素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

江戸三十三箇所 第九番 定泉寺

   


   《定泉寺》

              山 号:東光山
              院 号:見性院
              寺 号:定泉寺
              御本尊:阿弥陀如来、十一面観世音菩薩
              宗 派:浄土宗



   さて、お寺巡りに戻ります。
   まずは縁起から。

   元和7年(1621)本郷弓町にあった「太田道灌の矢場跡」を旗本蜂屋九郎次郎善遠が拝領
   し、その地に堂宇を建立。増上寺定誉随波上人を開山に迎え、東光山見性院定泉寺と号
   した。その為江戸時代「矢場の定泉寺」といわれた。明暦の大火後現在地に移り今日に
   至っている。現在地に移転してきた当時は、本堂庫裏、山門鐘楼等が建てられ、なかんず
   く鐘楼に納められていた鐘は、武州江戸丹波守藤原重正の作で、黎明を破り月光にほえ
   る響は駒込の名鐘の一つと称された。また、本堂内に本尊阿弥陀如来と共に観世音菩薩
   が奉安された。
   この観世音菩薩について享保20年開版の様子には参拝が絶えずとあり、昭和新撰に再
   び第9番札所として、伊勢「白子の悟真寺」より当寺へお迎えしたものである。

                       ~「昭和新撰江戸三十三観音札所案内」~



定泉寺 山門  江戸九番


 〔超基礎からわかる佛教〕~浄土宗の巻~
  
   浄土教の一派で、法然房源空(1133~1212)を宗祖とする。
   「浄土三部経」を所依の聖典とし、他力本願・専修念佛による極楽浄土への往生を
   宗旨とする。法然の死後5流派に分派したが、今日、浄土宗、西山浄土宗に展開した。
            
                   ~出典「日本佛教語辞典」~

     そもそも浄土教とは何ぞよ。
   
   現世における称名念佛により死後に極楽浄土への往生を願うことを宗旨とする佛教
   の一派。念佛結社の百連社を創始した慧遠(334~416)により阿弥陀信仰が始まる。
   わが国へは天台の教学の中に常行念仏・常行三味の説教として移植された。

                  ~出典 同上~

   今 東光大僧正が曰くのごとく、天台宗がそもそもの大元なんだね。
   浄土教のもう一派あって、もちろんそれは浄土真宗。
   江戸三十三箇所では、浄土宗の寺院が一番多い。
   対して、浄土真宗は一つもない。どうしてだろう。

   
   ところで「極楽」と「浄土」は同じのだろうか?

   「浄土」 ①「清冽な国土」の意で、「ある佛が統宰する国土」すなわち「佛国土」をいう。
        ②宗教的理想郷。佛・菩薩の世界は衆生の帰趨するところとして理想化され、
         弥勒佛の「兜卒(とそつ)浄土」、釈迦牟尼佛の「霊山浄土」などの信仰が
         生じた。宗教的理想郷としての浄土に関する信仰は、四世紀ごろ以降のこと
         である。
        ③阿弥陀佛の信仰が唐代以後鼓吹され、念仏が流行するようになると、浄土は
         阿弥陀仏の佛国土「極楽」と同一視されるようになり、ついには同義語に
         なった。「極楽浄土」という熟語はその過程に成立した語である。

                   ~出典 同上~

   
   もともとは別の佛の世界が、一緒になってしまったわけだ。
   同じなら一つにすればいいと考えるのは、合理主義の毒されているからか。
   融通無碍の佛教はそんなことはしない。
   


定泉寺 本堂
                 定泉寺本堂


定泉寺 地蔵
                定泉寺夢現地蔵尊


                              (第九番 了)





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