素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

ブロガー危うし!?  前編

   




   「9.11」、2度あることは3度ある、は起こらなかった。
   以前も書いたように悪い予想ははずれた方がいい。
   でも、牧師がコーラン焼き捨てるとか発言して、イスラム教徒を刺激している。
   やはり、どうもきな臭い。
   この件は稿を改めるとして、今回はもっと身近なことを書こう。

   ネットはマスゴミと違って何でも自由に発言できる!?
   確かに今のところ、思想、言論、表現の自由は担保されている。でも、2ちゃんねるも言論
  規制が進んでいると聞くし、どうもよからぬ兆しを感じる。

   ベンさんやジェイ・エピセンターさんから、ブッシュ一派のこと、ファシスト国家になりつ
  つあるアメリカについて聞かされているが、堤未果著「アメリカから〈自由)が消える」を読
  むとより具体的によくわかる。


   2001年9月11日の同時多発テロで、それまで外から攻撃されたことのなかったアメリカは
   一気にヒステリー状態に陥った。『テロとの戦い』というキーワードがばら撒かれ、
   「報復」「戦争」といった文字が連日トップ・ニュースを飾り、職場や家での会話が次の
   テロの可能性と、どうやって身を守るかという話題に集中してゆく。星条旗の売り上げが
   史上最高記録を達成し、スーパーの銃売り場に人々が殺到した。ターバンを巻いた人々
   が、無差別な暴行に遭い始めたのもこの頃だ。
 
   どっちを向いても『テロとの戦い』しか報道しない大手メディアにうんざりして、イン
   ターネットで大手メディアでは報道されていないトピックに行きつくたびに、翌日その
   サイトそのものが消されてしまう。
          (中略)
   
   「テロとの戦い」の名の下に、国民が四六時中監視され、盗聴され、飛行機にも乗れなくな
   り、理由もなく職を失い、逮捕され、ある日突然姿を消すというSF映画のようなことが、
   いま現実になっている。

               ~ 「アメリカから〈自由)が消える」 まえがき ~


   アメリカ市民自由連合(ACLU)はNSLを、「一般人の個人情報を広く収集し、無期限
   のかん口令を強制するのは憲法違反だ」として司法省を訴えた。
   議会の要請で司法省が発表した2003年以前から2005年までのNSL実態報告書によ
   ると、「愛国者法」成立前の2000年以前は年間8千5百件だった発行数は、2003年
   の時点で3万9千件、2005年には4万7千件と年々ふくれあがっている。 

                     ~ p108 ~


     (注) NSLとはFBIに、裁判所の令状なく電話や銀行、クレジットカード
         などの個人情報を求める権限を与える許可文書のこと
   


   当局は国民の個人情報を収集したがっているようだ。
   日本では「個人情報保護法」が施行されているが、いざとなれば脆弱だろう。
   いや、守るべき個人情報は、権力者の個人情報かもしれない。
   因みに、NSLは1986年、レーガン時代に出来ているという。
   つまり、「9.11」で世の中変わったようで、実は80年代から「仕込み」は行われていた
  ということだ。
   
   監視の目は、データベース化された世界だけではない。
   リベラル系、性的マイノリティーの本、前衛的な本を多数在庫する本屋で、より直接的な
  行動がとられているようだ。

    「顧客が本屋を出た途端に警察が来て、『今あの客は何の本を買ったのか?』と
     聞いてくるのですよ。」

                ~ p181 ~



   うっとうしいたら、ありゃしない!
   これは個人に対してであり、もちろん言論のプロにも監視・規制は露骨に行われている。

    「ジャーナリストに対する圧力は、もうオブラートに包まれたものではなくあからさま
     なものになりました。この流れに抵抗しようとすることは、文字通り命がけの試みに
     なってきます。

     連邦裁判所がニュースの出所に関する守秘義務を否定する判決を下したり、
     記事に対する当局の検閲、介入が明らかに強くなりました。


     記者やキャスターが次々に失職しているのは、メディア全般の経営難だけが理由では
     ありません。

     アメリカ国内で逮捕されるジャーナリストの数は過去最高を記録しています。

     私たちは今までにないほどの困難に直面しているのです。」

                             ~ p119 ~


   ニュースソースの秘匿を否定する判決は、全米メディアを震撼させ、ドキュメンタリーにも
  なった。
    ~この海外ドキュメンタリーを基に「メディアの危機」について書こうと思い、何度
     目かの夏が過ぎてしまった(反省)~ 

   そうは言っても「自由の国・アメリカ」、特に言論・表現の自由に関してはウルサイ国で
  あることから、だまっているはずがなく、抗議運動が行われている。

   インターネットの世界や図書館における、政府の個人情報の収集に反対する動きも
   活発だ。2007年12月14日、ウェブページやマルチメディアの資料を保管す
   る団体、インターネットアーカイブ、デジタル社会における個人情報を保護する
   NGOである電子フロンティア財団、およびアメリカ市民自由連合(ACLU)の
   三者が、連邦捜査局(FBI)がインターネット利用者の個人情報やウェブ利用者
   の個人情報を堤出するよう要請したナショナル・セキュリティー・レターズ
   (NSL)に対して撤回を求めるよう訴訟を起こしている。
   
   その結果、1年後の2008年4月21日にFBIはこれに関するNSLを撤回し
   た。
   
   ACLUのメンバーのひとりであるギャレット・ボーカスは、この勝利がインター
   ネットを活動拠点にする人々にもたらしたものは大きいと言う。

   「FBIによるNSLの乱用は、ネット世界全体を委縮させていました。
    でも、怖くて誰も声を出せなかったんです。
    インターネット・アーカイブのケール会長が勇気ある行動を率先して起こして
    くれたおかげです。
    今後も引き続き憲法のなかの(言論の自由)を守るために戦い続けていくという
    彼らに、多くの人々は賛同するでしょう。(後略)」

                       ~ p179-180 ~

  
  
   しかし、ネット規制を推進しようとする勢力は畳みかけてくる。
   「過激思想取締法案」が成立すると、インターネット上のブログその他に検閲が入り、
   (過激で暴力的な思想)が取り締まられる。
    (2007年10月21日、下院通過済み)


    「この法案はネットの世界ではかなり問題になっています。
     ネットを情報発信やネットワークづくりの主な手段にしている私のようなブロガー
     たちの多くは、この法案の成立におびえ、可能な限りの方法を駆使してこの法案
     に関する情報を広めていますね。
     幅広い年齢に訴えるために、自宅の居間においた小型カメラの前でこの法律の内容
     や影響について説明し、その映像をユーチューブに載せる人も増えています。
     とにかくみな必死なんですよ。

     もし、これが成立したらジョージ・オーウェルの『1984年』に出てくる
     ような世界が現れるでしょう。
     ビッグブラザーが私たちを四六時中監視して、誰も怖くてものが言えない、
     そんなアメリカが想像できますか?
」    
                      
                       ~ p131ー132 ~


     やはりブロガー危うしなのだ!!

                           
                          (つづく)    


アメリカから自由が消える日
本書を読めばもはやアメリカが、かつ
てアメリカと別の国になってしまった
こと、及び日本のマスゴミが米国に
関して何にも伝えないことがはっきり
わかるだろう。

通勤電車の中で「サクッ」と読めます。
ぜひ、読んでみてください。  





 
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