素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

ドラッカーの言葉 #4

   



   師走の忙しいなか、いかがお過ごしだろうか?
   忙しいと感じるのは「時間が足りない」、「スケジュールいっぱい、いっぱい」と感じるからで
  あります。
   というわけで、今回は「時間管理」についてです。
 
   例え碩学の箴言を紹介するという形式にせよ、いままでは私なりに確信があってのことで
  したが、この件については自分自身、あまり自信がございません。自戒の念も込めて綴り
  ます。


     【無駄に費やされる時間】

     成果には何も寄与しないが無視できない仕事に時間をとられる。
     膨大な時間が、当然に見えながら、実はほとんどあるいはまったく役に立たない
     仕事に費やされる。
     
                   ~ 「経営者の条件」 ~


   もう少し具体的に言うと、

     【時間を奪う書類はくず籠に放り込む】

     地位や仕事を問わず、時間を要する手紙や書類の4分の1は、くず籠に放り込んで
     も気づかれない。そうでない人にお目にかかったことがない。
     
                   ~ 「経営者の条件」 ~


    【貢献しない仕事はノーと言う】

     忙しい人たちが、やめても問題のないことをいかに多くしているかは驚くほどで
     ある。楽しみでも得意でもなく、しかし古代エジプトの洪水のように毎年耐え忍
     んでいるスピーチ、夕食会、委員会、役員会が山ほどある。なすべきことは自分
     自身、自らの組織、他の組織に何ら貢献しない仕事に対しては、ノーと言うこと
     である。
     
                   ~ 「経営者の条件」 ~


   例によって、「そうは言っても・・・」であるが、「時間」の仕分けをしないといけない
  らしい。それではやはり「計画立てる」ことが重要と思いがちだが・・・。

 
    【計画から始める誤り】

     仕事に関する助言というと、計画しなさいから始まるものが多い。
     まことにもっともらしい。問題は、それではうまくいかないことにある。
     計画は紙の上に残り、やるつもりのまま終わる。

                   ~ 「経営者の条件」 ~


   「やるつもりのまま終わる」・・・確かにそのとおりだ。
   このあたりがドラッカー先生のこなれているところだ。
    計画するのがダメならもっとウマイ方法があるはずだ。
    ところが先生はこう言い放つ。

    【時間管理に万能薬はない】

     我々は、時間管理について霊験あらたかな万能薬を求める。
     速読法の講座への参加、報告書の1ページ化、面会の15分制限等々である。
     これらはすべていかさまである。それこそ時間の無駄である。
    
                   ~ 「現代の経営」 ~


    おそらく時間管理に関して多くの人が期待するのはこの辺のノウハウの伝授のはずな
   のだが、相変わらず先生はバッサリ切り捨てるね(笑い)。じゃ、先生どうしたらいい
   んですか?


   【時間の使い方を記録せよ】

     時間の活用と浪費の違いは、成果と業績に直接現れる。
     知識労働者が成果をあげるための第1歩は、実際の時間の使い方を記録
     することである。     
                   ~ 「経営者の条件」 ~



    【時間はリアルタイムに記録せよ】

     時間の記録の方法について、気にする必要はない。自ら記録する人がいる。
     秘書に記録してもらう人がいる。大切なのは、記録することである。
     記憶によってあとで記録するのではなく、リアルタイムに記録することである。
                        ~ 「経営者の条件」 ~


   「忙しいのにリアルタイムで記録せよ」なんてそんな殺生な!
   記録を見て日々のスケジュールを見直し、組み変えなさいと先生は続ける。
   行動パターンを体系的かつ緻密に考えることに時間を使うべきとも付言される。
   この忙しい時代、短時間をいかに有効利用するかを考えがちだが、これにも
  先生は異を唱える。  


    【こま切れの時間では意味がない】

     仕事のほとんどは、わずかな成果をあげるためでも、かなりのまとまった
     時間を必要とする。こま切れでは意味がない。

                   ~ 「経営者の条件」 ~



    【何かを伝えるには1時間はかかる】

     何かを伝えるには、まとまった時間が必要である。計画や方向づけや仕事
     ぶりについて、部下と15分で話せると思っても、勝手にそう思っている
     だけである。肝心なことをわからせ、何かを変えさせたいのであれば、
     1時間はかかる。
                   ~ 「経営者の条件」 ~


    【ゆとりある話し合いが近道】

     組織内の話し合いはくつろいで行わなければならないだけに、膨大な
     時間を必要とする。ゆとりあると感じられなければならない。
     それが結局は近道である。
    
                   ~ 「経営者の条件」 ~



   営業、企画・開発、技術、総務・経理、それぞれの職種で違いがあって万能薬はないよう
  だが、どうやら「時間管理」の第一歩は、「整理の極意」と同じで「捨てる」ことにあるよ
  うだ。結局、捨てない限り、どんなに整理しても部屋にモノがたまっていく。同様に必要
  ないと思う時間をバッサリと斬り捨てないと、いつまで経っても忙しい。
   さらに、重要と思われることにはしっかり時間をかけてゆとりをもって、事にあたらなけ
  ればならない。コマ切れの時間を器用に使っても近道のようで遠回りということだ。
   

   話は変わるが、プロのドライバーの仕事をご存知だろうか?
   プロのドラバーは意外と近道・裏道使わない、できる限り表通りでいく。ここぞという
  ポイントで裏道、近道使うが基本的には「本線」を行く。
   市川から船橋の奥の方へアポで行かなければならなかったのだが、京葉道路を花輪
  インターで下りるんだよね。千葉県民なら承知しているように京葉道路で渋滞するのは
  花輪インターか市川インターでありまして、「え、裏道使わないの?」と思ったのだが、
  インター下りてからもその時間帯はウソのようにすいていた。
   
   花輪インター下りて、ここでこの時間なら間違いなく10分は遅刻、いや15分以上か
  もしれないと思ったのだが、「ピッピッピッ、ピー」とアポの11時の時報と共にアポ先の
  玄関前に車つけた際には、「さすがプロのドライバーだ」とおそれいった。
   (もちろんカーナビは使わない、頭の中で所要時間計算している)
   
   「時間管理」って何かこれに似ているような気がするのであります。




   
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