遊して首脳の悪口いいまくりなのだから話に
  ならない。「基地問題」はどうせ首尾よくいかないのだから、次を睨んで自らが汚れることを
  避けたのだろう。

   周辺スタッフが非協力的でも、交渉のテーブルに載せることができたのだが、やっぱり米
 国に切り札」(ジョーカー)切られてしまったんじゃないかと思うのです。
  朝鮮半島の緊張を鳩山首相は繰り返し指摘したが、
 ダテではないと思う。仮に「新・朝鮮戦争」になれば、意外に長期化するという専門家
 の予測もあります。「抑止力」としては、在韓米軍で事足りるとしても、機動力を考え
 ると海兵隊は沖縄に必要ということでしょう。


   いずれにせよ、鳩山「友愛精神」は民主党内では通じないようだ。
   やはり、「友愛」よりも「統治」なのであって、どうも国内統治に収斂してしまう。
   私は、本当の意味で国内統治力のあった首相は竹下氏が最後じゃないかと思って
  おります。

   橋元氏が該当するかのようですが、最後をみるにつけやはり疑問符がつきます。
   いや、小泉氏がいるじゃないかと思われるかもしれませんが、彼は国内統治能力が乏しい
  が故に、「ヘビ族」(ブッシュ一派)の力を借りたんだと思います。因みに小泉家とブッシュ
  家のつきないは祖父の代、又次郎氏とプレスコット氏の時代まで遡るようです。
   小泉氏は政界における統治能力は乏しくても、検察、マスゴミを掌握し、警察の一部をも
  手中に収めていたんだと思います。
  (三井環氏のことは書きそびれてしまったので、この機会に書こうかしらん)
   
   よく小沢氏は独裁者と言われますが、とんでもないことです。
   どこの国に検察に狙い討ちにされる独裁者がいるでしょうか?
   それにあんなに人気のない独裁者はいない。
   (ただ、他の民主党代議士と力量が違いすぎるだけです)

   独裁者とは、検察、警察、マスコミを掌握し、なおかつ親衛隊(秘密警察)にガードされ
  ている人物のことをいうのです。そういう意味で、小泉氏の方がよほど独裁者の資格を有し
  ています。
   秘密警察?裏の暴力装置も持っていたようですから。
   ネット上では、これらが常識でも世間の多くには今だにこれらの認識がありません。
   
   そんな世間の人々とマスゴミが「世論」という空気を醸し出し、それにより政権を倒し
  短命政権を作り続けておきながら、「政治不信」とか口にしているといったら言い過ぎで
  しょうか?
   
   小沢氏辞任の原因は、いわゆる「政治とカネ」とやらです。
   今まで散々書いてきましたので今さら述べる気もしませんが、付言すれば
   日本人は徹底的に「世間」と「穢れ思想」に呪縛されているということでしょう。
   つまり、論理的思考や合理的判断に不向きだということです。
   小沢氏辞任を受けて、みんなの党・渡辺善美氏の発言は印象的でした。

    「あれだけ世間を騒がしたのですから(辞任)は当然です」

   当人の政治倫理や犯罪性よりも、クリーンであること、すなわち「穢れていないこと」が
  重要なのが「世間」のオキテです。どうも「穢れているようだ」と「世間」を騒がした時点
  で「悪人」なのです。おそらく、これが日本人の心情に一番しっくりと馴染むのだと思い
  ます。
   今までの歴代自民党「疑惑の議員」は選挙で勝利すれば、「禊(みそぎ)は済んだ」と言
  ったものでした。これからはどうなんでしょう。
   
   何のかんの言っていままではそれで良かったのかもしれません。
   ネオ・コーポラティズム⇒ファシズムに傾く時代、日本人のこの心性は実に厄介だ
  と私は思っております。
                         
                             (了)



 

世間とは何か

言わずと知れた阿部謹也先生の名著。
私はかねがね、本書を高校の副読本にすれば
いいと思っています。もっとも高校生や大学生
に「理解」はできても「わかる」はずないか。
PTAになったり、途絶えた同窓会がまた、
集まりだした頃にわかることかもしれない。






   
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