素晴らしき放浪者の戯言

100年に1度の世界の大転換、50年に1度の日本の政権交代を見届けるブログです。 政治、経済、メディア、都市、映画etcの各分野を放浪しつつ 時たま核心に迫ります。

世界最古の会社に行ってきました。



    世界最古の会社はどこにあるのだろうか?
    なんとなくヨーロッパのどこかの国、たとえばイギリスやドイツを思い浮かべがちなの
    だが、実はここ日本にある。 
       (中略)
    大阪の「金剛組」という建築会社で、飛鳥時代から寺や神社を建てつづけてきた。
    西暦593年、難波の四天王寺を完成させたのが、そもそもの仕事始めだったとか。
    僕は世界史の年表を引っ張りだして見て、思わずのけぞってしまった。
    だって、あの預言者ムハマンド(マホメット)がイスラム教を開いたときよりも
    むかしなのである。

           ~ 野村 進 著 「千年、働いてきました」 ~


   そういうわけで、日本最古にして世界最古の会社、「金剛組」に行ってきました。
   もっとも、銀座のショールームですけど。 

  

          金剛組

   「金剛組」は宮大工集団でありまして会社案内にはこのように書かれております。

    聖徳太子が物部氏討伐に際し、四天王像に請願を立て四天王寺の建立を発顔され、
   金剛家初代当主・重光ら工匠を百済国から招聘したことに始まるようです。(西暦578年)
     
    戦国時代、織田信長が石山寺に立てこもって本願寺信徒と戦った際(石山の戦い)、
   四天王寺は信長勢の砦となり、敵方の焼き討ちに合い四天王寺の子院・勝鬘院
  (しょうまんいん)が焼失します。豊臣秀吉の全国統一のあと、1597年、秀吉の手に
  より勝鬘院の多宝塔は再建されるが、大阪冬の陣でまたもや焼失。
   
   度重なる焼失の度、四天王寺は金剛組によって再建されますが、明治の廃仏毀釈は
  金剛組自体の試練の時代となります。
   幾多の困難を乗り越えて、現在に至るということであります。


   成田山 獅子鼻
    成田山新勝寺の総門も建築。          細かい細工であります。       


   装束 多宝塔模型
    「手斧始め式」の装束等。         多宝塔の模型、これだけで幾らかしら。



   多宝塔 黒 多宝塔 赤
    勝鬘院の多宝塔(国指定重要文化財)    大本山大覚寺の多宝塔
    渋いというか地味ですね。             こちらは派手ですね。

   多宝塔 歴代
    先日訪れた「護国寺」の多宝塔。     初代・金剛重光から現当主・金剛利隆
    こちらはどこが施工したか知りま     まで39代の名前が書かれている。
    せんが、シックであります。


   ヨーロッパ最古とおぼしき会社が、1369年創設、イタリアの金細工メーカー、
  エトリーニ・フィレンツェ社だそうです。韓国では「3代続く店はない」と言われるくらい
  で、アジアでも100年以上続いた会社は少ないようです。
  
   翻って日本では、商工リサーチにリストアップされている150万社のうち、100年
  以上続く会社は、1万5千社にのぼるという。商工リサーチに載らない個人商店も含める
  と、研究者の推定で100年以上続く会社は10万社にもなるという。
   日本だけがどうして?いや、これこそ日本ではないのかしらん。
 
   こういう会社にとって、グローバル何とか、TPPで大騒ぎしているのはバカらしい
  ことだろう。

   お土産にもらった宮大工が削ったひのきのカンナくずは紙のように薄く良い香りがした。







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