素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

朝生 「米中新冷戦時代と日本」 

   


   久しぶりにハードで刺激的なテーマの朝生だったので、録画してじっくり観てみた。
   パネリストは以下のとおり。

    生方幸夫(民主党・衆議院議員)    下地幹郎(国民新党・衆議院議員)
    片山さつき(自民党・参議院議員)    浅尾慶一郎(みんなの党・衆議院議員)
    井上哲士(日本共産党・参議院議員) 潮匡人(国家基本問題研究所評議員)
    宋文洲(ソフトブレーン創業者)     高野孟(ジャーナリスト)
    富坂聰(ジャーナリスト)          村田晃嗣(同志社大学教授)
    山口昇(防衛大学教授)          渡部恒雄(東京財団上席研究員)



   冒頭はテーマそっちのけで小沢批判、いや小沢偏向言説のオンパレードだったね。
   幹事長辞めて3ケ月でなぜ出てくるのくらいの認識しかない「B層」とやらは、これらの言
  説こそ正統だと思っているんだろうな、きっと。
   パネリストがそもそも、さもありなんという面子だからね。
   一時、小沢批判の急先鋒であった民主党、生方氏、小泉チルドレンの片山さつき女史、
  ネオコンの牙城、戦略国際問題研究所(CSIS)非常勤研究員、渡部恒雄氏、
  親米保守の政治学者、村田氏etc。
   こちゃこちゃ批判しているけど、極めて単純なことだと思うけどね。

    ① 菅政権が「マニフェスト」放り出して官僚のいいなりの自民党政治と変わらないこと。
      (これは政策転換ではなく、思いっきり公約違反)

    ② 経済オンチのみならず、菅首相がそもそも「宰相の器」でないこと。
      (野党の舛添氏すら、この点を仄めかしている)

   
   他にもいろいろあるけれど、「菅には任せていられないから俺が出る」ということでしょ。
   (繰り返すが菅政権がしっかりしていれば、小沢氏がつけ入るスキはなかった)
    村田氏は小沢政権が誕生しても「支持率低下」、「証人喚問」、「問責決議案」等で、
   事態は好転しないし、政権は息詰まると述べた。
    これには国民新党、下地氏が

     「政治家はそんなことは百も承知で、それでも乗り越えられると思うから出馬するん
      ですよ」

    とピシャりと釘を刺した。    

    それにもかかわらず、民主党と関係の深いジャーナリスト、高野孟氏まで小沢批判を
   展開するとはチト驚いた。後述するが、政策的議題になると、生方氏も高野氏も
   「小沢さんを支持します」「賛成です」と変わるんだよね。(笑い)
   ワイドショーと同じで構成台本に「冒頭は小沢批判をしてください」と書いてあるんじゃ
   ないか!!
    さもなければ、小沢という人物は嫌いだが、政策は一理あると思っているのか。
    そういう人は少なくないだろう。でも、やがて全部嫌いになったりするのだけど。
  
  

  
   本題に入ると、「核心的利益」、「第1列島線」、「第2列島線」、「藍色海軍」といった
  テクニカルターム(専門用語)をい使って、中国の軍事的拡大、中国の脅威が語られる。
   中国が何をしたいのかわからないとも発言された。
    (そうかな、私には至極わかりやすいのだが)
   当日のパネリストは例えわかっていても、機微にふれる部分はTVで言えないだろうし、
  地政学等軍事的基礎知識、認識に欠ける我々が聞いてもわかるはずがないのだ。
   冷静に考えればこれらの議論は不毛といえば不毛だろう。

   我々が記憶の留めて置かなければならないことは、中国が空母を配備した
  がっていることであろう。
これが意味することは、中国が太平洋、インド洋、アラビア海、
  アフリカに至るまで、シーレーンの安全を確保するという名目で制海権を拡大しようとして
  いることだ。

   さらに、中国が空母を持ったからと言って、すぐに米国第7艦隊を凌駕することは
  到底無理であり、空母を含めた艦隊の軍事的オペレーション能力の育成には約20
  年かかるということをしっかりと認識しなけらばならない。

   防衛大学、山口氏によると、海上自衛隊は世界的レベルで相当に強いのだが、空母を配
  備した中国に対抗するには、動静を睨みながら同様に約20年の準備期間を要するというこ
  とだ。中国が軍事的オペレーション能力を具備するまで約20年かかるからといっ
  て、のんびり構えているヒマはなく、今から約20年後に備えて準備に取り掛からな
  ければならない。


   もう一つ、中国中央政府が徐々に軍部を抑えきれなくなりつつあることも押さえて
  おかなければいけない。

   「中国が何をしたいかわからない」とのんきなこと言っていたが、少なくても人民解放軍の
  やりたいことははっきりしているのです。現在のアメリカのように軍事力によって、
  世界覇権国家になりたいのです。
近代を通じて蹂躪され続けた中国の「中華思想」は、
  痛めつけられた分だけ反動パワーとなって「外へ」向かっていく。漢民族が支配した偉大な
  る明代、唐代をめざして。

   中国のエリートとはそれくらいのスパンで物事を考えていると思う。 
   
                                  (つづく)







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