素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

江戸三十三箇所 番外編 薬師十二神将、表参道に降臨。



  地下鉄「表参道」の構内を歩いていたら、新薬師寺の十二神将がPRされていました。



 背景


 薬師12ポスター



 バサラ バサラ(色つき)
  伐折羅(ばさら)大将であります。    CMでもお馴染み、元々はこんな色
                           だったのでしょう。


 シャトラ クビラ
      招杜羅(しゃとら)大将             宮毘羅(くびら)大将
                                 別名、金毘羅大将(童子)

    
   金毘羅(こんぴら)大将(童子)は、あの「こんぴら様」と同じであります。
   金毘羅はクンピーラ(kumbhila)の写音で、ガンジス河に住むイルカ(あるいは鰐、
  鮫ともいわれる)のこと。佛教に移入されて佛教の守護神となる。
   この神が香川県琴平市の松尾寺の伽藍守護神として勧進され、
  金刀羅宮(ことひらぐう)の起こりとなった。


    伐折羅(ばさら)大将の 伐折羅は、ヴァジラの写音で「金剛」または「金剛杵」
  と訳す。ヴァジラ(金剛)は密教の教学では大日如来の智徳を表象するものと
  いわれる。これも日本では、別に意味が現れた。14世紀前半から「ばさら」と
  いう言葉が現れ、「豪奢な」、「派手な」、「傲慢な」、「乱暴な」と言う意味
  に用いられた。  
   確かに色つきの「伐折羅大将」を見ていると、そんな感じがする。

   
   「日本佛教語辞典」によると、語源・信仰の起源がはっきりしているのは、この二
  神将と因達羅(いんだら)大将ぐらいであとは定かではないそうだ。




 メキラ マコラ
      迷企羅(めきら)大将           摩虎羅(まこら)大将



 シンダラ アンニラ
      真達羅(しんだら)大将          安底羅(あんていら)大将  




 インダラ 帝釈天
      因達羅(いんだら)大将


   因達羅(いんだら)は、インドラ(indra)の写音。
   インドラはヴェーダ神話第一の神で、雷を操る雷霆神であり、また金剛杵をふるって
  蛮族を掃蕩する武勇の神である。ヒンドゥー教では、「神々の王者」といわれながら
  も、昔日の面影はなくなってしまった。佛教に採り入れられて、薬師十二神将の
  「因達羅大将」といわれ、三十三天の主として「帝釈天」といわれる。

   すなわち、「因達羅大将」も「帝釈天」も元をただせば、「インドラ」であり同じと
  いうわけであります。両者を比べると金剛杵を持っていることは共通していますが、
  随分と違います。 

   「あたくし生まれも育ちも葛飾柴又、帝釈天で産湯をつかり・・・」
  寅さんはもとより、さくらもおいちゃんも「帝釈天」とは何か知っていたのだろうか?
   何だかわからんが、とりあえず頭をたれ拝むのが日本人でしょうか。

           ~ 以上、出典 「日本佛教語辞典」 ~


 空気読まない


 全景正面
   
   新薬師寺の十二神将のうち十一神将は「国宝」だそうです。
   なお、「表参道」のディスプレイは23日(日曜日)までとのこと。







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