素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

小泉・竹中・田原ライン

もう「コールドゲーム」がみえた野球の試合のように、民主党の圧勝
が喧伝されている昨今、もはや人々の関心は民主党政権樹立後に
向かっている。
よって、「サンプロ」で各党党首の論戦が繰り広げられても、正直、
期待できないのだが、「郵政民営化」見直しについての言説はおもしろかった。

司会の田原総一朗氏がフリップを出して、

 「民営化とかいっても国債ばかり買っていて、ちっとも金融市場で運用しないじゃないか!」

といって例によってけしかける。
 ~多少の語彙の違いはあるかもしれませんが、趣旨を採録しました。以下も同様です。~

 それはちょっと、ないんじゃないの?

舌の根の乾かぬうちとまでは言わないが、同氏はついさっき、

 「いろんな政策はあるが、財政状態を考えてますか?」

みたいな発言していたじゃない!
 
 他にも金融機関はあるけれど、国債の最大の引き受け先は「ゆうちょ銀行」でしょう。
 「ゆうちょ銀行」が国債引き受けなくなったら、どうなるの?
 予算編成できないじゃないの?
 
 「郵政民営化」見直しに関して、利便性の低下、地域社会(田舎)の崩壊etc、
叫ばれています。たぶん、そのとおりなのでしょう。
 でも、隠れた最大の肝は、「ゆうちょ銀行」が国債を引き受けなくなってしまうことです。
 このあたり、込み入っていて詳述すると長大になるので、思いっきり省略しますが、
「ゆうちょ銀行」が完全民営化されると、「ゆうちょ銀行」も厳格に新BIS規制(バーゼルⅡ)
が適用され、本来ならボツワナ並みの格付けの「日本国債」を引き受けるわけには
いかなくなってしまうというわけです。

 そうするとどうなるのでしょう?
 国債暴落、国家財政破綻への道を一気に進んでいくでしょう。
 「郵政民営化」によってもたらされる、たかだか経済的効用、及び官僚制の悪弊
排除と日本の国家財政破綻、どちらが重いかは言うまでもあるまい。
だからこそ、郵政グループの株式は上場凍結しなくてはいけない、完全民営化
させてはいけないのです。


 田原氏はこの辺、わかっているのかね~。
 もっと世間に認知されているレベルでいうなら、「改革」の美名のもとに、
「郵政米国化」、いや「郵政ユダヤ化」、「郵政ヘビ族化」の危険性を認知しているのかしらん。
 そんなに単純じゃない!?
 この番組で、麻生首相が
 「もっと早く民営化していたら、リーマンショックでごっそりやられていた」
とコメントしていた。タマにはいい事いうね~、まさしくそのとおりです。

 田原氏は、「それでも小泉改革を支持する派」であることから、世間では今や
袋叩きの竹中氏を当番組に出演させ、擁護の論陣を張っている。
「小泉・竹中・田原ライン」ですね。


 表面的に「郵政民営化」の効用を考えるなら、それも一理あるだろう。
でも、田原氏はそこから先、私が述べてきたことは思考できないのだと思います。
 認知は出来ても信じていないのです。
 何故か?
 それは彼が「戦後知識人」だからです。ここで言う「戦後知識人」とは「陰謀論に
はまったら知識人としてお終いだ」という観念に囚われている人々のことです。

 以前も、菅沼氏の言説を紹介したように戦前は、「闇の勢力」=「ヘビ族」研究は
深く行われていました。さらに、小村寿太郎は「フリーメイソン」を禁止する法律を
作りました。これら「戦前の遺産」は戦後、いっさいダブーとなったのです。
 一般国民にはWGIP(War Guilt Information Program)が行われ、インテリ層
には「『陰謀論』をせせら笑う」洗脳が施されたのでしょう


 だから、「郵政民営化」の背後でうごめく彼らなぞ、見てはいけないのです。
 そうしたら、表面的な効用だけを捉えて「郵政民営化」を是とする論陣をはるでしょう。
 「21世紀の知識人は、失われた「戦前の遺産」に気づかないといけないと思っています。
 それが出来ない人は、あくまで「戦後知識人」であるとして、私は今後、相対化して
いくつもりです。

 因みに、田原氏の奥様の葬儀を取り仕切ったのは大手広告代理店・D通です。
 一見、タブーに切り込んでいるジャーナリストのように映りますが、要するに
彼はそういうスタンスの人なのです。
 誤解のないように付言しますが、私は彼の功績は認めていますし、決して嫌い
な人ではありません。フリーランスでTVの帯番組を持ち続けるとは、そのように
現実と折り合いをつけていかなければならないのでしょう。

 でも、だからと言って彼の発言を額面どおり受け入れることは危険だと思います。
 田原氏に限ったことではありませんが、メディアで活躍する人の発言は、割りびいて
考えなければいけません。

 
 植草一秀氏なぞ、民主党が政権とったら、田原氏は「TVから消える」とまで言っております。
この人も涼しい顔して、結構過激です。~「マスコミも政権交代」かしらん~



スポンサーサイト

メディア | コメント:0 |
<<ゲームのように進行する!?新型インフルエンザ!(その2) | ホーム | ゲームのように進行する!?新型インフルエンザ!>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |